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2020年11月5日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区目黒

チャーシューワンタンメン+汁なし担々麺

外出する時間が無く、会社近くの「かづ屋」へ。会社の近くにあり、しかも大好きな店なのでしょっちゅう行ってるかと思われがちだが逆に「いつでも行ける」という気持ちでなかなか行かないこともある。今回はなんと1年7カ月ぶり。(前回の「今日の一杯」以来)
行く時は年に2−3回行くのだが行かないときにはこうも間が離れてしまうものだ。それがコレクター。

会社を出るときには「今日は久しぶりに汁なし担々麺」とずっと思ってやってきたが、昼時5人待ち(コロナの関係で席間を取っている)で表で待っている間に和出汁のいい香りが漂ってきて、どうしても食べたくなり、結局、チャーシューワンタンメン1520円と汁なし担々麺970円の両方を注文。

ちなみに店主の名前は「数家さん」だが、読み方は「かずいえさん」である。店名が「かづ屋」だから字を見たときに「かづやさん」と読むかと思ったらさにあらず。しかも「かずいえさん」で店名は「かづや」なので、いろいろ変えている。

「たんたん亭」(浜田山)で6年間修業。当時は創業者の石原さんもいたので、石原さんにラーメンを教わっている。ちなみにラーメンはもちろん石原さんに教わっているが、2006年の五反田店オープン(今は「煮干しラーメン凪」になっている場所)の際に「担々麺」が誕生している。「かづ屋」のHPではこのように書かれている。「かづ屋の担々麺は、五反田店開店のおりにマスターから伝授された芝麻醤を元につくりだされました。いわばマスター石原と私のコラボレーションと言えます。」とのこと。

汁なし担々麺は少し遅れてからの提供だと思うが今流行りの麻辣系ではなく、芝麻醤をたっぷり使い、カシューナッツやパクチーがのったオリジナル。麺は200gなのでかなりたっぷり。汁なしを頼むと小鉢にスープが付いてくるがこれがおいしい。麺が入る前の綺麗なスープ。ワンタン入りも頼める。私はチャーシューワンタンメンも頼んだのでそのスープと汁なしに付いてきたスープを飲み比べながら楽しんだ。

チャーシューは「醤油、みりん、紹興酒、香味野菜、蜂蜜」などをつけて焼いたもの。以前は支那そばにはもも肉、チャーシューメンには肩ロースだったが、最近のチャーシューメンには両方入っている。

また最近「柴崎亭」やその出身店で「麺線を揃える」のが増えているが、こちらは創業当時から平ザル。(これは修業先で指導された)麺を揃えるのは数家さんのオリジナル。

一時期、スタッフも増えて厨房も離れたこともあったが最近、昼にはたいがいいるようだ。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。