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平日 晴天 13:10 先客8名 後客5名〝ニューオープン パトロール〟本日は昨夜より計画を練っておいた連食先であるコチラを目指して前食の葛飾区青砥から再び上野まで戻ってきた。しかし前食が私にとっては残念なラーメンだったので直ぐにでも連食先に向かいたかったのだが、ランチピークを迎える上野界隈は行列も必至だろうと時間をおいてから向かう事にした。そこで梅雨の晴れ間の覗く上野公園を散策しながら時が経つのを待った。その最中でこちらのお店情報を見てみると四日前にオープンしたての新店のようで、前食での失敗を考えると情報量としては乏しいが知っている店の支店という事が安心材料となった。本店にはレビューをはじめる前に行った事があるはずなのだが記憶に残ってない。という事は先入観なしでラーメンと向き合えるのは大歓迎で、心踊らせながら店を目指した。上野界隈の中でも足を踏み入れる事のないエリアに向かって上野公園を後にした。平日でも観光客が多い上野駅を過ぎると中央通りと昭和通り、浅草通りの合流地点に架かる大きな歩道橋を渡ると繁華街とは違った街並みが現れる。古くから残るビジネスホテルやパチンコ機器メーカーが立ち並ぶ先を歩いて行くと、洒落た外観のコチラの店先にたどり着いた。ピーク時を外して来た甲斐があり行列もなかったので、店頭に置かれた券売機にてマイスタンダードの醤油系を発券して店内に入る。入店するとすぐにスタッフさんの案内でカウンターに腰を下ろして食券を手渡すと店内観察を開始する。失礼ではあるが東上野らしくないオシャレカフェ風の店内は、テラス席やテーブル席も有する二人体制で回すには広すぎるくらいの客数に思える。しかし本日のお二人は熟練されたベテラン勢のようで、淀みなく客席を回している。客層もこの界隈にお勤めのサラリーマンやOLさんが多く、早くも地元の人気を集めているように見えた。屋号には「上野製麺所」と掲げられているので製麺室を探してみると、テーブル席の後ろに謎の扉を見つけた。どうやら、そこが製麺室となっているようだが詳細は不明だ。小気味好いテンポと心地よい接客で提供されるラーメンに期待しながら待っていると、着席して8分程で我が杯が到着した。その姿は白磁に龍の透し彫りが入った八角丼の中で、デフォルトながらも圧巻のボリュームを見せつける。決して丁寧とは言い難い盛り付けではあるが、具材の豊富さばかりは文句のつけようがないビジュアルだ。一見しただけで苦手要素の魚粉が表層に浮かんでいるのを確認すると、ザラつきを覚悟してレンゲを手に取った。まずは錆色のスープをひとくち。出来るだけ液面の魚粉が入らないようにレンゲをスープに落としてみたが、魚粉を避ける事は非常に困難で仕方なく口へと運んでみた。レンゲが口元に近づく程に魚介の香りが増してきて、何よりも強く香っているのは鰹節由来の香りだった。いざ口に含むと懸念されたザラつきからは逃れられず、私にとっては残念な口当たりとなった。しかしそれに伴って鰹節の風味が先行するという事は後付けの魚粉は鰹節粉なのだろう。その後ろには複雑な魚介の香りも存在している魚介出汁で、旨みの中心は昆布のグルタミン酸が担っている。そこに天然由来だけではないと思われる不自然な旨味も感じるが、わずかな底上げ程度と思われるのは幸だった。さすがにカエシはメニューに掲げた〝日本一しょうゆ〟を使われているだけに、醤油感を打ち出した高めの設定になっている。私に塩っぱすぎる塩気が舌や喉を灼くので、麺を楽しむ事にした。麺は自家製中細麺で麺上げまで55秒程と思われる。箸で持ち上げてみると軽やかなウェーブが見られる麺肌で、箸先からは加水率の高さは感じられず軽やかだ。ちぢれを気にせず一気にすすり上がると躍動感のある口当たりが、すすり心地を良くしてくれる。低加水らしい食感ではあるが、噛み応えはしっかりとして歯切れも良く独特な食べ応えのある麺質だ。