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「つけめん 並」@つけ麺専門店 三田製麺所 三田本店の写真 泣き出しそうな空模様の日曜日(21日)、三田まで移動して地上に出ると……既に雨。折り畳み傘を開いて、慶応通りを歩くこと2分ほど、「三田製麺所」へ。
 現地に着くと、店名を記した大きな白提灯がお出迎え。木調の外壁に白い看板でなかなかシックな店構えですが……看板を縁どる「赤枠」がちょっとチグハグ。白暖簾をくぐると、店内は一本カウンターですが、二階席もあるようです。注文は「つけめん 並」(700円)。
 厨房は壮年の方二人で切り盛り、他に二階席をカバーする店員一名がおられます。業務用のパスタゆで器のような機械で次々に麺をゆで、客にはゆで置きの麺を供するシステム。ゆで待ちがないため、注文から約3分ほどで丼到着。
 では、スープを一口……豚の脂のほの甘さが全体を覆い、節粉で動物系の旨みを軽く引き立てる構成。動物系は豚の味わいが前面ですが、単純な豚骨ではないようですな。脂が乳化し空気を含んで、ポッテリとしたコクを醸していますが……大井町「ajito」に通じるものを感じます。おそらく、豚骨というより肉の残る豚ガラから煮出したスープが中心、これに鶏ガラや魚介系を合わせて、「ajito」よりはスッキリとした後味に仕上げていますが……広がりを持つ味わいに、どう「輪郭線」を引くのかが曖昧で、ややとらえどころのない、「ボンヤリ」とした味。
 麺は太麺ストレート。ゆで置きゆえ麺肌に「張り」がありませんが、適度なコシとモッチリ感、甘みも強くてナカナカの一品。コイツをつけ汁につけ、ズバァ〜〜ッといきますと……小麦の甘みと豚の甘みが、きれいに連続したグラデーションを構成して、コンビネーションは悪くありません。しかし、味わいがさらに大きく広がる分、「輪郭線」なき「ボンヤリ感」がさらに助長されますな……ニンニクでもないかと卓上を見ましたが、調味料は胡椒のみ。
 具材はチャーシュー、メンマと海苔。具材には、ボンヤリしたつけ汁の「アクセント」役を期待していましたが……細切れにされたチャーシューは、どちらかといえば薄い味付け、メンマにも味の特徴がなく、さらに広がる「ボンヤリ」感。
 ――「ajito」のつけ麺は、強烈な「濃厚感」と胃もたれしそうな「ヘビー感」が特徴。その重さを魚介系のスッキリ感で軽減しつつ、濃厚さを残す試みがこの一杯だとしたら、ある程度成功していますが……しかし、結局味をどういう方向にまとめたいのか、イマイチ理解できませんでした。辛味で「輪郭線」がある程度引き立つのなら、「辛つけめん」の方が面白そうですな……そちらはまた、いずれ。

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんばんは。

こちら噂は聞いていたのですが、レビューを拝見する限りでは、どことなく資本の気配を感じますね。
流行の味ということで抑えておきたい気もするのですが、悩みどころです。

そういえば、「つけめん工房 浅草製麺所」と店名が似ていますが、何かしら関係あるのでしょうか???
両方とも浅草線の沿線ということは単なる偶然でしょうけど(笑)

E.T.O | 2008年9月28日 23:05