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「煮干そぼ 小盛 ¥730+味玉 ¥100」@煮干そば 流。の写真日曜日 薄曇り 14:00 先待ち1名 後待ち4名

先日に行ったJR大塚駅の改良工事後の駅の様子に思うことがあった。今のうちに見ておかないといけない駅が都内にもあるんではないかと。ラーメン屋を探す前に行ってみたい駅を決めてから周辺のラーメン屋を検索してみる。そこで今回の駅に選んだのがJR十条駅だ。すでに連続立体交差化計画が進んでおり駅前には超高層マンションも計画されているらしい。様変わりする街並みを目に焼き付けておこうと検索するとこちらが駅前に見つかった。日曜日の昼時を外して埼京線で向かった。

渋谷から埼京線で15分の近さなのに一度も降りたことのない駅に着いた。相対式ホームで跨線橋が残る都内では数少ない駅舎だ。ホームの両端に踏切があり再開発が仕方なくも見える古い駅だ。どう考えても西側に位置する納得いかない北口を出て向かうと線路沿いの店を見つけた。昼を過ぎても行列のある地元の人気店の店先の丸椅子にて待機する。すぐ後ろには線路とホームがあり駅構内のアナウンスと車輪の音を聞きながら待つ雰囲気も再開発で無くなってしまう風景なのかも。

先に券売機で購入した食券を回収されて待つ事20分でようやく入店。小さなお子さん連れの先客だったので滞在時間が長かったのだろう。

製麺室も併設された小さな店内の狭い調理場を五人体制で回す。その姿は「秘密戦隊ゴレンジャー」のようだ。ちゃんと女性のモモレンジャーまでいる完コピぶりだ。そうなるとキレンジャーはあの人だなと妄想が止まらなくなった。客層はご近所さんとアニメおたく風な若者が同席する混沌とした世界。携帯ゲームをしながらラーメンを食べる若者とは共感できるものが違うのだろう。

そんな年寄りくさい事を考えていると目の前に我が杯が到着した。双喜に龍の文様の切立丼の中の姿は荒々しいが仕事量が伝わってくる姿。

まずは煮干由来の水泡と銀皮の光る灰茶色のスープをひとくち。油膜も薄く思った以上にサラリとした口当たりで流れ込んで来るが焼干しのようなハッキリとした苦味が最初にアタックしてくるのは香味油からのようだ。その後に複雑な煮干しの組み合わせなのかふくよかな深みを感じる。関東では珍しいムロ節の風味が〝らしさ〟を表現している。土台を作る豚ベースの出汁も清湯として支えているので臭みは発せず旨みだけを出している。

自家製の中太麺は系譜の流れをくんで丸みのあるモッチリとした歯応えが記憶に残る。苦味は強いがあっさり目のスープの中で小麦の甘さが噛むたびにじんわりと湧いてくる。パンチ力や派手さは無いが食べ飽きしない。

具材は部位の違う焼豚が二種類でどちらも表面を炙って香ばしさが付けられている。豚肩ロース焼豚は肉感は噛み締められるが肉の旨味は抜けていたのが残念。豚バラ焼豚はとろける脂身が甘みとなって参加する。

追加の味玉は冷蔵庫から出したばかりのような冷たさが期待を外した。せっかくの熟成した黄身の濃度を活かしきれていない。

メンマは食感よりは中太麺との相性を考えられた滑らかさのあるタイプで量も十分だ。味付けも麺に寄り添うように優しく仕上げてあり好印象。

薬味は初見で荒々しく見えた原因の不揃いな玉ねぎと白ネギのみじん切りが添えてある。玉ねぎは甘味よりも辛さと匂いが抜きん出ている。まるで切れない包丁でみじん切りされたように硫化アリル独特の臭みしか感じず口内が不快なまま食べ進めなくてはならない。

ナルトは今回もパスさせてもらった。

麺を少なめにしたので早めの完食になったが自家製麺ならではの麺の細切れが丼の底に沈んでいた。玉ねぎが浮かんだスープは残したが細切れ麺をレンゲでかき集めて平らげて終わりを迎えた。

ゴレンジャー相手に厳しい採点となったが決してショッカーじゃない事を訴えたいと思う一杯でした。

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