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「【3月の創作】(サラダ仕立ての)しゃけつけめん・〆は味噌のせ焼き」@麺や 庄のの写真今月の創作をいただいてまいりました。
「サラダ~」というフレーズを見て、
一旦は躊躇しましたが、結論としては、杞憂でした。

麺は、普段のつけ麺よりもやや細い、硬めの縮れ麺。
これが麺皿でサラダ風の和え麺になっており、
鶏の穴の今月の限定と発想は似ていますね)
まず汁につけずこのまま食べるよう、案内の紙に書いてあります。
で、そのとおりやってみましたが、ほんのり何かドレッシングの風味は感じるものの、
和え麺として成立するほどの味付けは施されていないようです。

トッピングは、焙りサーモン(切り身)、解し身(鶏か)、塩いくら、味玉、
サラダ菜少々、岩海苔、ジャガイモのチップスというところ。
サーモンには、あまり味付けは施されていません。

浸け汁は、淡いピンク色で、表面はかなり白く泡立っています。
麺を汁に潜らせて、いただきます。
汁のベースは、この店のつけ麺の鰹・煮干・豚骨という、
いつものスープがベースのようですが、
「鮭のはらす出汁」と銘打っている通り、鮭の旨味が前面に出ています。
ダシの素材とするには、鮭の旨味は淡すぎるものだと思いますが、
はらすの部分の比較的濃厚な個所を素材にし、いつものスープを地に使うことで
そのスープが鮭の旨味を巧く浮かび上がらせています。
強いスープと合わせると淡い素材の方が負けてしまいそうですが、
前者を飽くまでも脇役として使うことで後者を主役に押し上げるという、
逆転の発想ですかね。お見事なアイデアですね。
鮭がつけ麺の素材になりうるという発見がありました。

それでも、普通のつけ麺の汁より淡白であることはたしかで、
それに合わせるかのように麺は細いものをチョイスしているのも
グッドコンビネーションだと思いました。
縮れが汁をよく汲み上げる上に、クリーミーな汁になっているので麺によく絡む。
汁のクリーミーさが麺の硬めの食感を引き立て、
その裏返しで、麺によって汁の食感や鮭の風味が引き立ちます。

トッピングの具材は、どれもおいしいですが、
サーモンは味付けをしっかりさせた方がよかったかも。
汁の鮭成分もマイルド、サーモンの身もマイルドで、
やや互いに遠慮しているようなぼんやりした感じになっちゃったかな。

そうした中で、塩いくらはかなりアクセントになっています。
麺に絡まって、口の中でプチッと弾け、塩気と独特の「酸味」を放ちます。

〆はスープ割した上で、別売りの味噌のせ焼きおにぎりを投入し、
突き崩して雑炊にするというもの。
小粒な三角おにぎりに薄く焦げ目がついて、浅葱が降られたものが出てきました。
「味噌」とありますが、おそらく焦げ目がつく程度に薄く塗られたのでしょう、
その表面の焦げ目のところ以外は、基本的に白米のおにぎりです。
スープ割りしたので、鮭の風味が薄まり、基本のスープの魚介成分が強くなりました。
できれば、「鮭茶漬け」みたいに鮭の風味が強い雑炊で〆てみたかった気もしますが、
おにぎりの大部分が白米だったことを考えると、適度に味が濃くなって、
ご飯で汁が薄まることがなくてよかったのかもしれません。
美味しく〆られました。

というわけで、やはりやや贔屓目の採点となっているとは思いますが、
鮭という素材をつけ麺に用いる一つのやり方として納得させられた一杯です。
「サラダ~」というネーミングで、却って注文を躊躇する人がいるのではないか、
それが危惧されますが、ちょっと他では味わえないつけ麺として
評価できる一品だと思いました。

あ、夜の部の開店と同時に入店でしたが、やってましたね、
開店前の「掛声」!「らーめん!らーめん!いらっしゃいませ!」ってやつ。
私の後ろに並んでいた学生が、「わかったから早く開けて!」と、ぼやいてました。

投稿(更新) | コメント (2) | このお店へのレビュー: 27件

コメント

 「鶏の穴」さんは愚亭猫さんのレビュ読む限り二の足を踏んでしまいそう・・と思う内に3月も終わってしまうかもしれません。

 井の庄さんの鮭が添えられたという点は2月の「鶏の穴」さんを彷彿させますが、
>ダシの素材とするには、鮭の旨味は淡すぎるものだと思いますが、
 鮭ハラミを脇役に、いつもの濃厚さを主役に演出する技法は全く違いますね。
「鶏」さんは鶏・鮭の相性の良さに溺れた印象がありました。手を入れなくても美味しいだろうという油断が見えたのですが、どうでしょうか?

 逆に、いつもの濃厚スープに鮭(しかも脂が多いはらみ)のコンビは油断がならないはず。
ディティールにも気を配った作品なのだと想像しました。または、いつもの豪快さでディティールを気にさせない技法なのでしょうか。


 いつもながら、食のプロと思しき愚亭猫さんへのコメント、緊張します。

もなもな | 2009年3月19日 22:46

どうもです!
久々のレビューですね。
熊本ラーメンは片付いたのでしょうか?

スタンプラリーも佳境に差し掛かってあと一息といったところです。
しかしスタンプラリーに力を入れている間に、今月限定で興味をそそられるメニューを皆さんがレビューさせているので、非常に悩みどころです…。

麺 池谷精肉店では「のらぼう」という地場野菜を使ったメニューがあるようですし、旅人の木はあきる野市産の卵を使用してみたりと、地場産業に根付いた感じみたいです。
ただ、らーめん・つけめん いつ樹みたいに山だからこそ海産ってのも、逆にありとは思いますけどね。

それにしても、相変わらずここは興味惹かれる限定を生み出しますね。
鮭は、身は十分旨みがあるけどダシは出にくいんじゃないかな、って印象があるんですけど、上手くクリアしているみたいですね。
スタンプラリーをするか、こちらを狙うか、悩みがまた増えました…。

corey(活動終了) | 2009年3月20日 14:00