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サウナのような蒸し暑さの土曜(19日)、日差しも異様な強さで……なんかこう、スッキリ・サッパリした一品で癒されたいもの。あれこれ考え、神保町「おかじ」へ。 狙い目は、看板メニューの「おかじらーめん」(900円)。なんでも、巨大なツクネが鶏白湯に添えられ、コイツをポン酢で「サッパリ」といただきながら、塩の鶏白湯をつつけるそう。1ロット見送りで、丼は約8分で到着。 真正面に鎮座する巨大ツクネ、コイツをチョイとつまんで、ポン酢でいただきますと……このポン酢、実に鮮烈でフルーティな酸味でして、これがツクネのスッキリした風味に実によく合う。なんでも、ポン酢には徳島産のスダチを使っているそうですが、これを酢と合わせただけのようなシンプルな一品にもかかわらず、酸味の鮮烈なキレ味は驚くほど。しかし、ツクネにまとわせた鶏白湯がうまくクッション役となり、ツクネの淡白な味わいとポン酢の過激なキレ味が、ウソのように混然と混じり合って、なんとも「サッパリ」したコクを感じさせます……夏はコイツに限りますな。 スープはかなり濃厚な鶏白湯で、鶏の香りが実に豊か。丁寧に脂分をとりながら、適量を見事に乳化させていて、サラサラと舌の上からノドに「こぼれ落ちる」感覚がたまりません。塩の効かせ方も実に控えめで、鶏本来の甘さがホノボノと口腔を満たします……さらに、おそらくタレに仕込んであるのか微妙な酸味で「キレ」を加えており、鶏のクドさを見事にカバー。実に慎重に計算されたスープです。 麺は少し太めの中太で、平打ち縮れ。プリプリした食感の多加水麺で、細かな縮れがスープを適量持ち上げて、両者の味わいの「スッキリ」感が、見事にシナジー。 さて、ツクネ以外の具材は、チャーシュー、ゆで野菜にミツバ・ネギ、さらに味玉と豪華絢爛。それぞれ単体では味わいも良く、スープ・麺との相性も実に考え抜かれていますが……しかし、全体として「過剰」感は否めませんな。中でもこのバラロール・チャーシューですが、巨大ツクネとのダブルキャストは逆効果。野菜もデフォのメニューより多めに入っており、それぞれかなりクドさを感じさせます。 ―――ツクネ、鶏白湯、麺の主役陣が、あまりにもガッチリとカミ合っているがゆえに、逆に他の過剰な「サービス」が気になる一品。後半、ポン酢をスープに投入すると、なぜかスープのコクがグッと増すというサプライズも、デキの良すぎる脇役陣の活躍でカキ消されそうなほど……なんかこう、実によく書けたシンプルなラブストーリーを、オールスターキャストで「24時間連続大河ドラマ」に仕立ててしまったような「過剰感」。味としては完成されているのに、「演出」や「商売」としては少し未熟ですかな……ツクネと少量の野菜類、そしてスープ・麺だけという配役が、最良のような気がしますが。
miles様 おはようございます。 ワラジつくねですね。この味にすごく興味があります。 味の想像だと、やはりバラチャーシューはいらないかな~。 スダチポン酢のさわやかさに一票。
こんばんは~。 こちらの一杯、私はポン酢に魅せられてしまった者です(笑) というよりも、終盤にポン酢を加えて、それまでの印象がよい意味で吹き飛んでしまった感じです。 milesさんだからこその緻密な舌に感服です。 「1ロット見送り」ということは、そこそこの客入りだったということでしょうか? 私が伺った際は非常に閑散としていたので、ちょっと気になっております。
狙い目は、看板メニューの「おかじらーめん」(900円)。なんでも、巨大なツクネが鶏白湯に添えられ、コイツをポン酢で「サッパリ」といただきながら、塩の鶏白湯をつつけるそう。1ロット見送りで、丼は約8分で到着。
真正面に鎮座する巨大ツクネ、コイツをチョイとつまんで、ポン酢でいただきますと……このポン酢、実に鮮烈でフルーティな酸味でして、これがツクネのスッキリした風味に実によく合う。なんでも、ポン酢には徳島産のスダチを使っているそうですが、これを酢と合わせただけのようなシンプルな一品にもかかわらず、酸味の鮮烈なキレ味は驚くほど。しかし、ツクネにまとわせた鶏白湯がうまくクッション役となり、ツクネの淡白な味わいとポン酢の過激なキレ味が、ウソのように混然と混じり合って、なんとも「サッパリ」したコクを感じさせます……夏はコイツに限りますな。
スープはかなり濃厚な鶏白湯で、鶏の香りが実に豊か。丁寧に脂分をとりながら、適量を見事に乳化させていて、サラサラと舌の上からノドに「こぼれ落ちる」感覚がたまりません。塩の効かせ方も実に控えめで、鶏本来の甘さがホノボノと口腔を満たします……さらに、おそらくタレに仕込んであるのか微妙な酸味で「キレ」を加えており、鶏のクドさを見事にカバー。実に慎重に計算されたスープです。
麺は少し太めの中太で、平打ち縮れ。プリプリした食感の多加水麺で、細かな縮れがスープを適量持ち上げて、両者の味わいの「スッキリ」感が、見事にシナジー。
さて、ツクネ以外の具材は、チャーシュー、ゆで野菜にミツバ・ネギ、さらに味玉と豪華絢爛。それぞれ単体では味わいも良く、スープ・麺との相性も実に考え抜かれていますが……しかし、全体として「過剰」感は否めませんな。中でもこのバラロール・チャーシューですが、巨大ツクネとのダブルキャストは逆効果。野菜もデフォのメニューより多めに入っており、それぞれかなりクドさを感じさせます。
―――ツクネ、鶏白湯、麺の主役陣が、あまりにもガッチリとカミ合っているがゆえに、逆に他の過剰な「サービス」が気になる一品。後半、ポン酢をスープに投入すると、なぜかスープのコクがグッと増すというサプライズも、デキの良すぎる脇役陣の活躍でカキ消されそうなほど……なんかこう、実によく書けたシンプルなラブストーリーを、オールスターキャストで「24時間連続大河ドラマ」に仕立ててしまったような「過剰感」。味としては完成されているのに、「演出」や「商売」としては少し未熟ですかな……ツクネと少量の野菜類、そしてスープ・麺だけという配役が、最良のような気がしますが。