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2017年10月14日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区銀座

10月11日オープン。
事前情報によると「酸辣湯麺」がメインかと思ったら、メニューのトップは「麻婆麺」。口が「酸辣湯麺」になっていたので二つ食べようとも思ったが、銀座に気になるとんかつ情報があったので「麻婆麺」のみで我慢。主なメニューと値段は麻婆麺1000円、酸辣湯麺1000円、担々麺1000円、汁無し担々麺980円。銀座なら行けるかな?というギリギリのいい値段設定。ランチタイムはライスサービス。
このメニューのラインナップは、実に素晴らしい。私の脳内を検索されたのではないか、と思ったほど。「担々麺&汁なし担々麺」はここ最近の第何次かの担々麺ブームで見事なタイミング。そして「麻婆麺」は「やまぐち辣式」が麻婆まぜそばを出したときに「これはイケル」と思ったメニュー。しかし、あとで知ったことだが新潟では各種「麻婆麺」が流行り始めていた。そしてそして「酸辣湯麺」だが、チェーンの「揚州商人」では「スーラータンメン」という名前ですでに人気メニューになっており、本店が目黒にある関係で私もよく食べている。その時に「酸辣湯麺専門店ができてもおかしくない」と思っていたのである。元祖は赤坂の「榮林」で50年近くの歴史がある。
そんなニッチなニーズをうまく集約して見事な専門店として誕生したわけだ。正直、やられた感じ。麺は三河屋製麺。
そして食べてみた「麻婆麺」が驚く程よくできている。麻婆まぜそばだと「やまぐち辣式」「麻ぜろう」、麻婆麺だと「三宝亭」「あかずきん」などが気に入ってるがそこに割り込んでくるのに十分。スープが少なめで麻婆麺と麻婆まぜそばの中間くらい。シビカラ具合は薄辛、普通、倍辛から選べるが普通で食べてみてちょうど良かった。ここのところ、名前を聞くようになった「ぶどう山椒」を使った卓上の「ぶどう山椒オイル」がまた効果を発揮する。
酸辣湯麺や汁無し担々麺のビジュアルもそそり、これは早々に全メニュー制覇しなきゃと思った次第。

お店データ

SHIBIRE NOODLES 蝋燭屋

東京都中央区銀座三丁目5-16 島田ビル1F(銀座)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。