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「煮干清湯 醤油 ¥700+うずら3個 ¥50」@さんじの写真平日 晴天 10:50 先待ち3名 後待ち4名

予定のない平日なので〝第5回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催する。この開催は昨夜から計画していたものでオススメに挙がる店から営業時間などを考慮して自分の好きなメニューで採点するものである。採点基準は90点以上付けたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちである。過去の対戦相手は風雲児 麵屋一燈 煮干しつけ麺宮元 竹末東京プレミアムで成績は3勝1分 2KOと優勢。何故なら清湯醤油系が好みなのだが毎回ガッツリ系が挙がってくる。現在オススメになってる店も煮干しを主にした店ばかりだ。スパコンに不信感が募るがもしかしたら知らない世界があるのかもと期待して足を踏み入れてみる。

そこで今回の挑戦相手に選んだのが以前からオススメから消えることのないこちらだ。皆さんの評価は良いようだが限定メニューの多さに不安があり訪問を避けていた。よくあるのが限定品に力を注ぐあまりに初期値のメニューがおろそかになりがちである。何度かそういった店に当たった事があるが本末転倒だと思う。

時間もたっぷりあるので開店前を目指して家を出る。道中の40分で対戦相手の下調べをする。メニューを見ても内容がつかめない。皆さんのレビューも限定やつけ麺系のものが多く私の好みの物が少ない。かろうじて煮干清湯の文字を見つけ私には最適かもと勝負メニューの候補に挙げる。

駅に近づきおおよそメニューは決まり稲荷町の改札を出る。場所は下谷神社の裏通りなので分かりやすいはずだが路地が入り組んでいるので要注意だ。目星を付けた交差点に着くと開店間際なのですでに待ってる客の姿があった。慌てずに四番手をキープする。すぐに後続も現れるが思いのほか行列は少ない。

定刻11:00に店主が出てきて挨拶の声をかけて開店となる。気持ちのこもった挨拶に暑い中、訪れた甲斐があったと気持ちよく入店。

券売機の前へ。ボタンには無数のメニューがあるがほとんどはバツ印がついていてメニューの数はそれほどでもない。いい意味で裏切られたが私には好都合だ。対戦メニューに挙げていたタイトルを押す。不思議だが気になっていたうずらの卵を追加する。

四番手までは特別リングサイドのカウンターへと案内される。客席より広めの厨房は三人体制で回されている。スタッフ同士の声掛けや動きが機敏として心地よい店内。入った瞬間から煮干しの香りが鼻をくすぐった。この日は開店と同時に満席にはなっていなかったが客層は私以外はみなさん若く最高齢をゲットする。

暑さのせいかつけ麺のオーダーが多く四番手ながら二番目に我が杯が到着した。その姿は白磁の切立丼の中に美しいロゼカラーの焼豚が一際目を引き他にはないうずらの卵も個性を表現する。正直言って一目惚れはしない容姿だが如何なものか楽しみだ。

目の前に現れた途端に発する煮干し香が象徴しているスープをひとくち。まずは強めの苦みが舌を覆う。煮干しは勿論だが貝類のナトリウム系の苦みも含んでいる。それに伴ってやってくるのが塩味だ。かなりの塩分量だ。スープから甘みを感じ取る事が出来ず塩分と魚介による旨味だけで構成されているのだろうか。何より香味油は動物由来の鷄油のような粒子の大きさは全く無く煮干しの銀皮が光るミクロな粒子だ。この事からも魚介が全体の骨格を形成しているスープに思われる。ゆえに甘味成分が乏しい為に塩気と甘みのスパイラルが起こらず、この先は塩気と苦みとの戦いが予想される。

麺は入口に置かれた麺箱から分かるようにお膝元の浅草開花楼製中細ストレート麺だ。やや固めで仕上げられた麺はパツンとした歯切れが特徴的なスープに合わされた配合。よってスープの絡みが良すぎて塩気を強く感じてしまって麺自体はおいしいが私には不向きだった。

具材は美しいロゼ色の豚肩ロースの低温焼豚が薄切りで幅を利かせている。加熱を避けるためレンゲの上に避難しておいた。薄い肉質ながら下味はしっかりと付けられており不快な生臭さはないが避難先のレンゲの中にドリップした肉汁が鮮やかなピンク色に溜まり食欲が失せた。

鶏卵でも良さそうなうずらの味玉だが見た目こそ不思議に映ったが最高の仕事を成し遂げてくれる。口内の塩分は飽和状態となり水を飲んでリセットする作業を繰り返していたがお腹は膨らむ一方。そこでうずらの卵を口内に投入すると一気に塩気と苦みを打ち消してくれる。これが計算されたものならば恐ろしい設計だ。また麺をすすり飽和状態になったところで次のうずら部隊を投入する。これが3個あったおかげで何とか麺を完食する事ができた。本日のMVP受賞だ。

細切りの穂先メンマは歯応えより口溶けを優先されていて好みのものに近いが細かな味までは判断できる味覚は残っていなかった。薬味の細かな青ねぎも辛味の手助けとなっていたので火の通った白ねぎのような甘みのある具材があれば塩気一辺倒を回避できるのではと思った。

スープはやはり飲み干すことは出来なかったが麺と具材は完食できた。最後に飲んだの水の量が塩分量を感じさせる。甘みでごまかさない手法で勝負されているのは十分に伝わってきたが好みの問題だけで今回はこの採点となった。

結果は59点以下ということで私のKO勝ちとなった。これで5戦4勝1分3KOとスパコンにかなりリードした。これで次に挙がってくるオススメ店がガッツリ煮干し系だったらどうすれば良いのだろうかと不安になる一杯でした。

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