なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
80

「つけ麺 並盛」@麺や 樽の写真 個人的に、仕事で四谷・新宿あたりをウロつくのは月曜が多いため、月曜定休のお店はいわば「鬼門」。この「麺や 樽」も、有名ブログやRDBの情報では月曜定休となっており(注1)、ずっと宿題店のままになっておりました。今週は月曜が祝日のため、ウロつき仕事が火曜となってチャンス到来、さっそく訪店(20日)。
 猛暑の中、RDBの位置情報をアテにして、汗を拭きつつ現地をウロつきますが……登録されたポイントに店はありません(注1)。ようやく、飲食街が軒を連ねる「車力門通り」にお店発見。引き戸を開けると、若きご夫妻が「いらっしゃいませ」、奥さんの明るい笑顔に救われます。注文は「つけ麺 並盛」(700円)で「麺少なめ」(注2)。
 麺箱から麺を取り出し、家庭で使うような計量器で慎重に分量を量るご主人。つけ汁の仕立ては奥さんの役割で、こちらも実に丁寧な手際、さらにご主人も、蕎麦屋のように何回かに分けて麺を盛りつけており……ずいぶんと「真面目」な工程に感心しきり。丼は約6分で到着。
 ではまず、つけ汁を一口……いや、味の方も実に「真面目」。確かに、動物系はよくある豚骨・鶏ガラのようですし、煮干し・鰹節系と思われる魚介系にもさしたる特徴はありませんが、両者のバランスが絶妙な上、甘・辛・酸味のバランスが実に「緻密」。何が突出する訳でもなく、敢えて何を主張するわけでもありませんが……「客の食べやすさ」、その一点に全神経を集中している印象ですな。加えてカエシの醤油が、コクの深さとマイルド感を両立した逸品で、実に実に味わい深い……一つ一つ「基本」を踏みしめつつも、妥協を許さぬ「志」を感じる味わい、いやいや感服の至り。
 麺は敢えて中太を使用。プツプツと軽快な歯切れと過不足ないコシ、そしてスムーズなノド越しと、「完璧」な仕上がり。このご時世、つけ麺をウリにしながら太麺を避けるのは勇気が必要ですが、ゆでが完璧で味が豊かなら、軽快な食感の中太が一番理想的、少なくともオジさんはそう思います。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……麺の甘みの透明感が、つけ汁の甘・辛・酸・コクのすべてとシナジーする、これぞ「和食」といった潔さ、繊細さ……具材のメンマ、チャーシューも、実に丁寧な味付け。
 ―――他店との「差別化」に血道を上げる時代だからこそ、特に優れたワザはなくとも、基本的なワザの一つ一つを磨き上げ、真面目にコツコツ積み上げる尊さが、もっと評価されてもいいのかも。トリプル・アクセルを連発する日本人スケーターに対して、一つ一つの技の基本にコダわって、得も言われぬ「美」を表現した韓国人選手のように……その「真面目」さに、日本人だからこそ感服しました。ちょっと甘めですが、この点数。

(注1) 実は定休日は日祝日。登録された位置情報もGoogle Mapに住所を打ち込んで得られる位置そのまま……この手のイイ加減な店舗情報にはウンザリだし、お店も迷惑でしょう。個人的な主張としては、「仮にもメディアに情報を上げるなら、自分の足と目で確かめろ!」(ネットまる写しなら、そう書いて!)。
(注2)この店は、ゆで上がりの麺量表示の模様。「350g」といっても、他店の並盛程度ですので、ご注意を。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

まだコメントがありません。