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コメント
面白いお店に連続して足を運ばれましたね。
元祖と節っちゃんまでは分かりますが、博龍軒とはまたシヴい。
このお店はスープがブレまくりますので、良いコンディションの一杯に当たられたようで…。
博多は火力を落としてじっくり煮込み、鶏がらが入る事もあります。
長浜は基本強火、高圧で炊きます。時間の長短でどっしり系とあっさり系に分かれますね。前者はナンバーワン、後者は元祖が代表格です。
麺は最早、区分が難しいです。昔の博多ラーメンは平打ち中細が多く替玉もなかったようですが、今となってはその麺を使っているのが赤のれん系と博龍軒くらいです。数年前から替玉も導入されました。大盛しかなかったんですね、以前は。
福岡のラーメンは久留米や北九州まで含め、大変面白い文化です。また是非、お楽しみください。
Dr.KOTO | 2021年12月19日 17:34
Moon0417
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昨日は福岡出張のついでにこちらの店を初訪問。
昨夜訪れた「赤のれん」と共に「博多豚骨」の原型を築いた老舗中の老舗です。
尚、両店の麺は「博龍軒」、スープは「赤のれん」の創業者が考案したと言われています。
11時17分に到着すると、店内には空席が僅か2席のみの状況です。
席に着いて「チャーシューメン」を注文すると、待つ事6分ほどで待望のラーメンが到着です。
薄茶色に濁ったスープは適度な乳化を保っていて、極細平麺の上にはチャーシュー、キクラゲ、刻みネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、穏やかな醤油の風味や塩味と共に、骨髄の旨味や豚脂の甘味が味蕾の奥底まで染み渡ります。
出汁は「赤のれん」に比べて僅かに濃いめではあるものの、豚骨特有の臭気は寧ろこちらの方が至って低めに抑えられています。
一方、醤油も「赤のれん」に比べて若干強めであるものの、油分が醤油の角を包み込む事で円やかな味わいに仕上がっています。
総じて「赤のれん」に近い味わいではあるものの、私個人的には「赤のれん」より一段と完成された味わいである様に感じます。
次に麺を食べてみると、低加水寄りの極細麺が適度な硬さに茹でられていて、ザクリとした歯触りと共に滑らかな喉越しを感じます。
風味は「赤のれん」に比べて些か弱めであるものの、形状が幅広である分スープの絡み具合ではこちらの方が圧倒的に優っています。
次にチャーシューを食べてみると、小振りな豚バラ肉の煮豚が適度な厚みにスライスされています。
肉質には醤油ダレが適度に染みていて、噛み締めると醤油の風味や塩味が背景と化す事で脂身のコクや甘味が舌に鮮明に伝わります。
食べ終えた感想ですが、昔の設計を踏襲しつつも味が研き上げられていて、私には断然こちらの方が自分好みである様に感じました。
現在の博多豚骨は長浜や久留米の要素が複雑に入り組んでいて、最早明確な境界線を引く事自体が極めて困難な状況と感じています。
そうした中で、現存する博多ラーメンの原型の味を知る事が出来たのは、ラーメンが好きな自分にとっては極めて貴重な体験でした。
改めて訪れる機会があれば、次回は「ワンタンメン」を是非試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。