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終日雨の土曜日。おっくうで出掛けたくない時もあれば、傘さしてトボトボ歩くのも悪くない気分の時もある。
この日は後者。埼京線で北赤羽まで行き、雨の住宅地を歩き「まるいち」へ。先客なし。傘を立てて食券を買う。

道すがら何を食べようか迷った。特盛の麺量2kgの話も聞いているし、スープが大勝軒チックな甘酸系でなく
出汁の厚みがあって美味いらしいことも学習済み。シンプルなもりそばで大盛挑戦!っていうのは自分には無謀
だし、もり野菜だとツユが濁りそうだし、もりチャーシューでパサ肉だったら難儀するだろうし、麺とスープの
事前情報からして中華そばが美味しい予感アリアリだが、大勝軒の初訪だからやっぱモリにこだわりたいし...
結局、券売機に貼ってあった特製もりチャーシュー(限定)の柔らかそうな肉を満載した写真に惹かれて選択。

私の後から、小さな子供3人連れた夫婦、一人客、カップルとすぐ後続して、皆もりそば系統を注文したようで、
配膳は私の限定が最後になった。違いは特製チャーシューだけのはずなので、炙るとか燻すとかの特別な調理が
施されるのかと思ったが、見た目や香り立ちに特に変わったところはなかった。単に盛付け順の問題だろうか。
「すいませーん、前後しまーす」と断りがあったうえで少しの差なので問題視しないが、理由は知りたかった。
ついでに言うと、此処の接客はかなり良い。入口を開けた瞬間「いらっしゃいませ~」と元気な声で迎えられ、
食券購入時には横でサポートしてその場で注文を聞いてくれ、席への誘導、配膳、食べ終わり時の挨拶まで全て
活気があって気持ちいい。最後はスタッフの女の子が店の外まで出て「ありがとうございました。お気をつけて
お帰りくださいませ」と一礼して見送ってくれたのには驚かされた。

さて、肝心の味の話。まずは麺、並盛350gだが、ふっくらと茹で上げられ嵩増して結構なボリュームになる。
750:2000=350:x 外項の積は内項の積に等しいので750x=2000*350 x=2000*350/750=933.3333・・・
と比例式を解いて茹で上がり重量を求めると900gを超える。中盛450gでも軽く1kgオーバーである。凄い!
低加水ゆえ水分を吸って嵩増率が高いのかと思ったが、食べてみるとムッチリとした弾力があって極端に低加水
でもなさそうだ。太さも恐らく大勝軒標準より幾分か太くて食べ応え満点。文の流れ上は、ああ中盛にしなくて
正解だった!となるが、その実「この麺なら中盛でも良かった」と考える自分がいる。それくらい美味しい麺だ。

ツユは事前情報から、東池袋本店の甘辛酸醤油と「とみた」の濃厚豚骨魚介の中間くらいとイメージしていたが、
それよりは本店に近いようだ。2007年閉店時まで山岸さんに仕えた最後のお弟子さん、旧本店のカウンターが
御大直筆サイン入りで飾られるお店としては、流石に山岸流から遠く隔たるにも自ずから限界があるのだろう。
それでも動物系のベース、魚介系の出汁感ともに本店とは明らかに違う厚みがあり、甘酸っぱさではなく出汁を
味わえるツユになっている点は評価できる。本店より麺を強化している以上、ツユの方向性も理にかなっている。
因みにスープ割で出汁を注ぎ足してもらうと完全な濃厚豚骨魚介スープになる。やはり中華そばも美味そうだ。

具は、通常のもりそばの具(短冊切りモモ肉チャーシュー、メンマ、ナルト、葱、海苔)に加えて、特製厚切り
チャーシューが3枚入る。もりそばとの値段の差400円がこの特製チャーシュー代であり、流石に肉質からして
デフォルトのものより上物という感じである。部位は肩ロースと思うが、赤身部分もしっとりと柔らかく戴ける。
葵賀佐のワイントンチャーシューの味わいを思い出すが、CPを考えると一度食べれば十分か。もしトッピング
を充実させたいなら、同じ値段で「まるいちスペシャル」(全具材が半分ずつ楽しめる)を選ぶだろう。
デフォのモモ肉チャーシューはややパサ硬、メンマは甘めの味付けが気になったが、総じて大きな不満はない。

85点。CPを考慮してもこの点数なので麺とツユの満足度は相当高かった。もりそば700円なら90点級だろう。
場所はやや不便だが、歩行距離自体は大したことないので再訪必至。次は中華そばを是非戴いてみたい。

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