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「鷄中華 温 ¥780」@肉そば 鶏中華 最上川の写真平日 雨天 13:20 先客6名 後客1名

パスポートの更新で有楽町を訪れた後、そのまま交通会館内の人気ラーメン店に向かうが大行列に遭遇する。時間はあるので並ぶ事も考えたが今回は諦めて近隣での未訪問店の捜索を始める。

やはりこの界隈で候補地に挙がるのは激戦区の新橋だが、少し離れたところにお気に入りの店を見つけてからは新規開拓をサボっていた地域だ。大手チェーン店を含めた激戦区での店探しは大変なので無化調しばりにして捜索を続行する。

すると早い段階でこちらがヒットした。普段よく通る大通り沿いにもかかわらず印象がない。地図からすると交差点になるが隠れた路地があるのかも知れずとりあえず向かってみる。

有楽町から新橋を経由して外堀通りを虎ノ門方面に歩いていると思っていた交差点にこちらの店を大きな貼り紙と共に見つけた。こんな良い立地なのになぜ今まで気がつかなかったのか。

オフィス街だがランチタイムは過ぎているのか行列は無くすんなり入店できた。券売機には見慣れない文字が並び初見ではかなり戸惑う。後ろに客もいないのでじっくりと吟味とガン見をさせてもらう。ヘッドライナーは肉そばとあるがどうやら麺は日本蕎麦のようだ。隣にある鷄中華なるものに惹かれ温かい方を選んだ。

店内は混んでおらず様々なウンチクやチラシが貼られてあり個人店ではない雰囲気。そのウンチクに目を通していると山形県の最上川の文字が飛び込んでくる。どうやらご当地ラーメンのようだ。店内最大の特徴は演歌歌手 最上川司さんのサイン入りポスターだ。店内に流れるBGMも演歌のようで多分だが最上川司さんの唄だろう。

興味深い店内の様子に心を奪われていると3分ほどで我が杯が到着。厚手の粉引き玉淵丼の中の姿は私のラーメン像とは違っているが興味がそそられる容姿だ。

まずは琥珀色のスープをひとくち。野趣あふれる味を想像していたがその通りだった。ただ違ったのは地鶏由来の野趣ではなく具材のゴボウの植物性の野趣だった。まずは味付けされたゴボウの滋味がやってきてから鷄や鰹節や昆布など乾物系の穏やかで優しい旨味が追ってくる。出来ればゴボウを後乗せにしてスープ本来の滋味深さを味わいたかった。

麺は最近のラーメンでは少数派になった中太のちぢれ中華麺で透明度もあり、かんすいをかなり含んだ麺に見える。コシを抑えた茹で加減で歯ごたえよりも口当たりを重視している。小麦の甘みも香りも少なくグルテンも感じない。やはりここでもゴボウが主導権を握って鷄なべの〆の伸びた麺を食べてる感が否めない。

具材はラーメンの具財に定義はないが斬新な親鳥を甘めに煮たものだった。廃鶏ならではの身の硬さと噛みごたえが特徴で噛めば噛むほどに野性味が溢れてくる逸品だ。麺の具財としても良いが酒のつまみに最適そうだった。

薬味は彩りとしての水菜と糸唐辛子だが食感のアクセントとなるはずが親鳥のチカラには到底及ばず存在感は色みだけ。

中盤あたりからゴボウの香りや鷄油のコクに隠れていた食感ダレの塩気も顔を出してきた。初動では強い塩気は感じなかったが、雪国独特の醤油味の濃さが徐々に効いてきた。

しかし塩気以外は重なりを感じるラーメンだったが最初からスープに移ってしまったゴボウの香りが残念で仕方ない。ゴボウ自体は大好きなのだが最近のラーメンの傾向にある香りの強いトリュフオイルや鮮魚を押し出したスープ、焼豚に燻香を付けたりと個性を香りで演出する風潮には賛同できない。

結果、麺もスープも半分しか食べられなかったが無化調を謳われているので口内に違和感なく食事を終えることが出来た。しかし無化調を謳うのは良いが麺も添加物不使用と言うのはあれだけかんすいを使用しているのだから大声で言わない方がいいと思う一杯でした。

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