軽やかさとモッチリ感を併せ持った麺に出会うことが少ないので、オリジナリティあふれる自家製麺の出来は素晴らしい。噛めば溢れる小麦の香りと甘みも楽しめ、喉越しも良く胃袋へと滑り落ちて行く。具材のチャーシューも基本でも二種類で計六枚が盛られている。先に味の薄そうな豚肩ロースの方から食べてみると、しっかりとした赤身の肉質を活かしきれてない薄切りなのがもったいなく思う。個人的には二枚分をまとめて厚切りにしてくれた方が、赤身肉の食べ応えを味わえたような気がする。味付けは良かっただけに強い歯応えが欲しかった。一方の合鴨ムネロースのローストタイプは小ぶり部位だったせいか四枚も添えてあった。じっくりと焼かれた鴨ロースはロゼ色に美しく発色して仕込みの丁寧さが見てとれる。さらには脂っぽくなりがちな皮目を更に香ばしく炙る事で、香りもつけて脂っぽさを軽減している。その上に鴨肉特有の野性味が前面に出過ぎないように付けられた薫香も、さりげなく手が込んでいる。追加をせずとも基本で入っている味玉は、半カットされた見た目からも熟成感は乏しく感じる。実際に食べてみてもサッパリとした半熟ゆでたまごで好みの味玉とはかけ離れていた。しかしデフォで入っているのと、トッピングメニューには〝出汁たまご〟となっているので熟成感を求めてはいけないのかも。薬味には手の込んだ葉野菜たちが勢ぞろいしていた。水菜 三つ葉 カイワレ 大葉 ミョウガと香りの高い薬味がそれぞれの大きさに切られて混ぜてあった。その薬味のラインナップだけだと珍しくはない組み合わせだが、ひとつだけ他のラーメン店では使われていない薬味も和えてあった。それはフレンチパセリとも呼ばれるチャービルが入っていた。ラーメンの薬味に適しているかは好みだが、独特な香りが鼻に抜けると清涼感は与えてくれた。中盤からもスープの塩気と節粉のザラつきに押され気味で食べ進めてきたが、スープを飲む事は出来ずにレンゲを置いた。自家製麺は美味しかったのだがスープが好みと違っていたので大きく評価を下げてしまったが、あくまでも個人の見解なのでご了承を願う一杯でした。
〝ニューオープン パトロール〟
本日は昨夜より計画を練っておいた連食先であるコチラを目指して前食の葛飾区青砥から再び上野まで戻ってきた。しかし前食が私にとっては残念なラーメンだったので直ぐにでも連食先に向かいたかったのだが、ランチピークを迎える上野界隈は行列も必至だろうと時間をおいてから向かう事にした。そこで梅雨の晴れ間の覗く上野公園を散策しながら時が経つのを待った。
その最中でこちらのお店情報を見てみると四日前にオープンしたての新店のようで、前食での失敗を考えると情報量としては乏しいが知っている店の支店という事が安心材料となった。本店にはレビューをはじめる前に行った事があるはずなのだが記憶に残ってない。という事は先入観なしでラーメンと向き合えるのは大歓迎で、心踊らせながら店を目指した。
上野界隈の中でも足を踏み入れる事のないエリアに向かって上野公園を後にした。平日でも観光客が多い上野駅を過ぎると中央通りと昭和通り、浅草通りの合流地点に架かる大きな歩道橋を渡ると繁華街とは違った街並みが現れる。古くから残るビジネスホテルやパチンコ機器メーカーが立ち並ぶ先を歩いて行くと、洒落た外観のコチラの店先にたどり着いた。ピーク時を外して来た甲斐があり行列もなかったので、店頭に置かれた券売機にてマイスタンダードの醤油系を発券して店内に入る。
入店するとすぐにスタッフさんの案内でカウンターに腰を下ろして食券を手渡すと店内観察を開始する。失礼ではあるが東上野らしくないオシャレカフェ風の店内は、テラス席やテーブル席も有する二人体制で回すには広すぎるくらいの客数に思える。しかし本日のお二人は熟練されたベテラン勢のようで、淀みなく客席を回している。客層もこの界隈にお勤めのサラリーマンやOLさんが多く、早くも地元の人気を集めているように見えた。
