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「味玉つけそば 並盛」@ラーメン凪 炎のつけめん 西新宿店の写真 相変わらず記録破りの猛暑、それでも減らない人混みをかき分け、新宿でお仕事(26日)。お昼は西新宿「ラーメン凪 炎のつけめん 西新宿店」へ。
 ネットでは11時始業とありましたが、「特級中華そば 凪 西新宿店」入口左わきのドアには「11:30~」の表示。仕方なく一階入口から首を出し、「二階やってますかぁ?」とお聞きすると、「やってますよ!」と笑顔の女性店員。急勾配の階段を上り2回へ。
 適度な古材をアレンジした、「ロフト」風の店づくり、なかなか洒落た「隠れ家」風演出ですな。メニューは「つけそば」系と「もめん」系がありますが、後者はイマイチ未完成と聞いていますので、とりあえず「味玉つけそば 並盛」(900円)で。
 厨房ではつけ汁用スープと割りスープ、それにフライパンの3つ並べて同時に調理。その奥に小さな寸胴がありますが、これだけだとすぐ営業終わっちゃいそうだな……1階から補給されるのかしら。丼は、約7分で到着。
 では、つけ汁を一口……まず、エグミの一切ない煮干しのビターな風味が口腔に広がり、それを醤油の硬質なコクが深淵から沸き上がるように突き破り、そしてそれらを吹き飛ばすように、マグマのような力強い旨みが噴き上げる……まるで、海底火山のように噴き上げる、猛烈な「野趣」と「旨み」。煮干しの「野趣」と醤油の「コク」が、にらみ合ったまま一歩も引かず……この破壊力、この説得力、この表現力。これはもう、コクとかキレとか甘辛酸云々の域を越え、無限の「感性」の世界まで突き抜ける、「ホトバシる」ような美味さですな……
 また麺が洒落てる。太麺といっても食べやすさ重視の太さで、「これ見よがし」のコシと食感を一切排し、実に「ナチュラル」なしなやかを実現したゆで加減。スッキリした甘みも実に「清楚」で、これがまた「野生」のつけ汁とカッチリ噛み合う。モチモチした噛み応えを楽しむうち、つけ汁の「暴力」と麺の「無垢」が、馴染むでもなく突き放すでもなく……配役の妙を尽くした、「ラブ・ストーリー」。具材は、つけ汁に沈むチャーシュー細切りにメンマとネギ、あとは麺皿の味玉です。もはや、そのクォリティについて、コメントは不要でしょう。
 ―――つけ汁の強い主張と、麺の強い存在感、相容れぬ両者のぶつかり合いがもたらす、「虚数空間」的な無限の可能性が、つけ麺という料理の魅力とすれば……まさにその「地平」を指し示す、「究極」ともいえる一杯。卓上の醤油を舐めては、その鮮烈にして深遠な味わいに驚き、スープ割りで加えられる優しい味わいに、また心の底まで満たされて……ただ溜息交じりに、夏の日差しを照り返す常圓寺の木立を、窓越しにウットリ見つめるしかない、オジさんなのでした。

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