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「中華ソバ ¥700+出汁打ち込み式味玉 ¥100」@煮干中華ソバ イチカワの写真平日 薄曇り10:15 先待ち10名 後待ち多数

本日は〝第11回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催する。このイベントはRDB PC版のオススメに挙がる店から営業時間などを考慮してその店で自分の好きなメニューを食べて採点するものである。

採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちである。過去の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」で成績は6勝2敗2分 4KOと圧勝。何故なら清湯醤油系が好みなのだが毎回スパコンはガッツリ系を推してくるからだ。

現時点でスパコンが私に対するオススメに挙げるのは茨城県の店が多く苦手な濃いめの煮干し系が複数。ここをクリアしなければ次のオススメに入れ替わらないので遠出にはなるがこちらへの訪問を決意する。

RDBの評価も人気もかなり高いので開店の1時間前の到着を目指して8時半に家を出る。まずはつくばエクスプレスの始発駅の秋葉原に行き、そこから終点のつくば駅を目指す。玄関のドアから二時間弱の小旅行だ。

無事につくば駅に着いたが駅からも離れているがバスの時刻が合わずタクシーに乗る。目的地まではちょうど千円と30分歩くよりは楽ができた。

古びた商業施設のエントランスには開店1時間以上も前になのに9名の人だかりがある。しかも大半の人が折りたたみイスを持参している。行列のプロフェッショナルたちだ。

若者が多く見られるが私よりも高齢の60歳代後半のご夫婦も並ぶ不思議な光景だが、これから75分はひたすらに待つだけの時間を過ごす。

定刻になりシャッターが上がる。行列客のテンションも上がる。先頭から9名が店内に吸い込まれていったが惜しい所で一巡目は逃した。外待ちの二番手として店頭で待機する。不思議と店先には何の香りもしない。

先陣が入ってから20分で入れ替わりが始まったが思ったよりも滞在時間が長いのは和え玉のシステムのせいだろうか。ほとんどの客が追加注文していた。

カウンターに座り店内を眺める。外では感じなかった煮干しの香りが満ちている。BGMも無く静かな店内には麺を啜る音とレンゲが丼に当たる音だけが響きラーメンに集中できる素晴らしい環境だ。着席後に味玉を付けるか付けないかだけの選択肢しか無い注文方法でのデポジットスタイルだ。

オーダーしてからの提供時間は早く、絞られたメニューならではのオペレーションの良さが活かされている。入店してから3分ほどで我が杯が到着した。

小さめな白磁の切立丼の中の姿はシルプルを絵に描いたような潔さ。整えられた麺のラインが美的にも映える。

スープに浸ってない部分の麺からいただく。箸が触れただけで分かる芯の通った麺は喉ごしよりも歯応えや歯切れを楽しむタイプの麺で噛むほどに小麦の甘みが引き出される。麺の甘みも感じられファンが多いのもうなずける。

次に媚茶色のスープをひとくち。レンゲがスープに触れても当たりを感じない程のサラリとした液状だが青口イワシ特有の銀皮がレンゲにまとわりつく。いざ口に運ぶと真っ先に感じるのは喉を灼くような塩気だ。醤油ダレだけではない青口イワシの強い塩分が出ている。砂糖で甘みを足す店が多い中で、これだけ塩気を前面に押し出したスープは中々ないのでは。

麺の甘みとスープの塩気の対比は面白いが私には度が過ぎた。本来ならスープによく絡めて食べるのだろうが出来るだけスープと混ざらないように食べ進めた。

具材は初期値で入っている豚肩ロースの焼豚だが以前の写真を見ると大判なレアチャーシューが入っていたようだが現在は変わっているようだ。しかしアンチ低温焼豚派の私には小ぶりながらも厚切りの焼豚が好ましかった。噛むと言うよりはほぐれる食感で味付けもベスト。

追加した味玉はネーミングの〝出汁打ち込み式〟とあるように黄身にダイレクトに味が付けてあり白身はそのままだが黄身からはほんのりと鰹出汁の香りがした。しかし強気なスープの後では繊細な味を感じる事は困難でもったいなく感じた。

薬味は珍しい玉ねぎのスライス。アッシェよりは麺との絡みも良いが丁寧にさらして灰汁や辛味を抜いているので存在感はほとんど無く、いつ食べたかも気づかないほどだった。

麺は中盤になってもダレる事なくしっかりと芯を持っており余分にスープを吸おうとはしないが、麺間で持ち上げるスープだけでも十分に塩っぱい。先ほどのご高齢の夫妻には耐えられる塩気なのだろうかと心配になった。

麺の甘さと具材の優しさで美味しく食べきったがスープはひとくちも飲めなかった。もはや和え玉をするための塩分のような気がしてきた。

やはり私以外は全員が和え玉を追加しているが二杯目なら少しは薄まるだろう。それでも客の水を飲む回数に塩辛いのは私だけではない事を知った。

計画では茨城県での連食を予定していたのだが喉が灼けてしまい断念し東京に戻る事にした。

私にとってはスープは残念だったが、その分を麺や具材が助けてくれたので採点は70点としてスパコンとの対戦は引き分けとした。これで通算対戦成績は6勝2敗3分 4KOとなり優勢が続く。

最初から和え玉をしない客には味の濃さを変えてくれるシステムがあれば教えてほしいが、凛と張りつめた空気の店内で質問できる雰囲気でもなく無防備ノーガードのままで塩分に叩きのめされた一杯でした。

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