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2023年5月30日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区西早稲田

「豚頭豚骨」「ゲンコツ豚骨」食べ比べセット

創業22年目の今でも並びを作っている人気店。
先週、店主の渡辺樹庵さんのつぶやきでこんなのを発見。
『「渡なべ」で、限定「豚頭豚骨」「ゲンコツ豚骨」を始めます。ふと「豚頭とゲンコツの味の違いに興味ある人いるかな?」と思って、それぞれ100%で炊いてみました。スープ以外は全て同じです。食べ比べセットも用意してます。1週間ちょっとの予定です。良かったら食べ比べてみてください。』
なんだか面白そう、と思って行ってきました。単体だと900円。食べ比べセットだと1500円。そりゃ〜もう迷わず食べ比べセットでしょう(笑)。
麺量がそんなに多くはないので普通の人でも(普通の人、って誰?(笑))食べ比べセットは食べられるはず。
食べ比べると明らかに違いがわかります。結果論だから言えますが、想像通りです。
だがしかし、次の機会にタレや麺を変えて、どちらか一方だけを食べて、「豚頭かゲンコツか?」と聞かれたら、当たるかな〜?当たると思うけど、店によって作り方が違うしなぁ〜。でも、当たると思います。それくらい違います。

豚頭:味も香りも獣っぽさを強く感じ、いわゆる豚骨臭が苦手な方は最初はツラいかも。ただ慣れてくると、これがスープのコクや独特のクセや魅力になっていき、どんどんスープを飲みたくなってくる。途中、紅生姜を加えるとその野性味が顔を隠したものの、十分パンチのある食べやすい博多ラーメンに変わっていった。
ゲンコツ:出てきた状態で油が多く、こってり感あり。でも香りや味は豚頭と比べるとおとなしめで(慣れたからかも)最初はこちらの方が食べやすい。紅生姜を加えなかったこともあり、最後までインパクトを残して食べ終えた。

スープの色は見た目も結構違っていて、ゲンコツの方がグレイ。豚頭の方が見た目だけだとクリーミー。
香りは熟成の仕方によっても随分変わってくるので、豚頭だから香りが強いとは限らないと思うが、今回は豚頭の香りが強かった。
背ガラだけのも食べてみたい。あの麺量なら3杯、行けそう(笑)。

共通のチャーシューが角煮のような柔らかく煮込んだものを厚みを持たせてチャーシュー風にカットしたもの。これは好きなタイプ。この食べ比べにこのチャーシューを合わせた理由を聞いてみたい。今週末まであるかどうか?興味のある方は急いでください。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。