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「味玉清湯そば ¥830」@つけそば 神田勝本の写真平日 晴天 10:50 先待ち2名 後待ち5名

本日は〝第8回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催する。このイベントはRDB PC版のオススメに挙がる店から営業時間などを考慮してその店で自分の好きなメニューを食べて採点するものである。

採点基準は90点以上付けたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちである。過去の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」で成績は4勝1敗2分 3KOと優勢。何故なら清湯醤油系が好みなのだが毎回スパコンはガッツリ系を推してくるからだ。

唯一の敗北は麺処 晴さんの煮干し系の醤油ラーメンだけだ。しかしその後もオススメに挙がる店は煮干しを主にしたセメント系つけ麺の有名店ばかりでスパコンに不信感が募るがもしかしたらそこには知らないラーメンがあるのかもと今回のエントリーの中で清湯醤油系がありそうなこちらとの戦いを挑む。

アクセスは良く30分もあれば着きそうなので開店前を狙って早めに家を出る。神保町駅からも近く早く着きすぎてしまったと思ったがすでに二名待ち。慌てて三番手をキープする。

定刻を少し過ぎ入店開始。券売機の前に立つとメニューのヘッドライナーは、やはりつけそばのようでラーメン推しの私に薦めてくるスパコンに不信感が募る。初心を忘れずラーメンに味玉を追加してカウンターに座る。

店内は掃除も行き届きスタッフの皆さんも清潔感があり好感が持てる。かなり広めの店内を厨房4名とホール1名の五人体制でのフル回転。オペレーションは良さそうで繁忙時の集客力もありそうだ。

大きなダクトのせいか店内には煮干しの香りが薄っすらと香る程度で着席後すぐに調理が始まった。予想通りつけ汁用の器につけ汁を注ぐ作業が多く見られる。私のラーメンだけ隅に追いやられているようで疎外感がある。ワンロット3杯のオペのようだが麺の性質上で前客のつけそばより早く我が杯が到着した。

店は新しいが年季の入った鳳凰の描かれた高台丼の中の姿は懐かしい幼馴染のようだが、どことなくよそよそしく見えるのは低温焼豚や三つ葉のせいだろうか。

まずは粗い粒子の鷄油をまとった栗皮茶色のスープをひとくち。最初に鷄油のコクを感じてから煮干しの香味がやってくる。この煮干しの香味が厄介で強くはないが独特の苦味を押し付けてくる。幾重にも重なる鰹節や昆布やサバ節を蹴散らすようなクセのある苦味だ。

さらには贅沢なスープの食材をまとまる為に入れてある非天然由来の旨味が味覚のバランスを崩してくる。食材の持ち味だけで十分そうなものだが底上げされてあり残念。確かにこの価格で天然由来だけで提供するのは無理があるかも知れないが非常に残念。せっかくの食材が泣いているようだ。

スープは諦めて麺をいただく。立て看板や麺箱からも分かるように浅草開化楼の中細ストレート麺は透明感があり加水率も高そうだ。麺には期待していたが箸で持った瞬間に好みでない事を悟った。私には茹で過ぎだった。つけそば主体の作業工程なので茹で時間を間違えたのではないかと疑ってしまうほど柔らかかった。実際に口に運ぶとツルッとしてブニュっとした心地悪さが続くかと思うと食欲も失せてくる。

具材は豚肩ロースと豚ロースの低温焼豚の二枚。非常に柔らかく作られているが赤身の旨味や肉質は失われていて柔らかな麺と合わせると何を食べているのかすらも分からない状態。その中で唯一感じたのは振られた青柚子の香りだけ。

追加の味玉も良質なのは分かるがスープの不快な旨味と苦味にかき消されている。メンマもしかりで味の存在感はなく食感のアクセント役だけになっている。

薬味の白ねぎは江戸野菜の千住葱だが特徴的の甘みが全く無く産地を疑ってしまう。葉先を彩りに使われた三つ葉は茎も刻んで入っていたが三つ葉の軽やかな苦味ではスープの苦味の前では為す術もない。二枚も添えてある海苔が粗悪なのでスープに溶け出してしまい見た目を悪くしている。ナルトは信用できないので食べず。

再び麺に戻ったが時すでに遅しで多加水ながらもスープをパンパンに吸ってハリやコシとは無縁の代物に変化してしまっていた。スープは全量、麺も半分近く残して箸を置いた。周囲ではつけそばを美味しそうに食べている。今回も持論の〝つけ麺推しの店にうまいラーメンは無し〟の呪縛から逃げられなかった。

今回の採点は55点で私のKO勝利となり対戦通算成績は5勝1敗2分4KOとスパコン対決を大きくリードした。現在もオススメにはガッツリ系のつけ麺店が並んでいるが今回の入れ替わりで清湯醤油系の店が挙がってくる事を期待する。

誰よりも早く店を後にしたが、この街の昼時は食欲をそそる香りが満ちている。うどん屋の出汁の香りにカレー屋のスパイスの香り、天ぷら屋の胡麻油の香りと老舗珈琲店の豆を焙煎する香り。スパコンに任せてこちらに来たが他の美味しいものを食べれば良かったなと大切な一食を無駄にした後悔が残る一杯でした。

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