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「塩煮干そば ¥700」@柴崎亭の写真土曜日 薄曇り21:00 先客6名 後客4名

気が付けば京王線。こんな唄が書けそうな深夜前の新宿駅でひとりぼっちになった時、哀しいと思うのかチャンスが来たと思うのか。もちろんチャンス到来の気分だ。友人たちの背中を見送り自宅とは逆方向へ。目的地は当然つつじヶ丘だ。

現在の時刻は20時半と急いで行かないと閉店に間に合わない時間だ。もし電車を乗り違えたらアウトなので慎重に行かなければならないが、ゆっくり電車を選んでいるの場合でもない。先発の準急なのか後発の急行なのか全く分からないまま降りたホームには特急が待っていた。ホームを間違えたようだ。そうこうしていると先発の準急は出発し選択肢は急行だけになった。最初から選択肢などなければ良かったのに。

急行はつつじヶ丘駅に停車する事は勉強したので乗ってしまえばこっちのもんだ。目測では間に合うはずと言い聞かせて店へ向かう。

本日は満員電車の中でメニューを考えることもない。何故なら今週は塩ウィークと題して塩系のラーメンしか食べないしばりを自ら課しているからだ。考える余地はトッピングだけだが、こちらは好物の味玉が無いので追加すら考える必要がない。

急行で新宿から20分と割と早く着いたがラストオーダーまでは時間がなく急いで改札を抜けて線路沿いを進む。店は明るく営業中のようだ。息を落ち着かせ券売機の前へ。

塩系では未食の塩煮干しが気になり、ためらう事なくボタンを押してカウンターに座る。閉店間際なので片付けも始まっているがラーメンだけは落ち着いて食べたい。

着席後わずか3分で我が杯が到着した。この店の中で一番小ぶりな白磁の切立丼の中の姿は、ザ・シンプル。行儀よく整えられた麺の流れが美しくお転婆なはずの具材たちも大人しく見える。

まずはエル・ドラードのように黄金を放つスープをひとくち。先立つのは芳ばしい煮干しの香りだが、その後を誰も追って来ない。嘘だろと自分の味覚を疑ったが全くスープに厚みがない。ハッキリ言うとお湯に煮干し味のオイルを混ぜただけのようなスープだった。

前回の塩そばとは明らかにベースのスープが違っていた。と言うか、たぶん何かの分量を間違えたとしか思えない。

麺を食べてみたが元々湯切りが甘いので味無しスープの中の麺はお湯をくぐらせたつけ麺を食べているように味気ない。もしかしたら塩ダレが底に沈んで混ざっていないのかもとスープを混ぜてみたが少しスープが濁っただけで旨みは変化しなかった。

具材の豚肩ロースの低温焼豚は相変わらず色っぽいがスープに気を取られている間に加熱され灰色になってしまった。味はお湯でしゃぶしゃぶしたように味がない。

メンマはいつも思うが、こちらっぽくない味付けだなと感じる。スープに味がないため余計に下品な味付けに思える。

四苦八苦しながら麺と具材は食べたがスープはひとくちも飲めなかった。この店でスープを飲み干さなかったのは初めてだ。これだけスープを残したのだから店側が不思議に思って味見をしてくれる事を願いながら店を出た。

本当に大事な店だけに何かの間違いであってほしいと心から願う一杯でした。

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