レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
平日 晴天 14:10 先客8名 後客4名〝ニューオープン 探検記〟先ほどは北関東遠征のアジトとしている上野駅前のサウナから徒歩1分の場所にオープンした「らーめん つけ麺 たか虎」で一食目を食べ終えると、昨晩から連食作戦を練っておいた浅草橋にオープンしたコチラへと向かった。実はコチラの新店情報はオープン初日から知っていたのだが、開店二日間限定のワンコインキャンペーンを実施していたのでグランドオープンの初日である本日まで待っていたのだ。このワンコインサービスと聞くと、巷を席巻しているグループ店のオープン戦法が浮かんでくる。すでに挙がっている写真を見ても瓜二つのラーメンばかりが目に入るので、また新たな系列店なのかと思いながらの初訪問となった。前食の上野駅から秋葉原を経由して最寄りの浅草橋に着いたが、地図で見ると近距離に思われるが路線バスもなく乗り換えが必要な電車ルートしかないのが意外だった。駅前を出ると大通りを挟んだ向かい側に開店祝いの花が並んだコチラが見え、昼ピークを外してきた甲斐がたあって行列もなかった。店頭に立つと日本家屋の屋根瓦の軒下が出迎えてくれ、店先の写真メニューから本日のお題を検討してみる。そこには見覚えのあるラーメンの写真が貼られてあるが、やはりどこかのラーメンとリンクしてしまうほど似ている。食べなくても以前のレビューをコピペすれば良いのではと思いながらも、何かしらの新しい出会いがあるかもと期待して暖簾をくぐった。店内に入ると入口左手の券売機から筆頭メニューを飾っている味玉入りの表題を発券して、カウンターに腰を下ろして店内観察を始める。障子などをあしらった和風の内装に、随分と施工費を費やしたと思われる雰囲気だ。そんな個人店とは思えない立派な設えが印象的な店内を、本日は和食の調理服にタオル姿の四人体制で回している。新店舗ながらも経験豊富そうなスタッフが来客を見事にさばいている様子にも、こなれた感じがあり初々しさは見られない。L字カウンターの他にもテーブル席や中待ち席まで完備してある店内には活気が満ちあふれ、手慣れたオペレーションに風格すら感じられる。卓上のウンチク書きを読んでみるとグループ系列店と書き方は似ているが内容に若干の違いが見えたので、直系ではなくモチーフした店なのかもと思った。しかし新店らしからぬ落ち着いた雰囲気の中で待っていると、着席して6分で我が杯が到着した。その姿は白磁の切立丼の中で「以前どこかでお会いしましたよね」的な展開で現れると「人違いでは?」と言い返さんばかりの素知らぬそぶりを見せている。私が知っている限りの鶏清湯系の写真で間違い探しをすれば、絶対に正解する自信がないくらいに類似している。しかし見た目はコピー出来ても、味だけは模写出来るはずがないと信じてレンゲを手に取った。まずは栗梅色のスープをひとくち。表層には不均一な粒子の香味油が覆い、清湯の名に恥じない透明度を誇っている。その澄んだスープを見ると、巷を席巻しているグループ店のスープとは少し違った印象を受けた。それはスープの透明度の高さで、中抜きの冷凍丸鶏で炊いたスープとは明らかに違うクリアさを感じたのだ。鶏主体なのはウンチクからも明確だが、中抜き冷凍丸鶏よりも生ガラが主体となっているように思える。そんな透明感のあるスープに期待しながら口に含んでみると、さっぱりとは言えないが決して油っぽくはない口当たりを最初に感じた。この手のスープに慣れてしまったからかもしれないが、鶏油のクセが少なく感じる。鶏由来の旨みは引き出されていて、不要な雑味は削ぎ落とされているスープだ。そこに合わせるカエシの塩分も控えめに設定されて、どちらかといえば鶏油の甘みの方が際立っていると感じた。続いて麺上げまでジャスト60秒の中細ストレート麺をスープから引き上げてみると、全粒粉のフスマ色素が麺肌をハッキリと染めて、すでにスープを吸い始めているので麺は褐色を帯びて見える。切刃の番手は20番に思われるエッジが鋭く残り、コワモテそうな麺肌がハリの強さを想像させてくれる。そんな中細麺を一気にすすり上げると、類似店よりも薄めに感じた鶏油だったが、十分に潤滑油となって勢いよく滑り込んできた。思った通りのシャープな口当たりで麺自体にはフレッシュな舌触りを感じたが、多少パサつきもあるが粉っぽい麺質ではなく柔らか仕立てになっている。加水率は低そうだなのでグルテンの弾力も少ないのは、外注された麺の回転率が良く鮮度が良さすぎるせいだろうか。私の偏った好みなの問題だが、もう少し熟成したグルテンを感じられるモッチリ感があれば申し分ない。スープはよくあるタイプだったが合わせた麺はモチーフ先とは変えてあるようで、少しばかりの個性を感じられた。