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「中華蕎麦 塩 全部付 ¥1200」@中華蕎麦 三藤の写真平日 雨天 13:20 待ちなし 先客7名 後客 3名

台風が近づく都内の午後、清く澄んだラーメンすなわち清澄系を求めて西へと向かう。前回は初訪問だったがコスパ問題よりもクオリティが素晴らしく再訪を決めていた。約二ヶ月ぶりとなるがその間いろんなラーメンに出会い好みの変化もあった。前回同様の感動を得られるのかと不安もあったが期待はその上を行く。

台風の影響で風が強くなってきた雨の中での外待ち行列だけは避けたく店内のウェイティング席が多いのもこちらを選んだ要因のひとつだ。前回は五差路だと思っていた交差点が実は六差路だった事にも気づいた。交差点から見ても行列はなく計算通り。高級感の漂う純白の暖簾をくぐり店内へ。

ほぼ満席だが片付けを待って案内される。広い店内でのツーオペで券売機もないのでオーダーやお会計でしばしホールスタッフの流れが止まるようだ。着席後2分ほどしてようやくメニューが届く。前回は醤油だったのであえて塩を選択。多少お高めだが全部付にする。

本日も客層は私以外は非常に上品で夏休みの小学生を連れた自由が丘マダムや仕事中のランチにはとても見えない若い女性客たちで日本一品の良いラーメン店ではないかと思うほど。店内は奥まったスペースに仕込み場を設けてあるからだろうかスープや煮干しなどの香りは全くしない。するのは両サイドで麺をすする醤油の良い香りだけ。ふと醤油にすれば良かったかなと気持ちが揺らいだ。

丁寧は作業と接客ゆえに提供時間は早くはないがこの店ほどラーメンの登場が待ち遠しいと思える店はない。両サイドの美味そうな醤油ラーメンに持っていかれてるのもあり早く食べさせてくれと心の中で叫ぶ。

注文してから約10分ほどで到着。小さめの器に盛られた姿は塩ラーメンならではの白のグラデーションが美しいが全部付の上に撮影用に別皿で提供された味玉までインしたので窮屈そうだ。なので具材に覆われた液面からは麺の存在が確認できない。

待望のスープをステンレス製のお洒落なレンゲですくってひとくち。トップバッターは胡麻が香る。すりごまのようだ。次に鷄ベースの優しい甘みが来て最後に塩ダレの淡い塩気が追ってくる。専用の蒸し器で器を温めてあるので温度も熱々で心も身体も温まる優しいスープ。

黄色味を帯びた中太平打ち麺は箸で捉えるのが難しいほどすべすべの麺肌で口当たり良くモチッとしながらも歯切れ抜群で噛んでて楽しくなる麺。しかしスープ量がかなり少なく具材を多くしたせいかスープの中で絡み合い箸の行く手の邪魔をする。スープの味が控えめなので水分をたっぷり含んだ麺はスープを寄せ付けようとせず一体感がなく味気ない麺を食べてるかのような印象も受ける。

具材は全部付なのでさすがに豊富だ。豚ロース低温焼豚が三枚と小巻にしてある鷄モモ低温焼豚が三枚。豚ロースはしっかりと脂身があるが薄くスライスされてあるので脂っぽさはなく女性のウケも良さそう。鷄モモはかなりの薄味なので素材の獣臭さが出ていたのが残念。

味玉も最小限の味付けだが卵本来の持つ旨みが白身にも黄身にも表れていた。白身がうまい卵は本物だと思った。黄身もエサによって着色されたオレンジ色のものと違いナチュラルな淡黄色で質の良い甘みがあった。

薬味は和食材のオンパレードで茗荷と黄柚子に三つ葉、カイワレ大根に刻み白ねぎ。いずれも食感のアクセントや清涼感を生むはずなのだがすりごまの強い香りにかき消されて存在感を奪われていた。

絡み合う麺と格闘しながら食べ終えた丼にはコップ一杯程度のスープしか残ってなかった。それは麺も絡むわけである。このスープ量なら麺を半分でも良いくらいかも。それと今回は前回の醤油ではあまり感じなかった不自然な旨みが隠れていた。淡麗なスープなのでより感じたのかも知れない。

結末として前回の感動を超えられなかったが私は塩ラーメンよりも醤油ラーメンが好きなことを再認識させてくれた一杯でした。

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