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「和歌山中華そば」@和歌山家 蒔田店の写真2022年2月27日(日)

本日は最近私の周りで評判のこちらの新店を初訪問。

日本3大ドヤ街と呼ばれた寿町から昨年10月に移転した和歌山ラーメンの店との事です。

13時丁度に到着すると、外待ちの先客は見当たらないものの、店内の席は全て埋まっている状況です。

外で待つ事5分ほどで店内に案内され、席に着いて「和歌山中華そば」と「茶碗カレー」を注文すると8分ほどでラーメンとカレーが到着です。

強めに濁った豚骨スープは強めに粘度を帯びていて、ストレート細麺の上にはチャーシュー、メンマ、パンダ柄の蒲鉾、刻みネギが乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、穏やかな醤油の風味や塩味と共に、極めて濃厚でいて一切臭味を伴わない豚骨出汁の味わいが口の中に広がります。

骨髄のコラーゲンが油分と緻密に乳化されていて、尚且つ雑味を伴う事なく仕上げられている事から豚骨の円やかな旨味が舌に存分に伝わります。

一方、醤油のコクが保たれつつも塩味は低めに抑えられている為に、豚骨の純粋な旨味が遮られる事なく極めて巧妙に底上げされている印象です。

次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が僅かに硬めに茹でられていて、噛み締めると粘りを帯びた歯触りと共に小麦の鮮明な甘味を感じます。

そして、細麺には粘度の高いスープが極めて潤沢に絡み込み、噛み締めると麺の甘味とスープの旨味が重なる事で味わいに一段と深みが増します。

次にチャーシューを食べてみると、2枚共豚バラ肉の煮豚が使われていて、一方は厚めに切られると共に他方は薄めに切られてから炙られています。

厚切りのチャーシューは柔らかな弾力を保っていて、噛み締めると醤油の適度な塩味が背景となる事で脂身のコクや甘味が舌に存分に伝わります。

一方、薄切りのチャーシューは焼かれた事で肉質が引き締まっていて、噛み締めると焦げた肉質の香ばしい味わいが舌に極めて鮮明に伝わります。

次にカレーを食べてみると、小麦粉でトロミが存分に与えられていて、スパイス感には欠けるものの肉質や野菜の旨味が緻密に溶け込んでいます。

食べ終えた感想ですが、極めて丁寧に仕上げられた一杯ではあるものの、私には何処か既視感を覚える在り来りな味わいである印象が否めません。

簡単に言うと、極めて綺麗に作り込まれている為に、私個人的には雑味から生み出される味わいのフックに些か欠けてしまっている様に感じます。

また、このラーメンが果たして和歌山ラーメンかと問われると、私には和歌山ラーメンと言うよりも単なる豚骨醤油ラーメンである様に感じます。

第一に、関東では「まっち棒」の影響で「井出商店」の様な強めに乳化した豚骨醤油が和歌山ラーメンと勘違いされている方が多い様に感じます。

一方、和歌山で提供されているラーメンの大半は「車庫前系」と呼ばれる半乳化の豚骨醤油ラーメンです。

そして、乳化させた部類の代表格である「井出商店」ですらここまで極端に濃度が高い訳ではありません。

また、私の知る和歌山ラーメンは醤油のキレを保っている為に、醤油が円やかなこの味は明らかに和歌山ラーメンとは異質である様な気がします。

とは言え、極めて洗練された豚骨醤油である為に、巷の評価が高いのも充分理解出来る味わいだと思います。

ご馳走さまでした。

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