屋号には「上野製麺所」と掲げられているので製麺室を探してみると、テーブル席の後ろに謎の扉を見つけた。どうやら、そこが製麺室となっているようだが詳細は不明だ。小気味好いテンポと心地よい接客で提供されるラーメンに期待しながら待っていると、着席して8分程で我が杯が到着した。
その姿は白磁に龍の透し彫りが入った八角丼の中で、デフォルトながらも圧巻のボリュームを見せつける。決して丁寧とは言い難い盛り付けではあるが、具材の豊富さばかりは文句のつけようがないビジュアルだ。一見しただけで苦手要素の魚粉が表層に浮かんでいるのを確認すると、ザラつきを覚悟してレンゲを手に取った。
まずは錆色のスープをひとくち。出来るだけ液面の魚粉が入らないようにレンゲをスープに落としてみたが、魚粉を避ける事は非常に困難で仕方なく口へと運んでみた。レンゲが口元に近づく程に魚介の香りが増してきて、何よりも強く香っているのは鰹節由来の香りだった。いざ口に含むと懸念されたザラつきからは逃れられず、私にとっては残念な口当たりとなった。しかしそれに伴って鰹節の風味が先行するという事は後付けの魚粉は鰹節粉なのだろう。その後ろには複雑な魚介の香りも存在している魚介出汁で、旨みの中心は昆布のグルタミン酸が担っている。そこに天然由来だけではないと思われる不自然な旨味も感じるが、わずかな底上げ程度と思われるのは幸だった。さすがにカエシはメニューに掲げた〝日本一しょうゆ〟を使われているだけに、醤油感を打ち出した高めの設定になっている。私に塩っぱすぎる塩気が舌や喉を灼くので、麺を楽しむ事にした。
麺は自家製中細麺で麺上げまで55秒程と思われる。箸で持ち上げてみると軽やかなウェーブが見られる麺肌で、箸先からは加水率の高さは感じられず軽やかだ。ちぢれを気にせず一気にすすり上がると躍動感のある口当たりが、すすり心地を良くしてくれる。低加水らしい食感ではあるが、噛み応えはしっかりとして歯切れも良く独特な食べ応えのある麺質だ。軽やかさとモッチリ感を併せ持った麺に出会うことが少ないので、オリジナリティあふれる自家製麺の出来は素晴らしい。噛めば溢れる小麦の香りと甘みも楽しめ、喉越しも良く胃袋へと滑り落ちて行く。
具材のチャーシューも基本でも二種類で計六枚が盛られている。先に味の薄そうな豚肩ロースの方から食べてみると、しっかりとした赤身の肉質を活かしきれてない薄切りなのがもったいなく思う。個人的には二枚分をまとめて厚切りにしてくれた方が、赤身肉の食べ応えを味わえたような気がする。味付けは良かっただけに強い歯応えが欲しかった。一方の合鴨ムネロースのローストタイプは小ぶり部位だったせいか四枚も添えてあった。じっくりと焼かれた鴨ロースはロゼ色に美しく発色して仕込みの丁寧さが見てとれる。さらには脂っぽくなりがちな皮目を更に香ばしく炙る事で、香りもつけて脂っぽさを軽減している。その上に鴨肉特有の野性味が前面に出過ぎないように付けられた薫香も、さりげなく手が込んでいる。
追加をせずとも基本で入っている味玉は、半カットされた見た目からも熟成感は乏しく感じる。実際に食べてみてもサッパリとした半熟ゆでたまごで好みの味玉とはかけ離れていた。しかしデフォで入っているのと、トッピングメニューには〝出汁たまご〟となっているので熟成感を求めてはいけないのかも。
薬味には手の込んだ葉野菜たちが勢ぞろいしていた。水菜 三つ葉 カイワレ 大葉 ミョウガと香りの高い薬味がそれぞれの大きさに切られて混ぜてあった。その薬味のラインナップだけだと珍しくはない組み合わせだが、ひとつだけ他のラーメン店では使われていない薬味も和えてあった。それはフレンチパセリとも呼ばれるチャービルが入っていた。ラーメンの薬味に適しているかは好みだが、独特な香りが鼻に抜けると清涼感は与えてくれた。
中盤からもスープの塩気と節粉のザラつきに押され気味で食べ進めてきたが、スープを飲む事は出来ずにレンゲを置いた。
自家製麺は美味しかったのだがスープが好みと違っていたので大きく評価を下げてしまったが、あくまでも個人の見解なのでご了承を願う一杯でした。