なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

『…深い!!』
スープを一口啜った瞬間にそう感じた。
好みは分かれるだろうが、ここのものを日本一旨い醤油ラーメンだという人がいたとしても私は決して驚かない。そのくらいのインパクトは十分に備えているように思う。

デミグラスソースやオニオンスープを思わせるほどの深いコクと旨みを湛えたスープは、魚介・豚骨・Wスープといった既存の枠組みをはるかに超えた独創性豊かなもの。
鰹を中心とした魚介の風味や、ネギ・バターの焦がした薫り、また動物系食材のまろやかさと濃厚さに加えて、クミン・ターメリック・ガラムマサラといった極めて多種多様なスパイスの数々が真に重層的な味わいのスープを仕上げている。

この辺りの分析は完全に私の舌によるものなので、使用している食材については若干の間違いもあるかもしれないが、この店が純粋な和、あるいは中華の技術だけでなく、フレンチやイタリアンといった洋食の技術やエスニック料理の技術をも駆使していることは間違いない。
店主のポテンシャルの高さが滲み出るスープだ。

ただ残念なのはサブメニューとの相性。
“よくばりセット”なるものを注文したため、豚めし(チャーシュー丼)とミニサラダがついてきたのだが、これは単品として食べるならまだしも、これだけ味の濃いラーメンとのセットとなると問題が多すぎる。このメニューに関しては少し味の引き算をすることが必要だろう。
折角、絶品ともいわれる杏仁豆腐があるのに、これは本当に勿体無いところだと思う。

この部分を考慮するとセンスが良いのか悪いのか分からなくなってしまうところが悲しいが、エスニックを基調としたこじゃれた雰囲気とも相まって、総合的にはかなりの満足度を得られるお店だった。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。