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「【秋の限定】特製中華そば(全部のせ) 980円」@麺屋 ふぅふぅ亭の写真ちょっと遅くなった夕食、
まだやっているお店をBM店から探すと、
洋食の調理法を駆使すると聞き、チェックしていながら、
後回しにしていたこちらがヒット。
そういえば、新しい石神本にも掲載されたなあ、
というわけで、いつ以来だろう、神楽坂に。

駅から至近、「メインストリート」沿い、抜群の立地です。
21時過ぎ、飲みながら談笑している5人組だけが先客。

基本のメニューからいただくのがスジでしょうが、
諸ブログなどから、もうひとつ印象が薄い味なのかなあ、
などとイメージしていたところに、店外のボードで限定メニューの存在を確認。
思わず試してみたくなって、そちらをオーダーしました。
(表題のほか、タンメンも秋の限定として提供されている模様。)

「和出汁と洋風スープのWスープ」という謳い文句の中華そば。
「全部のせ」のワンタンが乗っている以外は、比較的オーソドックスなビジュアル。

麺は、予習通り、細めの硬茹で。
加水は高くないかな、硬くてざっくりしているけど、その中に弾力もあり。
徐々にスープは吸って行きますが、垂れることはないです。
食感としては、モコッとした感じに変化しますが、コシはずっとキープ。

スープは、ウマッ!
印象として、普通の醤油ダレの中華そばの美味いヤツなんですけど、
スープ全体が「明るい」イメージ。
その明るさは、白熱電球の様な、家庭的な暖色の明るさというよりも、
蛍光灯のスマートで軽快ながら質感を伴った明るさ。

牛骨と豚骨をローストし、一日置いて、炒めた玉葱やニンニクとセロリ、白ワインを加えて煮込み、
さらにローリエや乾煎した黒胡椒、トマトを加えて煮込み、鶏挽肉を加えて「澄ます」という、
手の込んだ洋風スープがベースになっているのでしょう。
具体的にどこがどう反映してるか、察知するにはいたりませんが、
以前にも洋風出汁ベースの中華そばをどこかでいただき、
同じように「明るい」イメージを持った記憶が・・・そのときより数段質感のある明るさ。
たしか、ブイヨンと醤油で何となく作ったうどんのスープが意外に美味かった、
あれを、もっともっと洗練した感じ。

洋風スープに魚介主体の和出汁が加わることで、
おそらく単独だとラーメス―プとしては軽やかな(に過ぎる?)洋風スープに、複雑さとコク、重さが加わり、
和出汁の方は、魚介の素朴さに洋のスマートさが加わって、
相乗効果・混血作用で、あのハーフの女優にしか出せない、
和と洋の融合した美しさを醸し出しているようです。

醤油ダレには赤ワインも使っているとのことですが、
この中華そばにも使われてるのかな、直接ワインを感じることは私にはできませんが、
醤油成分にも複雑なコクを感じます。
塩気が強すぎることはなく、適度にスパイスと、節粉の風味も効いていて、
尖っていないけど、くっきりとした醤油スープになっています。

ワンタンは餡の部分が大きく、ちょっと自分の好みより餡が硬くはありますが、
エビの身のプリコリ感が伝わって美味しい、「ヒレ」ももうちょいフワッとしていてほしいけど。
チャーシューは、箸で持つと重力で崩れ落ちるようなタイプ、
脂身は少なく、サクッとしたもので、ほぐれる繊維が舌の上で広がりながら、
旨味を舌肌に刷りこんでいく感じ。
余計な味付けもなく、肉の赤身の旨味をしっかり味わうことができます。
他に、海苔・ねぎ・ホウレン草・味玉と役者ぞろい。

唯一失敗したなあ、と思うのは、
やはり基本メニューをまず食べてから、それが和出汁と出会うことでどう変わったか、
それを確かめる方が、よりいっそう味の構造を理解できたかな、ということ。
何せ、味を構成する要素が見事に一体になっている。
ただ、舌の上に、パッと明るい後味が残っている。
これ、限定じゃもったいないなあ。
通常メニューに入れた方がいいんじゃないかなあ。

投稿(更新) | コメント (5) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

ほぉ~、限定からですか。
どこかの誰かみたいですねw

ワインやらローリエやら、ホント洋食みたいですね。
しかしそこは、まさに和洋折衷。
見事なバランスが取れているようで。
まぁ、かなり手が込んでいるようだからこそ、限定なんでしょう。

corey(活動終了) | 2010年11月3日 14:45

はぁ~、面白そうですね、ここ。
洋食風ですか???
澄ますというのは、確か大至もそうでしたっけ?
近々追撃いたします。

ぐっちおぐっち | 2010年11月3日 23:52

corey(活動終了)さま、
これはこれは、Dr.限定さま!w
洋食の調理法に、「澄まし」、あ、これも元来は洋食スジのやり方かな、
それをベースに、しかし完成したのは、きちんとした地味な中華そば、というところがニクイです。
地味なんですが、なかなかやるなあ、という印象です。

ぐっちおぐっちさま、
あー、またお気に召さなかったらどうしよう(オロオロ。
でもね、地味だけど美味かったです。
今回はインパクト勝負にあらず。
基本メニューの評価は、みなさん辛いようですね。
限定が、「もうひと押し」を加える格好になっているのではないでしょうか。
こういう、インパクトはないけど、地味に良い仕事っていうのが好きなんですよねー。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年11月4日 02:34

愚亭猫さん!ども~(゚ー゚)
いやはや、愚亭猫さんの文章読むだけで旨そうでたまりません(`0´*)!
私にとって比較的訪問しやすい立地ですので早速BMしました~(゚ー゚)
私は「基本」からいってみますね(いつになるやら、笑)
またヨロシクです~(゚ー゚)

たにやん(緊急事態的限定復帰)さま、
うーん、どうも基本メニューは、ある種の弱さを伴ってるような予感がしますが、
しかし、やはりまず基本メニューから入るのが、そのお店を理解するにはよいのでしょうね。
個人的には、この限定メニューこそが、このお店の真骨頂が出ているような気がするんですが。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年11月9日 01:35