それと欲を言えば、茹で麺機の湯が濁っていなければ麺をすすった時に不快な臭いを感じずに済んだかもと思ってしまった。具材のチャーシューは豚肩ロースの低温調理が美しい発色を見せるが、スジ切りが成されてないせいで噛み切れない部分が口に残る。更には下味のソミュール液のスパイス不足で、噛めば噛むほど豚肉特有の獣臭さがにじみ出てくる。赤身の部分だけならば感じなかった不快感は、本来ならば豚肩ロースの持ち味である脂身のサシが裏目に出てしまっていたようだ。追加した味玉は卓上のウンチクには書かれていなかったが、モチーフ先と同じく〝マキシマムこいたまご〟で仕込まれていると想像した。それは、パプリカ由来の着色による不自然な黄身の色から思われた。しっかりと盛り付け直前に温め直してあり黄身の舌触りは良かったが、ワンコインキャンペーン中の多売で仕込みが追いついていないのか全く味の浸みていない普通の半熟ゆで卵だった。これならば追加しなくても良かったと思ってしまった味玉だった。メンマには穂先メンマではなく極太メンマが採用されているが、モチーフ先でも両者の選択は分かれるのでオーナーの好みの問題と思われる。ただ業務用味付けメンマをそのまま使用しているだけなので、手作り感や店のオリジナリティは味わえない。やはり毎日12時間の通し営業となれば全てを店仕込みするわけにもいかず、外注品に頼らなくては仕方ないだろう。薬味には白ネギの角切りが添えてあり、鶏出汁との組み合わせは申し分ない。スープや鶏油の甘みが残る口の中をサッパリとしてくれる効果には、焼鳥のネギマを思い出させるベストマッチと思えた。また葱の鮮度が良いので、シャキッとした軽やかな歯触りがアクセントになってくれる抜群の薬味だった。序盤から柔らかいと思った麺なので中盤以降の歯応えの弱さが気になりながら食べ進んだが、咀嚼の楽しみを味わえず残してしまった。あまりパサついた低加水麺は好みではないが、柔らかすぎる麺も得意ではなく全てを食べ切れずに箸とレンゲを置いてしまった。来店直後までは「はやし田」系列店とばかり思っていたが、異なる点も多くあったので関連性は定かではない。しかし、はやし田リスペクトである事は間違いないと思われるラーメンと確信すると、またひとつ〝またおま系〟の勢力図が拡大したと感じた一杯でした。
オープンしたばかりなのに寄りにも寄ってうるさい客に出くわした! 「レビューをコピペ」...禁断の果実。 「以前どこかでお会いしましたよね」 ...「人違いでは?」会話できる能力まで備えてしまったわけだ! お気持ちお察しします!
本当に厄介者なのは知っておりますが、会話能力は修行中の身ですw
〝ニューオープン 探検記〟
先ほどは北関東遠征のアジトとしている上野駅前のサウナから徒歩1分の場所にオープンした「らーめん つけ麺 たか虎」で一食目を食べ終えると、昨晩から連食作戦を練っておいた浅草橋にオープンしたコチラへと向かった。
実はコチラの新店情報はオープン初日から知っていたのだが、開店二日間限定のワンコインキャンペーンを実施していたのでグランドオープンの初日である本日まで待っていたのだ。このワンコインサービスと聞くと、巷を席巻しているグループ店のオープン戦法が浮かんでくる。すでに挙がっている写真を見ても瓜二つのラーメンばかりが目に入るので、また新たな系列店なのかと思いながらの初訪問となった。
前食の上野駅から秋葉原を経由して最寄りの浅草橋に着いたが、地図で見ると近距離に思われるが路線バスもなく乗り換えが必要な電車ルートしかないのが意外だった。駅前を出ると大通りを挟んだ向かい側に開店祝いの花が並んだコチラが見え、昼ピークを外してきた甲斐がたあって行列もなかった。
店頭に立つと日本家屋の屋根瓦の軒下が出迎えてくれ、店先の写真メニューから本日のお題を検討してみる。そこには見覚えのあるラーメンの写真が貼られてあるが、やはりどこかのラーメンとリンクしてしまうほど似ている。食べなくても以前のレビューをコピペすれば良いのではと思いながらも、何かしらの新しい出会いがあるかもと期待して暖簾をくぐった。
店内に入ると入口左手の券売機から筆頭メニューを飾っている味玉入りの表題を発券して、カウンターに腰を下ろして店内観察を始める。障子などをあしらった和風の内装に、随分と施工費を費やしたと思われる雰囲気だ。そんな個人店とは思えない立派な設えが印象的な店内を、本日は和食の調理服にタオル姿の四人体制で回している。新店舗ながらも経験豊富そうなスタッフが来客を見事にさばいている様子にも、こなれた感じがあり初々しさは見られない。L字カウンターの他にもテーブル席や中待ち席まで完備してある店内には活気が満ちあふれ、手慣れたオペレーションに風格すら感じられる。卓上のウンチク書きを読んでみるとグループ系列店と書き方は似ているが内容に若干の違いが見えたので、直系ではなくモチーフした店なのかもと思った。しかし新店らしからぬ落ち着いた雰囲気の中で待っていると、着席して6分で我が杯が到着した。
