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2018年2月9日の大崎裕史の今日の一杯

千葉県船橋市船橋

汁なし担々麺

2月9日にグランドオープンする「シャポー船橋」。新築南館の4階に「けいすけグループ(正しくは株式会社グランキュイジーヌ)」の新ブランドがオープン。そのレセプションに行ってきた。
あまり予習せずに行ったので、あまりの大行列にビックリ。既存店舗の入れ替えくらいで考えていたのだ。

それにしても1月26日錦糸町に「二代目浪漫軒」をオープンしたばかりなのに2週間ほどでまた新ブランド立ち上げとは驚き。そんな中、「名古屋ラーメンまつり」の第一幕・第二幕共に出店していただいているのだから、私は鬼だ。(この2店のオープンを知らない時に依頼している)

店名の「紀州清流」というのは、担々麺全メニューに使用している「ぶどう山椒」の産地が和歌山であること、生産者の場所周辺に清流があることから来ているようだ。ここのところ、「箸とレンゲ」「蝋燭屋」など、続々「ぶどう山椒」が使われている。「昨年から今年のトレンド」と言っても良いくらい。

国産のぶどう山椒を使っていることや芝麻醤の替わりに胡麻や木の実を使うことで「中国風担々麺」(これ自体がそもそも日本で開発されたものだが)との差別化をしている様子。これは和風担々麺、または日式担々麺と言ってもよさそう。(KEISUKE式担々麺かな?)

店名から担々麺専門店というのは理解できたので「担々麺」と「汁なし担々麺」を食べれば十分かな、と思っていた。ところが!担々麺の「味」が7種類。白胡麻、黒胡麻、ピスタチオ、カシューナッツ、アーモンド、くるみ、松の実から選択。値段は1000円から1500円。「ほぉ〜」という値段。

そしてそれぞれに「あっさり」(丸鶏ベースの清湯)と「こってり」(丸鶏、鶏ガラ、もみじ使用の白湯)があり、計14種類の担々麺。さらに汁なし担々麺があるので全15種類の担々麺を提供。「後発なのでいろいろやらないと」と笑っていた。

食べたのは「ピスタチオ担々麺(あっさり)」1500円、「アーモンド担々麺(こってり)」1200円、「汁なし担々麺」1000円の3種類。後半二つはシェア。

あっさりのピスタチオがわかりやすいかと思ったが、こってりのアーモンドの方がより個性を感じられて面白かった。ちなみに麺はあっさりが細麺、こってりは中太の平打ち麺でカネジン食品製。

そして汁なし担々麺は全粒粉入り太麺(つまり3種類の麺を使用)で胡麻や木の実など7種類全部を使用。具やトッピングが少なめの汁なし担々麺も見受けられるが、こちらは麺が見えなくなるまでのせられている。これもまたちょっと異質な汁なし担々麺。

さすが「けいすけグループ(正しくは略)」!
担々麺専門店でも他とは大きく変えて来た。都内から船橋は遠そうでそんなに時間はかからない。しかも駅上。無休で中休み無しなので行きやすい。

お店データ

紀州清流担々麺 produce by KEISUKE

紀州清流担々麺 produce by KEISUKE

千葉県船橋市本町7-1-1 シャポー船橋 4F(船橋)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。