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「醤油らーめん」@麺工房 茜の写真 汐留には、JR線路で切り取られ新橋側に取り残されたような街区があります。どのビルも西欧風の洒落たデザイン、なかなかアカぬけた街並みですが、夜は人影も消えてゴーストタウンのような静けさ。それもそのはず、汐留からJR線を越えてこの街区に抜ける経路は1カ所のみ、新橋からも距離があり、ちょっと微妙なアクセス。アチコチで懸命に通路工事をしていますが、インフラ未整備のままハコモノだけが先行する、日本ならではの光景といえましょう。
 そんな街のほぼ南端、第一京浜に面して位置する「茜」。「麺酒房」の名の通り、夜は居酒屋兼業といった業態のようですが、この場所では夜はさぞ難儀でしょうな……水曜(22日)夜に入店すると、思った通り先客1名のみ。とりあえず、注文は「醤油らーめん」(650円)。
 厨房は、ご主人と奥さんとおぼしき女性の2名で切り盛り。カウンター上には冷えたおしぼり、いやぁ〜〜こういう蒸し暑い夜には、ホント助かります。しかし、接客する奥さんは、ややお疲れのご様子……4月開店以来ほぼ5カ月、この街相手に少し苦労されましたかな。
 差し出された丼は、ライトブラウンのスープに、コザッパリと具材がのる、比較的シンプルな景色。では、スープを一口……鶏白湯に近い濃厚な丸鶏スープに、カツオ節・煮干の魚介スープを合わせたWスープ。醤油カエシを少し立たせていますが、程良い甘みと、ガンと感じるくらい強い旨み。鶏のアミノ酸系の旨みに、魚介系でも核酸系の旨みで相乗効果を出すという、ハッキリした設計ポリシー。個人的には初体験の構成で、確かにこの「旨み」強度はちょっと驚きですが……やや魚介系の組み立てに無理があるのか、にじみ出た「酸味」が気になります。
 麺は太めの中太ストレートの多加水麺。自家製とのことですが、噛む歯を押し戻すような弾力に納得。歯切れはイマイチですが、ツルリとした喉ごしは悪くありません。ピチピチ系の麺肌ですが、スープ濃度のおかげで持ち上げはまずまず。ただし、濃度といっても「鶏」ですので、スープ・麺のコラボはイマイチ「迫力」不足。具材は、モヤシ、メンマ、バラロール・チャーシューにネギですが、ソツないレベルに仕上げてます。
 「鶏白湯」系の動物系と魚介系のWスープという、ある意味チャレンジングな構成の一品。強い旨みがこの構成の「可能性」を示唆していますが、まだいろいろと調整が必要のようです。しかし、じっくり熟成していけば、あるいは新たな地平が見えるかも知れない、そんな期待が持てる一杯でした。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

どうもNです。

しかし、このイタリア街から程近い場所にラーメン屋があったとは。。。
時々仕事で行くので、ちと覗いてみましょうかあ〜〜
あー 私は馬はやりませんので。見る乗馬ではありません。。。

しかし、10数年前まではこの近辺何も無いゾーンですよね。
ヤクルトの本社から先は、世界が違いました。。。
まー 10年前の話ですう。

うこんさま | 2007年9月1日 11:12