その姿は白磁の切立丼の中で「以前どこかでお会いしましたよね」的な展開で現れると「人違いでは?」と言い返さんばかりの素知らぬそぶりを見せている。私が知っている限りの鶏清湯系の写真で間違い探しをすれば、絶対に正解する自信がないくらいに類似している。しかし見た目はコピー出来ても、味だけは模写出来るはずがないと信じてレンゲを手に取った。
まずは栗梅色のスープをひとくち。表層には不均一な粒子の香味油が覆い、清湯の名に恥じない透明度を誇っている。その澄んだスープを見ると、巷を席巻しているグループ店のスープとは少し違った印象を受けた。それはスープの透明度の高さで、中抜きの冷凍丸鶏で炊いたスープとは明らかに違うクリアさを感じたのだ。鶏主体なのはウンチクからも明確だが、中抜き冷凍丸鶏よりも生ガラが主体となっているように思える。そんな透明感のあるスープに期待しながら口に含んでみると、さっぱりとは言えないが決して油っぽくはない口当たりを最初に感じた。この手のスープに慣れてしまったからかもしれないが、鶏油のクセが少なく感じる。鶏由来の旨みは引き出されていて、不要な雑味は削ぎ落とされているスープだ。そこに合わせるカエシの塩分も控えめに設定されて、どちらかといえば鶏油の甘みの方が際立っていると感じた。
続いて麺上げまでジャスト60秒の中細ストレート麺をスープから引き上げてみると、全粒粉のフスマ色素が麺肌をハッキリと染めて、すでにスープを吸い始めているので麺は褐色を帯びて見える。切刃の番手は20番に思われるエッジが鋭く残り、コワモテそうな麺肌がハリの強さを想像させてくれる。そんな中細麺を一気にすすり上げると、類似店よりも薄めに感じた鶏油だったが、十分に潤滑油となって勢いよく滑り込んできた。思った通りのシャープな口当たりで麺自体にはフレッシュな舌触りを感じたが、多少パサつきもあるが粉っぽい麺質ではなく柔らか仕立てになっている。加水率は低そうだなのでグルテンの弾力も少ないのは、外注された麺の回転率が良く鮮度が良さすぎるせいだろうか。私の偏った好みなの問題だが、もう少し熟成したグルテンを感じられるモッチリ感があれば申し分ない。スープはよくあるタイプだったが合わせた麺はモチーフ先とは変えてあるようで、少しばかりの個性を感じられた。それと欲を言えば、茹で麺機の湯が濁っていなければ麺をすすった時に不快な臭いを感じずに済んだかもと思ってしまった。
具材のチャーシューは豚肩ロースの低温調理が美しい発色を見せるが、スジ切りが成されてないせいで噛み切れない部分が口に残る。更には下味のソミュール液のスパイス不足で、噛めば噛むほど豚肉特有の獣臭さがにじみ出てくる。赤身の部分だけならば感じなかった不快感は、本来ならば豚肩ロースの持ち味である脂身のサシが裏目に出てしまっていたようだ。
追加した味玉は卓上のウンチクには書かれていなかったが、モチーフ先と同じく〝マキシマムこいたまご〟で仕込まれていると想像した。それは、パプリカ由来の着色による不自然な黄身の色から思われた。しっかりと盛り付け直前に温め直してあり黄身の舌触りは良かったが、ワンコインキャンペーン中の多売で仕込みが追いついていないのか全く味の浸みていない普通の半熟ゆで卵だった。これならば追加しなくても良かったと思ってしまった味玉だった。
メンマには穂先メンマではなく極太メンマが採用されているが、モチーフ先でも両者の選択は分かれるのでオーナーの好みの問題と思われる。ただ業務用味付けメンマをそのまま使用しているだけなので、手作り感や店のオリジナリティは味わえない。やはり毎日12時間の通し営業となれば全てを店仕込みするわけにもいかず、外注品に頼らなくては仕方ないだろう。
薬味には白ネギの角切りが添えてあり、鶏出汁との組み合わせは申し分ない。スープや鶏油の甘みが残る口の中をサッパリとしてくれる効果には、焼鳥のネギマを思い出させるベストマッチと思えた。また葱の鮮度が良いので、シャキッとした軽やかな歯触りがアクセントになってくれる抜群の薬味だった。
序盤から柔らかいと思った麺なので中盤以降の歯応えの弱さが気になりながら食べ進んだが、咀嚼の楽しみを味わえず残してしまった。あまりパサついた低加水麺は好みではないが、柔らかすぎる麺も得意ではなく全てを食べ切れずに箸とレンゲを置いてしまった。
来店直後までは「はやし田」系列店とばかり思っていたが、異なる点も多くあったので関連性は定かではない。しかし、はやし田リスペクトである事は間違いないと思われるラーメンと確信すると、またひとつ〝またおま系〟の勢力図が拡大したと感じた一杯でした。