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「林華らーめん+半林華ちゃーはん800円+餃子200円」@向陽飯店の写真3/3/17
◆街のはずれの中華料理(町田の店シリーズ)
◆味噌ラーメンを見直すプロジェクト

味噌ラーメンシリーズ第22回は、四川風の味噌ラーメン。

先日町田でも本格的四川料理が食べられる店を紹介した。
https://ramendb.supleks.jp/review/1031317.html

今回も本格的。

今や国民食のラーメン。
しかし源流は明らかに中華街の中華汁そば。
そしてラーメンが流行るほど、今の世代は中華料理の頻度・職歴が減っている。
原点を知らないと、そのアレンジ物の日本のラーメンは語れないと思うのだが。
いずれにしても、美味さには種類が沢山あることを指摘していきたい。無数の美味さ軸があることを。

店の入れ替わりが激しい町田。
店が閉店したり、出店するのが普通になってきた。
変わり身が早い。

今回の店は私にとっては意外な驚きを伴う発見であった。

最近この店に沿った、町田の街の一番はずれの道を通った。
以前あった中華料理店の跡地に新しい中華料理店が開店していた。
こんな街のはずれの人通りのない一角に新店とは。それも中華食堂。
この食品提供業の困難な時代に。
ある意味では無謀な試みである。

家に戻ってからRDBを見てみると、たしかに店が登録されていた。
登録したのは、運営当局である。
開店はつい最近の2016年5月20日。
さらに調べると、シェフは本場中国の5つ星ホテルで15年間副料理長として腕を振るっていたそうである。
さらにそのホテルはシェラトンとのこと。
一瞬目を疑ったしだいである。

シェラトンの現在の評価はまったく知らないが、1980年代の香港のシェラトンはレベルが高かった。
香港は仕事で何十回となく訪れたが、一人で食事をするときは、大陸側のシェラトン内の中華料理店に決めていた。
何故なら、上質で、口に合ったからだ。しかも当時驚くほど安かった。
子豚の丸焼きを当時出す店を知らず、ここしか知らなかったからでもある。
子豚一匹分を頼んで、あとはフィリピンのサンミゲールビールだけで堪能していたものである。
ちなみに子豚の丸焼き、中華料理で一番好きだ。
北京ダックよりはるかにイケる。
この店は知り合いのドイツ人に教えてもらったのだが、彼からは随分いろいろ食の事を教えていただいた。

それにしてもあのシェラトンとは。信じられない。

店外観
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475157?size=900#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475165?size=900#content

出前もすることが分かる。飲み放題、弁当などののぼり。
やはりここでの商売のポイントかもしれない。

まず外のメニューを
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475172?size=1024#content

なるほど。
このシェフも随分日本の現実で苦労している様子がメニューから分かる。
メニューも日本人が知っているスタンダードな陳 建民開発メニュー。日本向けに専念。
おそらく味付けも日本人向けにアレンジしているはずである。
中国本土の味は日本人には多少違和感があるはず。
塩味もかなり強くしているのが普通。
そうしないと客が入らないことになるのは必至。
少なくても広東省の塩味は、日本よりはるかに減塩である。
普通の日本人には塩味が物足りないはず。
煮魚などは塩味が相当弱い。

まだ準備中であるが、中で掃除している女性に挨拶してみる。
もちろん日本の格調高いラーメン屋とは結果が違う。
掃除の手を休め、喜んで席を薦めてくれた。
私が図々しいからではなく、表示した開店時間の11:00を過ぎていたからでもある。

店内は中華料理店らしい。
http://photozou.jp/photo/show/286324/246475197

メニュー(Lunch Menu)
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475182?size=900#content
メニュー(その他
多くのメニューがあるが、昼でも頼める)
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475190?size=900#content

担々麺ではなく、一番四川らしい予感がするものを選ぶ。

林華らーめん+半林華ちゃーはん800円+餃子200円:

先ずは餃子以外。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475205?size=1150#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475212?size=1024#content

肉味噌が多めで存在感がある。美しい。
四川らしい香が漂う中撮影に集中する。
ちゃーはんの黒さがなんとなく本物の予感。

らーめん

スープ

これはこれは・・・すごいぞ。
なかなか出ない味。
総合的にこれは担々麺に近いが、四川味噌味の汁そば。
分類を担々麺ではなく、味噌ラーメンにした。
かなり濃厚な味の集合・コク。
最初にすみれの味に衝撃を受けたものに近い味噌感覚。
すみれは日本の赤味噌・豆味噌のコクが命で濃厚乳化背脂とラードといった脂の持つ旨みと肉の旨みでコクを多くしている。

