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「冷やしつけ麺(赤とうがらし)780円」@ラーメン大至の写真不快指数相当高め、ミストサウナかよ!とツッコみたくなるような蒸し暑い平日夜、今日の晩御飯は御茶ノ水。
以前から気になってはいたのですが、最近「開化楼の麺を使い始めた」との情報もあったこちらのお店へ~。

平日19:05到着。前客3、後客3。
鰻の寝床のような奥へ細長い特徴的なフロア。向かい合わせになった長い2本のカウンターは、片方は禁煙、片方は喫煙という分煙タイプ。
満席ではないですが、コンスタントにお客さんが入ってきますね。

今日は初訪問ということで、「懐かし系」らしい基本の醤油ラーメンを頂く気マンマンだったのですが、御茶ノ水駅方面から歩いてくる間に完全に汗だく。。。
この状態で汁モノを食べたら、完全にワイシャツを絞れるほどビチャ男になることが予想されますw
・・・しばし迷った挙句、夏限定という「冷やしつけ麺」を口頭でオーダー。
店内のPOPを見ると「ノーマル(紫蘇、わさび)」か「赤唐辛子」から選べるみたい。うーん、では、暑気払いを兼ね、ピリリときそうな唐辛子で。

昨今、つけ麺はほとんどが「冷たい麺+暖かい汁」の組み合わせですが、つけ麺が流行る前は、冷たい麺+冷たい汁の「つけ冷やし中華」みたいのが多かったですよね。
最近「冷やしつけ」というと、資本系激安チェーン店の店頭ノボリとかが頭に思い浮かんでしまいます。
「懐かし系」と言われるこのお店、冷やしつけ麺はおそらく、そんなタイプなんだろうなぁ、と予想。正直あまり期待はしていませんでした。

店内の薀蓄ノートwを読みつつ待つこと3 分ほどで着丼。

ん?これは・・・結構旨そうじゃないですか?
麺、つけ汁、具はそれぞれ別皿での提供。
麺は黄色っぽい、丸断面の縮れ細麺。パッと見、けっこうボリュームありますね。
つけ汁は、キンと冷えた涼しげな透明の器に入っています。クリアな茶色で、醤油ベースのスープっぽいルックスですが、表面には真っ赤な生唐辛子がビッチリ。さらに液体油もかなり多めに入っているようです。
これはちょっと、味が想像できないなぁ。
具は、にこごりのついた鶏肉、錦糸卵、水菜、なめ茸。ちょっと変わってますね。
そして小さい小皿には唐辛子をまぶした揚げ玉。いわゆる「辛揚げ」ってやつですな。揚げ玉は丸いタイプではなく、パン粉のようなザクザクしたタイプ。

味の想像がつきませんが、では、早速麺から。
しっかりと氷水で〆られた細麺は、ポコポコ、コリコリとした弾力ある食感が楽しめる、かなりみっちりとした密度感を感じるもの。
しかし、噛む毎に麺自身の小麦の甘さが口に広がり、麺だけも十分に美味しい、麺と塩だけでも食い続けられるほど旨い麺です。
開化楼ってこういう麺も作っているのですね~。

では、ちょっと変わったルックスのつけ汁を一口。
・・・あ、コレすごい旨い!
ファーストインプレッションは、「唐辛子入り中華ドレッシング」みたいな感じ。例えがあんまりうまくできないのですが。。。
醤油ダレ、お酢、液体油、それから動物系の旨味スープ?をブレンドしたようなベース。油が多いので、オイリーさが強く、トロンとした粘度も感じられます。
酸味でビシッと輪郭を描き、その中に油とスープのしっかり旨味を閉じ込めているような感じ。
さらに、生の唐辛子のストレートな辛さが、またいい感じにヒリリと来ますね~。全然違うジャンルですが、タイ料理のスイートチリソースの辛味に似ています。塩気はちょっと強め。
いや、それにしても酸味+辛味+旨味のバランスがすばらしくよく、けっこうしょっぱいのにも関わらず、このつけ汁だけでも飲めちゃうウマさ。

では、麺をつけ汁にズバッと浸けていただきます。
・・・なんだこりゃ!!!
こ、これは、この夏一番のヒットの予感さえ感じられてしまう味ですよ?
ポキポキの縮れ麺に、オイリーなドレッシング状のタレがしっかり絡みつき、爽やかな唐辛子の辛味、タレの酸味、そして麺の甘さが三つ巴となって口の中で爆発。
うはー、こりゃ旨いわ。ラーメン、つけ麺というよりは、サラダを食べているような感覚に近いです。

