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仕事帰りのボンヤリした頭で、電車から外を眺めていると、大きな「つけ麺」の看板を見つけた。少しだけ頭がシャッキリした。「あんな店あったっけ?」で、晩飯の予定を変更してこの店に。

20:45頃入店。ほぼ満席。

元は中華の飲み屋だったような記憶があるが、こんなに狭かったのか。ウッディな店内はカウンターのみ。満席になると狭苦しい。「我が家」のウザイ奴にちょい似のお兄さんが丁寧に接客。

ここはつけ麺が売りのよう。おとなしく従う。少し待って出てきたそれは、本当に濃厚な一杯だった。
もう巷で新規オープンというと、だいたいこの味でしょう、もう飽きたよ!!といいたくなる、典型的なドロリとしたつけ汁。魚粉の粉っぽさとかがないけど、それでも喉に絡みそうな粘着度。
ほのかに柚子が香り立つが、すぐにヘドロのようなつけ汁の味の中に埋もれてしまう。
この味は濃厚というより、なにかの原液といってもいいかもしれない。
カルピスをそのまま飲んでいるみたいという感じ。

もともとの味は悪くない。様々な旨味がひしめき合っているのが良くわかる。濃厚な中にもそれぞれのエキスを感じる。しかし、総体的に“濃すぎる”。こんなのを喜んで食べていたら、平均寿命はぐっと下がるだろう。

麺も旨い。トータルでバランスをとれるようにしているんだろうけど、麺を食べさせる店の矜持を感じる味。だが、みるみるうちにつけ汁が冷えてしまう。ちょっと工夫が必要だと感じた。

トマトが混ざっていたのは悪くない。つけ汁に入れるともう箸では拾えなくなってしまうが、汁といっしょに啜ると、酸味がいい塩梅に濃厚さを取り払ってくれる。トマトもっと欲しい。

これだけどろりとしたつけ汁だから、スープ割にしたらさぞかし味わい深くなるんだろうと思ったが、実際はそれほどでもなく、汁の旨味がどこかに消えてしまった。


こういう濃厚さが、今の流行なのかもしれないが、もう厄年も近くなってくると、あまり下品な味には舌が受け付けなくなってきているのかもしれない。でも、そんな味を旨いと欲する部分もまだあって、この相反する好みがバランスをとりながらだんだん摩滅していくのが、「老いる」ということなのだと、この一杯で感じてしまった。なんじゃそりゃ。

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