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 昨日、「動物系」の隠れ家の様な名店を訪ねた際、
昼にも関わらず、客が少なかった。そして、味の好みがどうも年齢のせいか、
動物系をあまり好まない嗜好へと変化して来ている自分に気付き、
<魚介>・<和風>感が急に恋しくなる。
マニア受けの良いその動物系の店の評価はもう一度来てからだな・・と思う。
 
 すると・・ 突然、ここ<一信>を思い出す。
かれこれ2年位は来てない。遠のいた理由は、その当時、そのごく和風な
奥ゆかしい味わいで「物足りなさ」を覚えた事と、それを助長する「大盛り不可」の
2点によります。店自体はひっそりとして好きだったけれども・・。

 久し振りに訪れても何も変わりません。正直、「潰れてね〜か?」と
道中は心配しながらでしたが、健在でした。11時40分頃入店で先客はゼロ。
「相変わらずやな〜」と思う。昨日の店もそうだったが、(そこは近々に評価します)
ネットやラーメン本という存在がなければおおよそ経営が成り立たないと
思われる辺鄙な場所にあるラーメン店で、尚且つ、素人には非常に判り難い味を
提供する店はその高い評価・評判とは裏腹に大体の場合、客入りは良くないですな。
(店主がやたらに繁盛しなくても良いと思ってる事が多いでしょうが・・)
因みに完食後、帰る12時でも入客は私以外はゼロでした。
こちらの店もオープンしたての頃はネットや本等で有名な人から、その麺や
和風スープを絶賛されていた筈です。皆さん、横へ倣えで掲示板やブログ等で
「美味しかった〜〜♡」とか良く書いてましたが、あまり繁盛してませんな。
 ま、所謂こういった<食べ歩き浮動票>をとっても全然駄目ですわな。
大将、私のような近場で定期的に来る常連さんが大事でっせ。
「毎日欲しくなる」味を目指して下さいませ。(辛口・・失礼しました。)

 未だ未食の「つけそば」を注文。判ってはいるものの、「大盛り無理でしたよね?」
と念を押しとく。「出来ません!。」と大将から連れない返事。(コッソリやってよ)
そ〜ですわな。メニューの横にきっちりと「大盛りは出来ません」と書いてある。
 しかし、私は必ず言い続けます。何故かと言うと、何回も言っているうちに、
かつて、東淀川の<麺や輝>という店で「大盛」がメニューに入りましたし、
(私が言ったからという訳ではないです。沢山の皆さんの希望でしょう。)
 そして、あの量の少ない天五の<洛二神>でもなんとか「替え玉」を
提供してくれるようになっています。
 恐らく、この店では皆さんも量に不満をお持ちでしょうから、小さな一票となる様、
子供の躾の如く、私は言い続けます。「大盛り出来ないですか?」・・・と。

 さて、初めてのここのつけ麺、いや、「つけそば」。麺はどうも通常メニューの
「醤油そば」と一緒の様子。元々、まるで蕎麦といったビジュアルを持っていた
その麺ですが、熱いスープの中では、やや腰に不満を残していた記憶があるので、
冷水で締める事によって得られる腰でレベルアップするだろう事に疑いはありません。
 水切りのアミ等を使わず、ただラーメン丼に入れられただけのその「そば」は
やはり、つるつるとした喉越しと適度な腰を合わせ持ち、このスタイルで食べた方が
合っていると個人的に思います。

 熱々のつけダレの中には厚みのあるチャーシュー2片、小松菜(チンゲン菜?)を
小さくカットしたもの、白葱の細切りと、一見してもチャーシューがなければ
やはり和風のつけダレ感である事を強く醸し出しています。
小松菜のサクサクとした歯応えとちょっぴりの青臭さは新鮮味あり!。
 変わった所では「肉みそ」と呼ばれる肉と味噌を煮込んでから固めた様な
ブイヨンの様なキュ−ブ状の塊で底に沈められてます。
これを少し溶かないと、味がやや薄目です。何故なら、ハッキリと
「スープ割り不可」と書いている上、 「スープも飲んで下さい」 と
書いてるからです。そう、元々つけダレというには薄いのです。
この店標準の「醤油そば」のスープを僅かに濃くした位ですので、
この「肉みそ」キューブを溶かし入れる事で味に深みを与えています。

 味の詳細は、「和風」と形容するのが私のレベルでは精一杯・・。
つけダレから魚介の風味がしておりますが、僅かながら動物も感じます。
鶏がら・そして豚骨も少し・・?  前のスープ寸胴を見ると、
野菜も沢山浮かんでいます。「旨い!」では無く「美味しい〜」です。
 
 しかし、問題点としてこのタレ(スープ)からは(醤油そばも同じかと・・)、
<主張>が感じられないのです。「主役不在」と言いましょうか・・?
この辺りがやはり非常に判り難い味にしている一つの理由かと思うものの、
この大将は敢えてこの味に持って行っている様な気がしてなりません。
 そう、何かを突出させず、色々な出汁を混ぜ合わせ、渾然一体となった
スープを薄目の醤油で閉める事により、動物味を隠し、
僅かに強い魚介の風味を引き立たせ、少ない脂分から<和風>を感じさせると・・。
ただ<あっさり和風>では無く、動物から出るのか、深みもキチンと出ています。
 あくまでも想像ですが、きっとこの大きく主張しないタレ(スープ)は、
「確信犯」でしょう。これ程のスープを作れる人なら、「魚介系!!」とか
「和風ニボシ!」と歌うスープならきっと簡単に作れる筈です。

