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「丸鶏旨味そば醤油(中盛) + 昆布玉子」@麺屋33の写真 真夏のような日差しが眩しい日曜日(4日)、今日も今日とて休日出社。お昼は神保町へ。
 狙いはつい先日オープンした「麺屋 33」、ご主人の年齢を店名にするという、ちょっと変わったセンスですが、ラーメンはある意味「王道」系と聞いております。券売機は店外にあり入口左手、左上隅「筆頭」ボタンの「丸鶏旨味そば醤油」(700円)と「昆布玉子」(100円)をポチッとな。
 店内は、壁面やカウンターなど黒を基調としたインテリア。しかし、壁面には大きな赤い花が描かれ(それとも張り絵かな?)、奥のテーブル席スペースを仕切るカーテンも相当ケバく、どこか「サイケ」な雰囲気が漂います。日曜13時半頃で店内ほぼ満席、店員は食券サバキなど連携もギコチなく、まだまだドタバタ感がありますな。ロット2杯製造のため少し時間がかかり、丼は約8分で到着。
 では、スープを一口……うん、なかなか美味い。ベースは、国産の「親鶏のみを使用し、10時間以上」煮込んだという丸鶏スープ、確かにフンワリ柔らかく、ムンムンと濃厚な鶏の旨みが充満しております。これに羅臼昆布、煮干し、アジ干し、節系などを加えているとのことですが、特に昆布と煮干しの旨みが強く、鶏とのシナジーもかなりのレベル……が、逆にいえば思ったほどでもない。その原因はカエシのようで、甘みを帯びてイイ味だしてますが、結構「ドライ」な風味。鶏と魚介の「触媒」であるべきところ、両者の「合体」を阻止しているような、そんな印象ですな……この部分だけを取り上げると少し大げさに聞こえますが、全体としては非常にレベルの高いスープです。
 麺は三河屋製麺製で、中細のストレート。加水率もかん水も多めで「ガッシリ」しており、噛むとボリボリとした歯切れのハードな麺。しかし、ハードなのは食感のみで、味わいとしては甘みも明快で、結構美味い。
 具材は、チャーシュー、メンマ、「昆布玉子」にネギ。特筆はメンマで、本来の風味を活かして非常に香り高く仕上げており、極太ながらシャクシャクと軽快な食感も心地よく、醤油のアクセントも見事で、稀に見る完成度の高さ。チャーシューは豚バラ肉と鶏チャーシューの混載のようですが、敢えて味付けを抑えており、スープの豊かな風味を押しのけることなく、ソッと自己主張。「昆布味玉」も、文字通り旨みだけで黄身の甘さを際立たせようという試みで、キッチリその意図は伝わってきます。
 ―――素材、味付け、構成と、三拍子そろって、尋常ではないコダワリを感じられる一品。ハードな麺を、スープの豊潤な味わいで受け止めようというコンセプトですが……しかし、スープの「メイク」がハードすぎて、某CMの北村一輝のように「目がシャキーン」としてしまい、そのふくよかな胸に顔を埋めるのは、やや躊躇せざるをえないような……そんな印象。結果、麺のハードさだけが目立ちますな……実に惜しい。しかし、店主もまだ33歳、この程度の問題点は、アッと言う間に克服されるでしょう。近々、また。

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

相変わらずの卓越した表現、楽しませていただきました。
北村一輝の件なんて、お茶を吹いてしまいました。
美味いけれど、どこか「突き抜ける」感がない原因を、「カエシ」にあり、と分析されたようで、
そのあたりは私も再訪の際に確かめるべき課題とさせていただきましょう。

えっと、店名の由来って、本当に店主の年齢だったのね....。

GT猫 | 2009年10月14日 18:26