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「味玉担々つけめん」@TETSU 品川店の写真 悪夢のような、あの金曜日。そして、目もくらむような忙しさの週末……日曜日(13日)、会社周辺のコンビニからは食料も消え失せ、騒然とする職場でスナックや煎餅をカジりながら頑張りましたが……さすがに疲れました。被災地のことを思うと気が引けますが、とにかく「まともな食べ物」が食べたくて、品達「TETSU」へ。
 さらっと「煮干そば」でも食べようと思っていましたが、すでにランチで売り切れたとか。入口右手の券売機と相談し、ちょっと面白そうな「味玉担々つけめん」(900円)を、ポチッとな。麺の方も、ちょっと趣向を変えて「あつもり」で注文、丼は約8分で到着。
 では、つけ汁を一口……おぉ、「TETSU」といえば「濃厚」の代名詞ですが、コイツはさらに一段上の「特濃」クラス。ベースは「つけ麺」のスープと共通のようで、鶏・ゲンコツの濃厚動物系スープに、鰹・鯖・煮干しなどをドカンと効かせたというもの。一方の胡麻ダレは、一見白胡麻ベースの芝麻醤のようですが、味的には「胡麻味噌」のような風味が強く、動物系に負けない味の「太さ」。これら「重量級」のぶつかり合いに、重苦しさを感じそうになるところを、辣油でビシッとキレを加えてイナしています。非常にバランスのとれた味わいですが、私にはちょっと濃すぎて「音割れ」気味かな。
 麺は太麺ストレートで、ナミナミと注がれた鰹出汁に浮かべて供されます。チョイと一本いただきますと……適度なコシを感じさせながら、軽快な歯切れの麺は実に甘み豊かで、その甘みを出汁がキリッと引き締めて、実に美味い。それに、この出汁もマジで美味い。とかく「あつもり」用の出汁は、「出がらし」のような二級品で風味付け程度のものですが、さすがは「TETSU」、一切手抜きなしという訳ですか……私なら、麺と出汁だけでそれなりに食べてしまえそう、これが「ひやもり」と同額でいいのかしら。
 麺に出汁を絡ませて、つけ汁にドップリつけて、ヂュルバァ~~ッとイキますと……麺がまとった鰹出汁が、「濃密」なつけ汁の味空間と麺との「潤滑油」のような働きをして、意外にスムーズにいただけます。ただし、出汁の鰹とつけ汁の鰹粉のシナジーには、やや重苦しさを感じますが……具材は、タップリ入った挽肉とメンマ、そしてネギと小ぶりな青梗菜など。つけ汁に、どことなく「味噌」的なニュアンスがありますので、挽肉とは「肉味噌」的な相性を呈して、これがなかなかイケる。メンマも驚くほど沢山入っています。
 ―――被災された方々の悲しみが胸に突き刺さる中、こんな美味いものを食ってていいのかな……品川の片隅で、そんな想いに苛まれます。かつて病気で生死の境を彷徨い、辛うじて生還した後、改めて満開の桜や道端の雑草を見直して、涙が頬を伝ったことを思い出します……この世には、「生」と「死」しかない。しかし「生」とはかくも力強く、かくも希望に満ちたもの、そう感じて心が震えたのです。生きるとは、この「TETSU」のつけ麺のように力強く、そしてラーメンのように可能性に満ちている。被災地の方に、少しでもこんな想いが届けられればと、このレビューを書いています。そして、不幸にしてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

どうもです!!
かなり前になりますが、こちらの店舗でちょっぴり不愉快な思いをしたことがあり、
系列店も含め、再訪リストから消していたのですが、そろそろ解禁しようかなぁと。
この一品を真似してみたいと思います。
こんな時だからこそ元気に行きたいですよね~

| 2011年3月25日 07:16