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渋谷でも比較的閑静な東口エリアにあるお店。
近くには「つけ麺や やすべぇ」もある。
新店で、内装は綺麗で、ガラス張りの外装は一見でも入りやすい雰囲気がある。
大盛無料にも惹かれ、入ってみる。

油そば専門店であるこの店。スープを作る寸銅は本当にない。
厨房を見る限り、調理過程はタレと油の調合と麺あげ、トッピングのみ。
そのため厨房はスローな空間を醸している。チェーン系のカレースタンドのよう。
ちなみに先客2名。後から4名ほど。
味はまあ、良くも悪くも無難な感じ。意外とあっさり味。"油そばとして"意外に感じた。
麺は中太シコシコ、タレはいかにも油っこいのを創造していたがサラサラ系。
醤油ベースと何か(当然スープ由来のものではない)で旨みをプラス、さらに酢とラー油をお好みで。
酢とラー油は大量に入れるべし。でないと元味と対等なバランスが取れないしそのバランスを想定して作られたものと思われる。
酸味も辛味も不思議と強くはならず、うまくまとまってくれる。

しかし…何か足りない。
「油そば」というネーミングに肩透かしをくらったのかな。
それだけあっさりさくさく食べられてしまう。
「さーて喰うぞ!」なスイッチが入ってしまっていたばかりに食欲指数とのギャップに負けてしまったのだ。
そりゃそうだ。店のロゴにでかでかと「油」の真っ赤な字を見ると“そういう”想像をしてしまう。

油っこさに対する欲求不満を差し引いたとしても、ラーメン店の油そばにある素材感が全くなかったのは残念。
スープから取れる背油なり、ダシで味を演出するなりできればまた印象が違うのだろうけど、専門店ゆえその選択肢がない。
極めて簡素な作業工程を見ても、トッピングを別にすればすべてに“出来合い感”を垣間見てしまう。
タレも麺も事前に用意されたもの。
失礼な言い方かもしれないが、家庭で市販の冷やし中華とかを作る工程とあまり差を感じない。
もちろん試行錯誤の上のタレの開発だったろうし、麺選びにも妥協はなかったかもしれない。
しかしスープ作りという最大の職人技をカットした上での1杯でこれでは、自分には説得力に欠けて見えたのだ。ましてや680円を払っているのだから。
実際、店内の会話にも若干のゆるさが伺えた。
「隣のとんかつ屋が行列作ってるよ」「やすべぇは並んでないよ」など。
客数の都合で手が空いていた点を考慮しても、目の前の仕事の片手間感は感じずには居られない。
店員を責めるつもりはない。
けっきょく、この店で扱っている商品は、まさに先述したカレーのようなものなのでしょう。
そう、駅ナカでこぢんまり営業しているカレースタンドが扱うカレーのような。

好意的にも受け取るとすれば、メニュー数を絞っている関係で行列時も開店は早いだろうし、狭い店内でも快適感はあるので渋谷界隈でストレスなく食事を楽しむにはいいお店だとは思います。
ただ手軽感を満たすには値段がちょっと高い…。
というわけでギリギリ59点。

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