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13:30ごろ入店。ほぼ満席で賑わっている大勝軒を横目に見つつ、10mほど先にポツンと佇むこの店を発見。「一本気」「朝霞大勝軒」と並ぶこの通りに、また一軒、しかも大勝軒に喧嘩を売るかのような場所に。
しかもしかも、屋号が「山猫軒」って、宮沢賢治だね。
こりゃこっちが食べられちまうのかな〜、人を食ったような店だ、あそうか、「注文の多い料理店」だからか〜と思いながら入店。

ついさっき「一本気」で食べたばかりなのに、また食べるなんて。しかし、つねづね朝霞大勝軒は大したことない店だと私は思っているので、勝負を挑むラーメンを見てみたかったのだ。

店はしっかりとした造り。白壁に木のカウンターと、イメージはやはり洋食屋さんか。見ると宮沢賢治をモチーフにした絵やオブジェが、とてもこじんまりと飾ってある。ラーメン屋閉めて手作りケーキの店に変えてもいい。しかし全体的に無駄がない内装。いいバランス。

40過ぎと思しきご夫婦が切り盛り。ご主人は勝谷誠彦にちょいと似てる。奥さんは開店直後の心労がたたったような顔をしている。がんばれ。

さて、隣の大勝軒に比べてこちらは客は二人。私の後に入ってくる客もない。がんばれ。

すこしおぼつかない手つきで、しかししっかりと湯きりされて出てきたラーメン。あっさりと濃厚と2種類ある。今回は濃厚を。
豚骨と鶏がらのダブルスープの汁は、文字通り「濃厚」。しかしどちらかといえば醤油の味に軸足を置いてあるようで、醤油の丸みのある味わいに、豚骨のコクが引き立て役に回っている感じがする。後を引く味だ。
麺はエッジの立っている四角い麺。アルデンテのコシはなかなか。
今書き込みながら思い出してみると、味はラーメンの麺なんだけど、でも食感は日本そばのような、いやいやスパゲッティのような、といろいろな印象が目まぐるしく頭の中を駆け巡る。

チャーシューは一切れ、これがいい味。


全体的にはまだ発展途上だと思うが、麺にオリジナリティがあるのと、汁の工夫に特徴が見えた。
隣が混んでいるからとか、「一本気」が休みだからとか、そんな理由ではなく、はっきり「山猫軒に食べに行こう」と言える店だ。

こんな場所に出店しなきゃ、きっと繁盛するだろう。店の雰囲気もいいし、わざわざ人気店と比較されるような出店の仕方しなくてもいいんじゃないのかな。だが、そんな理由で潰れてほしくないので、私は朝霞大勝軒なんかには行かずに、山猫軒を選ぶ。

満足して店を出て、もう一度看板を見る。「山猫軒」と読めた“猫”の字が“描”にしか読めない。まあ、いい店を見つけた日はいい一日だ。
本当にがんばってほしい。

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