このスープのベースは甜麺醤・豆板醤、(豆鼓)と言った中華豆味噌のコク。
これに芝麻醤・ピーナッツが加わり、担々麺的要素を出す。
しかし、これは一種の味噌ラーメンと言った方が適切な気がする。
酸辣湯的酢の酸味もはっきりとあり、白胡麻、黒胡麻のトッピングも担々麺としては無駄ではない。
これに中華的香辛料と胡椒。
さらに仕上げの中華調味料類。
ベースのスープは私には判別不能。
ただし、野菜感と鶏感は少しある。

甘み、酢の酸味、塩味、苦み、旨みの味の5要素が完璧にそろえてある。これは中国でもほぼ同じ要素。
理にかなっているのだ。

これに辣油の辛味(痛覚)、花椒のしびれが加わり味を強く感じさせる。
塩味は日本向けにやや効き気味であるが、味噌ラーメンであるなら、これ位が一番受けるはずである。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475226?size=1024#content
中細、やや加水低い中加水、ストレート。
ほどよくスープを吸うが伸びずにしなやかになる。

この麺とスープのバランス、麺/スープバランスは抜群。
実際麺を啜って美味い。
ドンドン摘み上げ啜ってしまう。
かなりのスピードで啜りきってしまった。
具はないのであるが、麺だけで十分と思わせるのがすごい。
肉そぼろの効果も絶大。
よくできた味噌らーめんと言える。

餃子5個200円

届けられてから写真を撮る前にすぐ味見して、熱さを確認してしまった。その結果4個。
もちろん火傷しそうだった。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475234?size=850#content

味付けはしっかり、少しの甘みも付けてある。
野菜が細かく刻まれていて、その旨みがよく滲みだしている。
この理由もあり、野菜は細かいほど美味いと思う。
皮が薄く、焼き具合もよい。

林華ちゃーはん
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/246475241?size=900#content

色が濃いのがいい。
それだけで特別に感じる。
これは辛味をつけてもいいかもしれない。
米粒はちいさい品種。
モチモチ感が少ないもののようだ。
米一粒一粒が油でコーティングされていて、油感が少なくさっぱりしている。
画像を拡大して観察すると分かる。
塩味は抑えてある本格派。

そういえば、ザーサイが美味い。

久しぶりに町田でいいものを見つけた。
その満足感もあり、食後は元気に街を散歩した。

投稿 | コメント (6) | このお店へのレビュー: 8件

コメント

KMさん、こんにちは。

町田駅の比較的近くに、こんなお店がOPENしていたんですね。
シェラトンのシェフが日本風にアレンジしたラーメン、気になります。
店名を冠したラーメンが味噌というのも面白いです。
担々麺と味噌のハイブリッドという感じなのも自分好みかも・・・。

ぬこ@横浜 | 2017年3月28日 12:23

こんにちは。

ご無沙汰してます。
最近はRDBを見る時間がめっきり減ってなまけ気味です。
でも今回のレビューを見たら町田に行きたくなりました。
この四川風の味噌ラーメンと黒い炒飯のセットが食べて見たいですww

ayashi | 2017年3月28日 17:12

四川風の味噌。
いままであまり縁のないジャンルでしたが
非常に興味そそられる内容です(^^)

YMK | 2017年3月29日 08:52

◆ぬこ@横浜 さん
コメントありがとうございます。

ここはおススメですね。
特に貴殿には試していただきたいです。
日本風にアレンジされていますが、それでも四川の良さが残っていると思います。

KM | 2017年3月29日 15:09

◆ayashiさん
コメントありがとうございます。

こちらこそご無沙汰です。
私もパソコンに向かう時間をできるだけ短くしてます。
RDBも飽きるといけないので、最低限しか見ていません。
もうすぐ9年ですからね。
良く続いています。

ここは貴殿に向いているかもしれませんよ。
もし四川料理がお好きなら行ってください。
本当は上海料理が専門のようですが、四川もいけます。

KM | 2017年3月29日 15:15

◆YMKさん
コメントありがとうございます。

確かにラーメン屋はだいたい辣油とか豆板醤で担々麺と称していますが、中華料理店ならではの味だと思います。

KM | 2017年3月29日 15:17