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2018年7月27日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区浅草橋

塩そば+醤油そば+焼売

頻繁に味を変える「くろき」。しかもバージョンアップとか、そういうレベルではなく、毎回「刷新」なのだ。
6/22夜から新・塩そばの提供開始。25日から醤油そば、今の主なメニューは・・・。
塩そば1000 醤油そば1200 富士幻豚和えそば1500 地鶏あぶらそば1300 浅蜊あえそば1200 塩つけそば1200 名物焼売2個300
今回、塩と醤油の2杯と焼売食べたけどコンプリートまでには2杯ずつであと2回来る必要がある。
金曜の限定「くろき」はすでに終了。金曜も同じメニューで提供中。

さて、まずは焼売。かなりの自信作のようで券売機トップで一番目立つところにボタンがある。もちろん購入。この焼売がうまいのなんのって。しかも、行列に並んでいる時に食券を回収するから席に着くとすぐに焼売が出てくる。ラーメンができるまでこの焼売を食べながら待つことができるのが嬉しい。次回は2つ(一回で2個なので二つで4個)食べたい!

今回、麺が2種類。塩そばには手揉み麺、醤油そばには細麺がオススメ。その逆が合いそうだと思って最初は逆に頼んだら、「お店のオススメはこうです」と。食べ終えて、まさにその通りだった。最初から選択制じゃなく、固定してもいいくらいの相性だった。

そして塩そば。地鶏や鴨、鶏肉、黒豚、昆布などから旨味を抽出した清湯スープ。塩は海・山・湖などの5種類をブレンド。具はもも肉とむね肉、そして鶏団子。もはやこれは「特製」なのでは?と思ってしまう豪華さ。糸島メンマもうまいし、九条葱やドライトマトの脇役もしっかりと存在感を主張。隠し味的な生姜餡がまたいい。

醤油そばはがらりと変わる。清湯なのかと思ったら少し濁りのあるスープ。煮干し・昆布・鯖節などの和出汁にあさり出汁を加えたもの。丼の手前に模様があるのは、ヤマロク醤油の非加熱「鶴醤」を一吹きしたもの。途中でレンゲからではなく、ここからスープを飲むことで深みが出る。そんな小技も出してきた。今回、丼も完全オリジナルで頼んでおり、丼からスープを飲む前提で形状や淵の厚さを計算して作ったようだ。もちろんレンゲを使わずに完食完飲のダブカン。

醤油そばの具は、塩とはまったく違って、煮豚と焼豚。この焼き豚が冨士幻豚を幽庵だれに漬け込んでオーブンで焼き上げたもの。魚の焼き方の手法だがこれがうまくて別皿で何枚か頼みたい、そしてこれを肴にくいっと飲みたいうまさ。めんまは同じ糸島だが形状や味付けが塩とは大きく変えている。そして写真を撮った時には気が付かなかったが後半顔を出したのが大根煮。絶妙に合っている。小松菜と焦がし葱がまたいいアクセント。

まるで別の店を連食したかのような「別物」の2杯を堪能。いや〜毎回驚かされるけど、本当に引き出しが多くてどれもおいしくて、あと2回2杯ずつ通ってコンプしたい。もちろん毎回焼売付きで。ホント、焼売絶品!

この日は11時38分着で18番目。待ちの先頭になったのが12時7分。焼売が出てきたのが12時9分、塩が12時13分、醤油が12時23分、12時半過ぎには店を出ました。(写真のタイムスタンプより)

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。