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「肉ワンタン麺(黒だし)¥1000」@八雲の写真平日 晴天 14:20 待ちなし 先客4名 後客4名

昼過ぎまで寝てしまった。昨日の宿酔も残っててコンディションは最悪。こんな時こそ出汁の香るラーメンが食べたいという事でアクセス良好のこちらへ向かう。

昼ピークはとっくに過ぎているので外待ち中待ちともに無し。こちらですんなり券売機の前に立ったのは初めてかも。常に行列に並んでから何を食べようかと考えているので券売機の前で考え込んでしまった。投入した千円札もタイムオーバーで戻ってきた。久しぶりにこちらのワンタンを食べたいと思いハーフ(3個)のつもりがフルバージョンの6個入りを押してしまった。これで千円ちょうど。どうしても大好きなこちらの味玉を追加しようと思ったが小銭も千円札もなくあるのは一万円札だけ。両替しようと思ったが後続が連なって順番待ちしていたので断念し着席する。

ランチタイムは過ぎているため客層は自由業の方が多く見られる。Tシャツ短パン姿にビーサンと昼間の霞ヶ関では遭遇しない人種の方々。まぁ自身もそうなのでかえって落ち着く。それに加えておひとりの女性客も多く店内が明るく開放的な所と清潔感があるのが理由だろう。もちろんおいしさは言うまでもないが。

厨房に目を向けると食洗機の真上に厨房用のエアコンが設置してあるが食洗機の熱気をまともに受けるので熱効率の悪さを心配する。それ以外は効率の良さそうな厨房は移転を重ねるたびに工夫されてきた証しだろう。

余計なお世話を焼いてるうちに我が杯が到着。ロゴ入りの白磁の器には澄んだ褐色のスープが映える。そこにはバランス良く配置された具材が並びいつ来ても丁寧な盛り付けはブレない。今回は間違えてフルワンタンなのでボリューム感も豊か。味玉の姿がないのは悲しいが自身のミスなので仕方ない。

気を取り直して身体が求めてるいたスープをひとくち。いつもと伝わり方が違っている。普段は特出した風味や味かなく全体のバランスを保って旨みを主張してくるスープなのだが今回は圧倒的にかつお出汁の主張が強い。身体が欲しているので優先的に味覚が拾ったのかも知れないが明らかに違う。いつもとは違ってもやはり美味しい。新たなスープを飲んだらみたいで得した気分だ。ベースにはキレのある鷄スープが土台となって繊細な乾物系の旨味も宿る。円熟味のあるカエシとさらりとした香味油がよりスープにまろやかさを与える。

口中にしあわせが広がった所にどこまでも真っ直ぐなストレート中細麺を送り込む。これまたいつもと雰囲気が違う。いつもは微かにだけウェーブがかかっているが本日は完全なるストレートだ。麺のハリも普段より強く箸で持ち上げてもパキパキしているのが伝わってくる。よって噛もうとしても反発して捉えづらい。その分のどこしは良いが小麦の甘みを感じるのは難しかった。

具材のワンタン生姜や香辛料の香るしっかり締まった豚挽肉の餡をツルツルの皮が旨みの全てを包み込む。欲張ってひとくちで頬張ると火傷しそうなほど皮がスープを含み暴れまわる。今回は6個入りなので半分は普通に食べて残りの半分は行儀が悪いが餡だけを先に食べ皮をスープに戻してグルテンが溶けるのを待つことにした。要するに伸びたワンタン皮を食べてみたくなったのだ。

お気に入りの広東式焼豚は安定のうまさ。見た目は赤耳がキュートだが豚ロースの野性味は閉じ込めてあり香辛料と蜜ダレのバランスも素晴らしい。前回同様に切り分けられる部位にムラが無いことに感心していたが追加メニューの中に切り落としチャーシューというのがあった。それで端切れや形の不揃いなものに当たった事がないはずだ。他店でチャーシュー麺を頼むと部位によるムラで残念な思いをするがこちらでは間違いなく良質な上の最良のチャーシューが揃う。

極太メンマは今回の仕込みはかなり歯応えを残す作りになっていて味付けもかなり控えめ。外側の固い部分が残り歯応え派には良いがしっとりとした口の中でほどけるメンマを求める私の好みではなかった。

もうひとつ違ったのが青ねぎだ。毎回、切り口の大きな九条ねぎで独特の甘みの食感を楽しみにしていたが今回は切り口の小さな万能ねぎの小口切りのように思えた。歯触りも違っていて甘みも乏しく感じた。もしかしたら九条ねぎの先端の細い方だけが盛り付けられたのかも知れないが印象が違った。

海苔はいつもと同じで香りも豊かで厚みもあり口溶けも素晴らしく質の良さが出ている。

最後にスープに浸しておいたワンタン皮をスープとともにレンゲですくい口の中へ。先ほどよりも皮肌がつるりとしているのは溶け出したグルテンのせいだろうか甘みも増している。餡の旨みこそないが小麦の醍醐味はこちらの方がより楽しめる。雲呑の字の如く雲を呑むような舌触りだ。次回も是非やってみたい食べ方だ。

新しい出会いがありながらボリューム満点のワンタン麺をあっという間に平らげた。自分自身の体調も味覚に大きく影響しているだろうがいつもと少し違ったラーメンに出会えた。こんな素敵な店が通いやすい場所にあることに感謝したが目の前にはマンションの取り壊しが行われて新築マンションの建設計画があるようだ。ここに引っ越してきたらもっと通いやすくなるかなと完全に心を奪われた一杯でした。

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