レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
秋晴れの下、強い風の吹く日曜日(1日)、今日も今日とて休日出社。お昼候補として「大つけ麺博」もちょっと頭をよぎりましたが……こんな強風に吹きさらしではたまりません。マッタリとしたひと時を求めて、神保町「三四郎」へ。 明治大学横の細い並木道を歩いていると、パチ、パチと音をたてて、団栗が路上に落ちてきます。道端では親子がしゃがんで、団栗拾い……いやぁ、「秋」ですなぁ。午後2時近くとあって、「三四郎」の客入りも5割ほど、入口左手の券売機で、開店一周年の創作麺「舞茸のクリーム麺」(880円)をポチッとな。待つこと約5分で、丼到着。 丼に顔を近づけると、フワリと鼻腔をくすぐる舞茸の香り。では、スープを一口……おぉ、なんともスマートで「エレガント」なお味ですな。舞茸の風味がタップリと溶け込んだクリームスープ、しかし調味料による味付けは必要最小限にとどめて、クリームのナチュラルでスッキリとした味わいが、サラリと舌の上を吹き抜けていきます。スープのノド越しを楽しんでいると、少し遅れて口の中に広がる白トリュフの香り。なにがなし、高級ホテルのスープのような気品があり、ちょいと「ノーブル」なスタイルがトレビア~~ン。クリームスープというやつは、アレコレ野菜や調味料でイジリ倒せば倒すほど、市販のクリーム・シチューのような下卑た味になっていくものですが……胡椒一粒だに使わない「凛」とした創作姿勢に、感服。 麺は、極細に近い細麺ストレート。敢えて柔らかめのゆで加減で、スープをトップリ持ち上げた極細麺が、口の中でサワサワとしなって、なんともいえぬ口福感。淡白でソフトなクリームの味わいを背景に、透明感のある麺の甘みがクッキリと引き立って、なんとも絶妙なコントラスト。 具材は、生ハムのように薄くスライスされたチャーシューに、温泉卵とネギ。チャーシューは少しスモークされているのか、「コツン」と軽く引っかかりを残す風味がイイ感じ。特筆はこの温泉卵で、少しずつスープに溶きながら、黄身を麺にからめていただきますと……う~~ん、これはタマラン。スープも白身と混ぜていただくことで、食感の変化を楽しめます。 ―――「三四郎」といえば、どこか「育ちの良さ」が鼻につく味の造りが難点でしたが……それを逆手にとって開き直り、「育ちの良さ」を前面に押し出して、エレガントでノーブルな味を、堂々と「庶民」に見せつけた一品。まるで「白鳥麗子」嬢のようなツンとした立ち居振る舞いが、なぜか庶民には可愛く見えるという、ほとんど倒錯した「M」の世界ですな……木枯らしが吹き抜ける秋の昼下がり、極上のクリームスープで身も心も温まり、「日比谷の惨状」に思いをはせてホクそ笑む、「かきつばたあやめ」のようにイジワルな、今日のオジさんなのでした。
どうもです!! こちら未訪なんです(汗) そうですか~もう一年も経ったんですね!! このクリーム麺は魅力的ですなぁ~ 期間限定提供ですよね・・・ 行けるかなぁ(汗)
明治大学横の細い並木道を歩いていると、パチ、パチと音をたてて、団栗が路上に落ちてきます。道端では親子がしゃがんで、団栗拾い……いやぁ、「秋」ですなぁ。午後2時近くとあって、「三四郎」の客入りも5割ほど、入口左手の券売機で、開店一周年の創作麺「舞茸のクリーム麺」(880円)をポチッとな。待つこと約5分で、丼到着。
丼に顔を近づけると、フワリと鼻腔をくすぐる舞茸の香り。では、スープを一口……おぉ、なんともスマートで「エレガント」なお味ですな。舞茸の風味がタップリと溶け込んだクリームスープ、しかし調味料による味付けは必要最小限にとどめて、クリームのナチュラルでスッキリとした味わいが、サラリと舌の上を吹き抜けていきます。スープのノド越しを楽しんでいると、少し遅れて口の中に広がる白トリュフの香り。なにがなし、高級ホテルのスープのような気品があり、ちょいと「ノーブル」なスタイルがトレビア~~ン。クリームスープというやつは、アレコレ野菜や調味料でイジリ倒せば倒すほど、市販のクリーム・シチューのような下卑た味になっていくものですが……胡椒一粒だに使わない「凛」とした創作姿勢に、感服。
麺は、極細に近い細麺ストレート。敢えて柔らかめのゆで加減で、スープをトップリ持ち上げた極細麺が、口の中でサワサワとしなって、なんともいえぬ口福感。淡白でソフトなクリームの味わいを背景に、透明感のある麺の甘みがクッキリと引き立って、なんとも絶妙なコントラスト。
具材は、生ハムのように薄くスライスされたチャーシューに、温泉卵とネギ。チャーシューは少しスモークされているのか、「コツン」と軽く引っかかりを残す風味がイイ感じ。特筆はこの温泉卵で、少しずつスープに溶きながら、黄身を麺にからめていただきますと……う~~ん、これはタマラン。スープも白身と混ぜていただくことで、食感の変化を楽しめます。
―――「三四郎」といえば、どこか「育ちの良さ」が鼻につく味の造りが難点でしたが……それを逆手にとって開き直り、「育ちの良さ」を前面に押し出して、エレガントでノーブルな味を、堂々と「庶民」に見せつけた一品。まるで「白鳥麗子」嬢のようなツンとした立ち居振る舞いが、なぜか庶民には可愛く見えるという、ほとんど倒錯した「M」の世界ですな……木枯らしが吹き抜ける秋の昼下がり、極上のクリームスープで身も心も温まり、「日比谷の惨状」に思いをはせてホクそ笑む、「かきつばたあやめ」のようにイジワルな、今日のオジさんなのでした。