具の錦糸卵、水菜との組み合わせは完璧。これ、レタスとかを絡めてもおいしいでしょうね。というかこのタレでサラダ食いたい!
なめ茸、普段あまり食べる食材ではないのですが、ナメコのようなちょっとネットリした感覚が麺に絡むと面白いですね。
また、鶏のコラーゲンを固めた煮凝りをまとった鶏肉は、ムチッとした肉の歯ごたえ。淡い味付けですが、しっかり肉の旨味が感じられるもの。

では、別皿で提供された「辛揚げ」を。
卓上のPOPによれば、まずは麺と絡めるのがオススメらしいので、麺に全量載せて、よく混ぜてしまいましょう。
お、こりゃ麺だけ食べてもうまいですね。揚げ玉の油のコク、唐辛子の辛味、そしてサクサクした食感と相まって、完全にこれだけで旨いぞ状態。
これをドレッシング状のつけ汁に浸けると。。。これまたおいしいなぁ。汁を吸ってちょっとテロンとした揚げ玉がまた美味です。

麺量は、この手のあっさりメニューにしてはある方ですね。
200g強はあるかな。意外にしっかりとお腹にたまりました。
固形物を完食した後は、スープ割、と行きたいところですが、卓上には「昆布茶割でお楽しみください」と。

昆布茶を願いすると、小さめのお茶碗に昆布茶が。
一口飲んでみると、昆布の旨味とわずかな塩気で、こりゃ確かに昆布茶ですな。お茶漬けに使うのはよくありますが、つけ麺のスープ割に使うとは、なかなかのアイデア。
つけ汁側に注ぎ込むのではなく、「つけ汁をレンゲ2杯ほどお茶に入れてください」と言われるので、その通りにして一口。
・・・もう、笑っちゃうくらいおいしいんですけど。
昆布茶の旨味と、酸味強めのオイリーなタレがしっかり一体化。
さらに、冷たい汁の中では溶けなかった「煮凝り」がお茶の温度で溶け、鶏の脂の旨味もこれまた一体化。

この昆布茶割をグビグビと飲み干し、完食完飲。
いやー、期待していなかっただけに、後頭部をガツンとヤられるような衝撃のクオリティでしたね。
夏限定の冷やし中華的な何か、という小手先のメニューではなく、しっかりとした創作メニューを作ってくるところにお店のこだわりと実力を感じます。

トータルで見て、これまでなかった味なのに、「飛び道具」的な奇を衒った感がまるでない、地に足が着いた冷やし系の新しい一杯という印象。
GT猫(ひっそり活動中...)さんやあかいら!さんがレビューされている「紫蘇のスープ+ワサビの香りの揚げ玉」というバージョンの冷やしも気になります。
そしてなにより、このお店の基本メニューを早く食べたい、そんな気になってしまった熱帯夜。再訪決定。

投稿(更新) | コメント (2) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

わわわ!高得点ですねー!
麺、美味いでしょー!
浸け汁、赤とうがらしバージョンは、さらに出来がよさそうですねー。
青じそ版をいただいたとき、密かにこちらのバージョンは更によさそうな予感がしましたが、
どうやら唐辛子のインパクトの分だけ、メリハリも効いてるような感じがします。
汗だくというコンディションも、おそらく最高のスパイスになったのでしょう。
しっかり汗かいて、辛味の利いた冷や冷やの麺をゴックン、
あ、近々また行きたくなりました。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年7月1日 23:24

GT猫(ひっそり活動中...)さん

早速追撃レビューしちゃいました!
いやー、びっくりするほど旨かったですね。麺も、タレも。具も。
仰る通り、ビシッと唐辛子で一本筋を通した味なので、ある意味「わかりやすい」味だったのかも。
にしても、あのコクの塊みたいなタレ。。。今思い出しても唾が出てきますw

それに対し、GT猫(ひっそり活動中...)さんの食された青紫蘇ワサビは、なんか大人なイメージですね。
しっかり汗かいて、次はシソを頂きに訪問したいと思います。

あ、でも、レギュラーメニューも早く食べてみたいなぁ。でも、涼しくなってからかな。。。

タム6000 | 2010年7月2日 13:03