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「上品 ¥800」@一条流がんこ総本家分家四谷荒木町の写真平日 薄曇り 9:45 先待ち12名 後待ち16名

本日は意を決しての初挑戦を挑むために四谷三丁目に向かう。本当は5ヶ月ほど前に友人と訪れたのだが14時過ぎても行列が凄くて断念した事がある。友人曰く開店の3時間も前から並んでいる人もいると聞き永遠の課題店となるかと思っていた。

こちらの近くに住む友人からのLINEで目が覚めると8時半の時点で行列は数名との連絡だった。これはチャンスと慌てて支度をして向かったが新宿三丁目で丸ノ内線に乗り換えると混雑の影響で20分も駅に足留めを食らった。この間にも行列が増えてる事を考えると走り出したくなる気分だ。

9時30分を過ぎた頃ようやく地下鉄が動き出した。四谷三丁目の改札を上がり道順は知っているのでまっしぐらに向かうと最後の外待ち用の折りたたみイスが空いていた。開店15分前の現着にもかかわらず13番手を確保した。

早朝から降っていた雨のせいか行列は少ないようでオープンを待つと定刻の5分前に入店が始まった。誰しもが「おはようございます」と挨拶をしながら入っていく不思議な光景だが先客は皆さん常連の方たちなのだろう。

待機中に本日のお題を考えるが友人によると初回は基本の〝上品〟からが良いと薦められていたのでそれを信じる。オープンして20分程でカウンターへと昇格した。

店内に入り友人のレクチャー通りに店側から注文を聞かれるまでじっと待つ。水を汲みカウンター下の割り箸の位置を確認し千円札を握りしめて待っていると注文を聞かれた。「上品で」と大きな声で答えると優しい笑顔で迎えてくれた。

イメージでは恐そうな店主さんだったが全く違って、常連さん達とのやりとりもアットホームな雰囲気だが私のような他所者にも丁寧に接してくださり通いたくなるのが分かる。

注文して2分も待たないうちに我が杯が到着した。白磁の小ぶりな玉淵丼にこれでもかと言わんばかりに盛られた姿は、まさに漢。並びを含めた客の中に女性客が一人しか居ないのは本日に限ってかも知れないが十分に納得できる男らしい姿だ。

まずは闇の奥へと誘うような赤銅色のスープをひとくち。先制パンチは醤油ダレの鋭い塩気でゴング直後にカウンターパンチを食らったようだ。一発でかなりの衝撃的な塩分だ。さらには嫌いな不自然な旨味がジャブを打ってくる。ひとくち目で奥歯辺りからの唾液が止まらない。一瞬で味覚崩壊が始まり口の中の不快感とは逆に脳はおいしいと誤審を続ける。これのどこが上品なんだろうと思いながらスープは諦めた。

麺は黄色みとちぢれのある中華麺で最近あまり見かけなくなった懐かしい麺だ。スープを売りにしているのか麺は個性を見せずスープに寄り添う感じでまとまりを見せる。しかしこのスープでは麺も毒されてしまって箸が進まない。

具材は基本でも大迫力の顔ぶれ。丼の両端からはみ出ているのは豚肩ロース焼豚。大判のままスライスされた焼豚は箸に触れると崩れるほどに柔らかいが赤身の旨さは抜けて味気ない。しかし薬味の白ねぎと共に食す事で香りと食感がプラスされ美味しく食べられた。

味玉はビターなのは色付けだけで味の浸透はなく色付き玉子だった。スープの強い塩気で黄身は甘く感じたが好みの熟成感はなかった。太めのメンマも醤油味が強めだが食感が良く噛むと繊維がほどけていくのがアクセントとなってくれた。

薬味は先ほども登場した粗めの小口切りの白ねぎは生の時は焼豚と合わせても良し、スープで加熱されてからは甘みがあって良しの名脇役。大判な海苔は質が良く香りも高く口溶けも良く大変おいしかった。

赤く見えるのはカニカマだと思うがアミノ酸が入っていそうなので食べなかった。

頑張って食べたが麺を少しとカニカマとスープは全量残してしまった。初訪問だったので比較は出来ないが、今回は何かの手違いであって欲しいと思うほど私には合わないスープだった。

本音を言うと店の雰囲気やラーメン好きが集まる待ち時間の会話からも、こちらが愛されているのが伝わってきた。「朝イチの炊きの弱いスープが好き」とか「最後の方の濃いスープが好み」みたいなマニアな会話を聞いているだけで幸せな気持ちになれた。なので本日分か私の分だけか分からないがスープは何かの間違いだと信じて再訪を誓う一杯でした。

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