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こんにちは。
文中、古谷さんの理屈にならない理屈が面白い。
湯切りのままの麺にもプラス点があるんだ、って感心しました。
そのままたれを絡めた油そばや汁なしあえそばにはない、
つけ麺ならではの長所。くっつきあう麺のマイナスを乗り越えてその
長所まで辿り着ける人、少ないでしょうね。
行列 | 2010年10月2日 13:13こんにちは。
文中、古谷さんの理屈にならない理屈が面白い。
湯切りのままの麺にもプラス点があるんだ、って感心しました。
そのままたれを絡めた油そばや汁なしあえそばにはない、
つけ麺ならではの長所。くっつきあう麺のマイナスを乗り越えてその
長所まで辿り着ける人、少ないでしょうね。
行列 | 2010年10月2日 13:13
こう涼しい日が続きますと、ラーメン屋さんもそろそろ秋冬メニューに移行中らしく、ここ「元楽」でも夏メニュー「夏細涼麺」が消え、冬メニュー「温つけめん」(850円)の登場。さっそく入口脇の券売機で、同メニューをポチッとな。丼は、約8分で到着。
では、つけ汁を一口……基本的にはレギュラーメニュー「元ラーメン(醤油)」と同系の豚骨醤油スープですが、醤油をグッと強め、ガツンと鰹節粉を加え、さらに甘みと酸味をガツンとアトヅケするという……私の苦手な「足し算」タイプ、チープ感ただよう「ド派手」さで、アト引く甘さがアレですな。ま、それでもアトヅケ調味料のバランスを上手くとり、破綻ギリギリの淵でヨロめく味を、「元楽」得意の背脂でなんとか取り繕っています。
麺は、ラーメンメニュー用の中太麺より少し太いストレート。メニューが冠する「温」の字は、ゆで上げた麺を完全に湯切りした状態で出すという意味のよう。結構珍しいやり方ですが、箸でつまんでみてその理由が分かりました。モッチリゆで上がった麺肌が、麺同士をくっつけて、取り分けにくいこと甚だしい。他のラーメン屋でやらない訳ですな……ま、それでも一本持ち上げて、そのままいただきますと……なるほどね。温かい麺から小麦由来の甘さがハッキリ感じられ、キッチリ湯切りすれば唾液との混じりも深く、より甘みが強調される。いや、素直に「美味い」と感じました。
コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……麺の甘さがグッと立ち上がり、相対的につけ汁側の甘さが薄まって、豚骨醤油のコク、魚粉の旨みが適度に絡んでくるという仕掛け。ちょっと意外なのですが、これがどうしてなかなか美味い。具材は、細かく賽の目切りされたチャーシュにメンマ・タマネギ、そして味玉がマルマル一個。突出したモノはありませんが、麺・つけ汁のバランスに上手く馴染んでいます。
―――先日テレビで、「つけ麺は(料理として)あり?なし?」という問いに、あの「東池大勝軒」の飯野さんに横でニラまれながら、「なんつっ亭」古谷さんが「なし!」と言い切ったのには驚きました。曰く、「温かいつけ汁を、冷たい麺で冷ましていく。温かいものを、ワザワザ冷ましながら食べる料理なんてあるか!」とのこと。かといって、湯や出汁に麺をつけて出す「あつ盛」ではつけ汁が薄まる、麺はノビる……湯切りを甘くしてみたり、出汁を垂らしかけたり、アブラをまぶしたり……まさに悪戦苦闘の歴史です。しかし実は、温かい麺を完全に湯切りして盛る単純な方法こそ、クッツキは気になるものの、実は「最適解」なのかも。その「逆転の発想」に、ちょっとオマケしてこの点数。意外性のある一杯でした。