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2018年9月12日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区西早稲田

【限定】岡山笠岡ラーメン

「ご当地ラーメン」を再現して店で発売していると言ったら「渡なべ」(高田馬場)か「ご当地ラーメン 巡」(金沢)。
「渡なべ」では過去に「富山ブラック」「大分佐伯」「新潟濃厚味噌」「長岡生姜醤油」「新潟背脂煮干」「上越味噌」「尾道ラーメン」「鳥取牛骨」「下松牛骨」「いろは(宮城県)インスパイア」、ご当地ではないが「札幌ブラック」などもやっている。そして今回一週間ほどの限定で日曜夜から発売開始したのが「岡山笠岡ラーメン」。私も10軒くらいで食べており、先日も寄ってきたので楽しみに行ってきた。

「渡なべ」は2002年オープンで16年目。激戦区高田馬場において古株と言っていいだろう。それなのに昼時だったと言うこともあり、満席で食べ終える12時半頃には4−5人待ちだった。ラーメン店を長く続けるのは本当に大変である。そういう意味で実に素晴らしい。

今回の「岡山笠岡ラーメン」830円は岡山県笠岡市周辺のご当地ラーメンで老鶏をスープとトッピングに使うのが特徴。ご当地ラーメンの場合、醤油は地元の醤油を使うことが多いが、笠岡は一般的な醤油を使っているらしい(笑)。そして、老鶏や麺を地元から取り寄せるのはいろいろな「壁」があるようで、麺はいつもの処、老鶏は業者任せのようだ。しかし、店主のまとめ方には過去のご当地を食べた事がある人であればわかると思うが、まとめ方がうまい。言うなれば「ご当地ラーメン」を十分再現しているが、それだけではなく、東京の人が食べても「おいしい」と思って貰えるように仕上げているところが商売人でもある。本人は食べ歩きの方でもいまだ現役なのでそのあたりは心得ているようだ。日曜までの期間限定、数量は限定せず営業時間中の売り切れは基本的に無いとのこと。食べた事の無い人もある人も、「渡なべ」が作る笠岡ラーメン、ぜひお試しを!

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。