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2020年8月6日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区下井草

中華蕎麦

2017年2月7日オープンの店に今頃初訪問。というのも、うちのスタッフが開店間もなく行って「今日の一杯」に書いたので「急がなくてもいいかな」と思っていたら、うっかり忘れてしまいずっと未食だった、という顛末。
それに気が付いたというのも「麺壁九年」に行くつもりで西武新宿線に乗り、Twitterを眺めていたらなんとそこが臨時休業。「コロナの急激な感染拡大に伴い連休の始まる23日より月末まで苦渋の決断では御座いますがお店をお休みさせて頂く決断となりました。スタッフと話し合いお客様スタッフの安全を第一に考えての決断で御座います。」(Twitterより)とのこと。その通り、安全第一です。あの頃(7月下旬)、急激に増えましたからね。
それで近くの駅で行ってない店は無いかな?と調べたらここを思い出したというわけです。
しかも、RDBで90オーバーの高得点になっていたとは驚き。こういうお店を見過ごしていたことを大いに反省。
13時過ぎ到着だったが待ちは無しだったものの、入れ替わりお客さんが入ってきて常時8割維持の感じ。コロナがなかったら並びもあるのかも?

主なメニューは中華蕎麦780円、煮干香味蕎麦 800円、濃厚白湯魚介蕎麦 830円、魚介出汁つけ蕎麦 850円*特製は+200円。他に季節限定や夏季限定がある。中華蕎麦を注文。

ワンオペで食べていないお客さんが4人ほどいても2杯ずつ、メニューによっては1杯ずつ作ることも。ご飯物が入ると意外と待つこともある。しかし、目の前で繰り広げられる丁寧な調理と接客には感心。丼は持てないほど熱々。

説明書きによるとスープは大山鶏、美桜鶏、総州古白鶏を合わせじっくり炊き上げたもの。カエシは広島の老舗醤油店の特級本醸造醤油に鰹・鯖・昆布など加えたもの。無化調の清湯醤油スープは鶏出汁が効いてかなりおいしい。かといって、今流行りのパターンとも違い、個性が感じられる。
麺は三河屋製麺の細麺。このスープにベストマッチして、実においしい。
2種類の豚と鶏のチャーシュー、メンマ代わりのタケノコ、菜の花、かいわれ、白髪ネギ。

よく「並びたくないので並ばずに食べられるおいしい店無いですか?」と聞かれることが多いが「都内のおいしい店はネットですぐに広まるので並ばずに食べるのは無理です!」と答えていた。でも、今回の混み具合がコロナの影響じゃないとすると、そんな人にはこのお店をオススメしたい。

お店データ

中華蕎麦 はる

中華蕎麦 はる

東京都杉並区下井草3-30-14(下井草)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。