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「つけ麺 並」@中華蕎麦 つけ麺 一の写真 昔、原宿を本拠としたプロジェクトに携わったことがあり、その仕事が面白く、夢のような日々でしたが……別の大きなプロジェクトが立ち上がり、泣く泣くこの街を去りました。それ以来、なんとなく神宮前あたりには近付かないようになっていましたが……あれから10年以上、久々に竹下口へ(6日)。
 「一(hajime)」は、東郷神社参道前のビル地下一階にあり、店内は古材をつかった洒落た空間。券売機は入口右手のブラインド・サイド、かなり濃厚との噂ですので、「つけ麺 並」(780円)を、ポチッとな。待つこと7分で丼到着。
 では、つけ汁を一口……おぉ、これは美味い。主軸となるのは濃厚な鶏白湯で、スープから溢れだすような風味と旨みが印象的。しかも、黒豚ゲンコツのせいかコクにカチッとしたソリッド感も兼ね備え、節系主体の魚介系も実にシックリ馴染んでいます。そして、強めのカエシでキリッとキレを加えて……味の「一体感」という意味では、最近の新店としてはトップクラス、非常に完成度の高いバランスです。
 麺はやや細めの太麺ストレートで、麺箱にはカネジン食品のロゴマーク。長さが多少気になりますが、ゆで上げも完璧に近く、シットリした口あたりに強めのコシ、そして実にスムーズなノド越しと、三拍子そろっています。甘みにも妙な派手さがなく、一口で「佳品」とわかりますな。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……うん、これは見事。普通、つけ汁・麺それぞれの完成度が高いつけ麺は、両者相性イマイチという例が多いのですが、この一品は両者きちっと噛み合って、こりゃ相当な「口福感」。ただし……味の一体感の強い濃厚系ゆえ、中盤からドンドン飽きが来ます。
 具材は、麺皿のチャーシュー、メンマ、海苔に、つけ汁に少量のネギ。特筆はこのチャーシューで、炙りたてで脂身がジュウジュウと音をたてているところへ、能書きに従ってチョイと塩をふってカジりますと……うん、とっても美味いんですが、このまま居酒屋の世界に入ってしまいそう。メンマ・海苔も風味抜群ですが、量が少ない。
 具材でも「飽き」が解消できませんので、卓上の「一味」「だいだい」(酸味)を試してみましたが、特に「だいだい」の鮮烈な酸味は好印象ながら、やはり食べ手の目先を変える程度で、「変化を楽しむ」には至りません。
 ―――非常に強烈な「ファースト・インプレッション」。しかし、その完成度ゆえに飽きられるのも早い……プロ野球のピッチャーなんかに、よくあるタイプですな。抜群のストレートを持ちながら、力押しの単調さがアダとなるタイプ……要はどう「変化球」を織り交ぜるかということかと。その突破口の一つは、「薬味」なんじゃないかな。濃厚系で名をはせる店は、意外に薬味で加えるメリハリに気を使っていたり。せっかくのこの「素質」、まだまだひと工夫加えてほしいと思う、オジサンなのでした。

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