 確かに「美味しい」その「つけそば」は一気に完食です。
が、やはり、以前と同じです。「なんか物足りん・・」麺は恐らく約200g位。
それ程少ない量ではない筈ですが、やはり、少な目の脂分と、<和風>感で、
まるで蕎麦屋で「かもなんばん」でも食べた気分になるのです。
もしかすると、蕎麦屋の「肉そば」辺りの方がパンチ在るかも知れません。

 そう、「ガッツリ感」、「満腹感」とは無縁のこの「つけそば」・・・
店主の方針と判っていてももう少しパンチがあればもっと好みになるかと。
しかし、以前程不服に思っていない自分がそこに・・。
 ただ、この満足感で¥850−が苦戦を大きく助長します。
煮玉子¥50−はいいのですが、それを追加すると¥900−・・、

 先日、価格面で大きくマイナスとした「綿麺」@松原が逆に少し輝いてしまいます。
「和風好き」や「豚骨嫌い」な人には是非共とお奨めな店なのですが、
万人に薦められるかどうかも微妙なポイントとなる点数付けとなります上、
味の実力値を価格や少ない満腹感が足を引っ張っている事確実です。
 又、伺わせて頂きます。しかし、なんとか「大盛り」出来ないもんかな・・。
変わらず美味しかったです。ご馳走様でした。

投稿(更新) | コメント (3) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

ち、近いうちにここのつけそば食べようと思っていたのに、さ、先を越された〜!!
そんな感じです。
とはいってもいつ行くのか全く決めていなかったので、せいぜい
母「早く勉強しなさい!」
息子「今やろうと思っていたんだよ!」
レベルの話なのですが(笑)
というか、実はこの店の「醤油そば」を先月食したのですが、「下書き」のまま
アップしていないことに気付きました。「浮動票」です。
まあ表層をなぞっただけのような駄文なんですけどね。

そうそう。
このつけそばも昨年と随分変わっているようですね。
昨年のつけそばはつけ汁や麺とは別の皿でチャーシューや小松菜、味玉、にこごりなどが
供されていた模様。
でも今年はつけ汁の中に具が投入されていて、しかもにこごりの代わりに肉味噌の塊ですか。
興味深いので、7月頃には僕も食べに行ってみます。


poly-hetero | 2008年6月17日 23:33

 TGholicさん、コメント有難うございます。

>実はこの店の「醤油そば」を先月食したのですが、
〜そうだったんですか・・。是非とも採点をお伺いしたいです・・。といいますのも、
 正直、私は特にこの手合いの店の評価が自分の中でもハッキリしないんです。
 自分自身としても、あまり無いタイプの和風。且つ、何となく崇高そうな味なので、
 「美味いよね」と納得してるだけかも知れません。その証拠に「今度いつ行こ〜」と迄は
 未だ思案しておりませんので、体が正直なのかも知れません。
  
  あのスープは私の思っているような計算された物では無く、もしかすると、
 良く味の判られる方からすると、「出汁のとり方が甘い!」とかで、
 実はあまり高くないレベルの物なのでは・・と疑心暗鬼にすらなりそうです。

 この手の「和風」「出汁」はやはり本来、TGholicさんの味覚評価が的確かと思ってますので、
 是非とも「つけそば」と、まだ寝かせてる状態の「醤油そば」の評価も併せて、
 宜しくお願い致します。 本当に一読したく思っておりますので・・。
 (「醤油そば」の評価が放置・・と云う事は今一だったのかも知れませんね・・)

昼飯専門 | 2008年6月18日 16:50


>且つ、何となく崇高そうな味なので、 「美味いよね」と納得してるだけかも知れません。

よくわかります。確かに「崇高そうな」雰囲気がありますよね、あの店主さんとラーメンには。
で、強迫観念とまではいいませんけど、「高く評価しないと自分の味覚が疑われる」と思わされる
部分もあるのかもしれません。
自分の感想及びブロガー達の評価を勘案し、そう感じました。

>この手の「和風」「出汁」はやはり本来、TGholicさんの味覚評価が的確かと思ってますので、

いやいや!本当にね、日々色んなラーメン(つけ麺)や皆さんの評価(RDBだけではなく)から
勉強させてもらっている次第なんですよ。謙遜でも何でもなく「自分なんてまだまだひよっ子」
だと痛感させられることが多々あるんです。昼飯専門さんのレビューを拝読させて頂いてもしかり。

それに今日アップした「みつか坊主」の「赤味噌ラーメン」のレビューでも触れていますが、
僕にはラーメンを食すにあたっての致命的な弱点があり、一信の醤油そばでは小松菜にも少し
「やられて」しまったんです。

>まだ寝かせてる状態の「醤油そば」の評価も併せて、宜しくお願い致します。本当に一読したく思っておりますので・・。

一応アップさせて頂きましたが、正直言ってかなり自信の無いレビューであり、ご期待に添えそうもありません。
食べ歩き歴1年足らずの小僧による背伸びだよね、という風に寛大なお心でお読み下さい(苦笑)

長いコメントで申し訳ないです。するっとお流しください。

poly-hetero | 2008年6月18日 21:36