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「中華そば ¥780+出汁たまご ¥100」@中華蕎麦 時雨の写真平日 晴天 10:30 先待ち3名 後待ち15名名

やっと課題店への訪問だ。夏前から気になっていたが伊勢佐木町という場所とタイミングが一致せず見送っていた店だ。本日も夜の会食までフリーなので体調も万全で家を出る。

皆さんのレビューを拝見すると常に混雑しているようだが、こちらは11時オープンなので横浜と言えどランチのピーク時を避けられると思い開店前の到着を目指す。東横線を横浜で横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換えて最寄り駅の伊勢佐木長者町駅だ。アルファベット表記にすると恐ろしい長さの駅のだ。

早く到着し過ぎたのか行列はなく半シャッター状態なので少し離れた場所で張り込みを開始。早すぎたので近くのコンビニに水を買いに行くと何とイートインスペースから店先が見えるではないか。暑い中で張り込みしなくてもここから見ていようと腰を下ろした。

開店10分前になっても動きはない。すると、店の隣のスーパーに納品用のトラックが駐車した。そのせいでラーメン店の入口が見えなくなってしまい慌てて店へと駆け寄るとその隙に先客が並んでいた。

しかし四番手をキープし店先で待機。定刻より1分前にシャッターが上がり開店の準備が始まる。玄関先はラーメン屋らしからぬ設えで入口までは飛び石を敷いて黒の玉砂利で覆われている。その横には対比するように白玉砂利の坪庭まであり高級感が漂う。

店内に入り券売機にてお目当てのタイトルに味玉をトッピング。自由着席のようでカウンターの正面を陣取る。店内は三人体制で導線がしっかり確保してあり仕込み用の厨房と営業用の調理場とが独立している。数々のラーメン屋での経験が活きている事を垣間見れる。

ワンロット2杯のオペで我が杯は2nd ロットで到着。シェイプされた深型の桂林丼にクラシカルとは言い難いが落ち着きのある容姿だ。

まずは赤みを帯びた紅樺色が特徴のスープをひとくち。Wスープなのは想像がつくが煮干しなどの魚介よりも鷄の旨みが先導している。しっかり目に注がれた鷄系の香味油からは地鶏の甘みとコクを感じる。

メニューや店内にも書かれているようにホロホロ鷄を使っているようだ。正直言ってキジ鍋のようなスープは飲んだ事があるがホロホロ鷄のスープは飲んだことがない。正肉こそフレンチでローストやグリエでは食したことがある。正肉の特徴は野趣はあるがクセのないジューシーなジビエの印象だ。

確かにスープからは地鶏だけでない野性味のようなものを感じる。この野性味が出過ぎても少なすぎても重なりを生まないのだろう。スープの設計図が緻密に書かれているのが分かる。

スープは液体なのでジューシーと言う表現が的確とは思わないが、とにかくみずみずしい。香味油の鮮度と醤油ダレのフレッシュさが、よりスープを芳醇に仕上げているのだろう。

美しく整えられた自家製麺はストレート中細麺でとにかく美味しい。口当たり 歯ごたえ 喉ごしの全てがパーフェクト。しなやかに滑り込んだかと思うと小麦の香りが華やかに咲いて、噛むたびに力強さもある。それには驚いた。

具材は豚ロースの低温焼豚と鶏モモの八幡巻き風。豚ロースは塊り肉で調理されているので肉の周りの部分には味が付いているが肉の中心部には味が染みてなく味気ない半生肉を食べてる感覚が残念。八幡巻きも秋葉原の超人気店のものと比べたら良い出来だと思うがラーメンの中では活躍してないかと。

追加の味玉は〝出汁たまご〟と名乗るだけあってほんのり出汁を感じるがこのスープの中では印象が薄すぎた。メンマは完全発酵の品質の良いメンマを使用してあり程よい発酵臭が残ってて好みだった。なぜか歯応えと言うか固さが全て違っていて狙ってそうしているのかも知れないが不思議に思った。

やはり終盤まで麺の強さは維持されて全くダレない最高の麺だった。具材は今ひとつ好みと外れたが麺とスープは美味さは秀逸だった。惜しげもなく注がれたスープの多さに飲み干さなかったがスープの滋味深さと薬味の九条ねぎの爽やかさにレンゲが止まらなかった。

来店前は修行先のイメージを持っていたのは事実だが良い意味で裏切られた。全く別ジャンルのラーメンだった。大満足で店を出る時には店内はおろか店の外にまで人の列が続いていた。すでに人気店となり風格や落ち着きまでも感じる一杯でした。

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