一昨日に続き、【RAMENOID】さんの信州ツアーから、長野県のお店「麺道千鶏」のレビュー。私も行きたいと思っている注目店です。
==RAMENOIDさんのレビュー==
上田市の課題店
安曇野地方で美味しい塩雲呑をいただいた後は、再び峠を越えて上田市へ。
次に狙ったのは2021年9月開店のこちら。
ここまで6人が6件のレビューをしていて、平均89点台、最低点が83点。
これは間違いないかと。
目指す店は、上田市の市街地、かなり賑やかな通りから折れてすぐの場所にあった。
いくつかの店の共有っぽい広い駐車場に車を入れると、店の横には外待ち席があり、10人ほどの方々が待っている。
店頭まで行くとウェイティングボードがあったので、名前を記入し列に加わる。
後から後から客が来る人気店。
常に10人〜20人の待ちがあったかな。
ふと、私の前にいたご夫婦らしき方と、後から来た方との「おっと、また、会ったね」的な会話が耳に入ってくる。
「何時から並んでたの?」→「1時半くらいかな?」→「寒くなかった?」→「明るくなった頃はきつかった」
そんな会話だったと思う。
想像するに、今回の旅で狙いながらも食べ逃した、「ほし乃」さんのラスト営業でのスペシャルな一杯を召し上がった方達らしい。
茨城を5時近くに出た私には、到底届かない一杯だったと改めて思い知った。
30分ほどで声がかかり店内へ。
券売機制だが、並びのベンチ壁にメニュー表があったので事前に決めていた。
メニューは、醤油味、しおあじ、煮干しの3種で、明らかなワンタン推し。
当然、塩ワンタンを選択。
この上に、200円高い「特上ワンタン塩そば」というのもあったが、自慢のワンタンが倍盛りになるらしい。
こちらの価格は1200円である。
軽い中待ちを経て空いたカウンター席へ。
シャレた店舗にシャレたBGM、ご店主らしきピアスの若い男性は、髪をキチッと固めて白い調理服をパリッと着込んでいる。
助手役の女性もフロア担当で客を回す男性も、同じような身なりで統一感がある。
カウンター上には、白木のトレーにステンレスのカップに注がれたお冷や、箸とレンゲ、そして桜の模様の袋に入ったお絞りが。
この雰囲気だけでもっていかれる。
と、そんなことを考えるのも束の間、わずか3分で提供されたのは、実に完璧なビジュアルの一杯。
ご店主の作業を観察する間もなかったほど。
これ、神オペじゃ?
麺は低加水の細ストレート。
やや硬めのパツパツ食感。
白っぽいのは、灰分の少ない一等粉を使った麺なのだと想像。
こんなタイプの麺はあまり好きじゃないのだが、やはり清湯系には合うし、これだけ美しく麺線を整えられれば、これ意外に好き!と思えてしまう。
信州酒井製麺製らしい。
麺をすすった途端に口中を満たす、圧倒的な鶏の香りと旨味。
おっと、これほどとは。
他の味わいはほとんど感じない、鶏と塩的な味わいに悶絶。
(あなた動物至上主義者でしょ?塩派でしょ?鶏塩大好きでしょ?)と畳みかけてくるかのような。
いや、美味いわ。
思い出したのは、栃木の「七色のらくがき」さんでいただいた鶏塩。
あれも美味しかったが、完璧なオペとビジュアル、そして旅情が後押しし、感激も一際だ。
具は、青ねぎ、海苔、メンマ、2種のチャーシュー、3種のワンタン。
青ねぎは繊細なスライスで、ビジュアルへの貢献も大。
海苔も上質。
メンマは平べったく、これだけはけっこう普通かな。
チャーシューは、大判の豚ロースと鶏モモのロール。
ロースは低温調理してから焼いたのかな?
赤身までふっくらやわらか、縁がちょっと香ばしい。
鶏モモもやわらかく、やはり焼かれた表面が香ばしい。
どちらも絶品だ。
自慢のワンタンは3種。
・鶏ムネひき肉×生姜
・鶏モモひき肉×大葉
・鶏合挽ひき肉×薬研ナンコツ
とのこと。
それぞれの風味を堪能するが、ナンコツコリコリ以外はよく分からないまま夢中でいただいた。
ワンタンは海老が好きだが,肉ワンタンの良さを改めて思い知った。
すごいわ。
麺量は150gほどかな。
固形物完食。
スープはほんの少しだけ残してフィニッシュ。
「ごちそうさまでした。」と席を立つと、「ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」とご店主がにっこり。
女性だったら惚れてしまうやろ。
完璧だわ。
実に美しいビジュアルの絶品鶏塩ワンタン。
店主の完璧なオペレーション、隙のない接客合わせれば、大台を付けて惜しくない。
麺がもっと好みだったら90点台中盤を付けていたかも。
ああ、改めて長野、すごいわ。
若き天才の一人かな。
とにかく大満足だった。
ここのご店主は、この後行く「麒麟児」さん出身、栃木の「竹末」さんでも修業経験があるとのこと。
道理で小山の催事のポスターが張られていたわ。
返す返すも、修業先の一つ「麒麟児」さんの店主が営むこだわりの店、「ほし乃」さんの長期休業前最終営業のスペシャル限定はどんな一杯だったのかメチャクチャ気になる。
2500円だし、絶対これの上をいく逸品だったんだろうな。
















