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「正油ラーメン + 半熟味付玉子」@麻布ラーメン 芝4丁目店の写真 最近食べたラーメン、異様にスープが少なかったり、麺が少なかったり。しかも、それが結構「美味い」ものだから、自分の中のどこかに「ブレ」「歪み」が生じて……「ラーメン自律神経失調症」とでもいいましょうか。こんなとき、千葉に住んでいた頃なら直ちに「赤坂味一」で「通院治療」、改めて「ラーメンのなんたるか」をビシッと叩き込んでもらって治すんですが……とにかく「フツーのラーメン」を食べたい、そんな思いで「麻布ラーメン 芝四丁目店」へ(20日夜)。
 田町駅から少し離れた第一京浜沿い、安っぽい黄色の路上看板、黄色いネオン管の看板はあちこち壊れ、店外の券売機は電気が点いたり消えたり……まさに、「場末」感満載の店構え。とりあえずフツーに、「正油ラーメン」(700円)に「半熟味付玉子」(100円)のボタンをポチッとな。店内は、一本カウンターに立ち食い席、仕事帰りのサラリーマンや、近所の店員さんが黙々と食べる中、雑音混じりのFM放送が漂います……丼は約3分で到着。
 フツーサイズのドンブリに、ナミナミと注がれたアツアツの茶濁スープ。当然のように麺はスープの下に隠れ、パラパラと浮く背脂……ごくフツーの丼姿ですが、今の私には拝みたくなるほど「神々しい」お姿。では、スープを一口……豚骨主体の動物系が前面ですが、鶏ガラも使っているようで、実にソフトなコク。野菜のスッキリした甘味に背脂がほの甘さを加えて、ベース・スープでカエシのエッジを包み込むような、「丸い」仕上り。ごくフツーの味わいですが、「フツー」でないラーメンばかりとなった昨今、キラリと光るものがありますな。
 麺は、細めの中太縮れ。ポテッとした親しみやすい甘味があって、スープの甘味と極自然に溶け合います。ゆで加減もちょうどフツーの仕上がりですが、ダレはかなり早い。具材はチャーシュー、メンマ、海苔に追加の味玉で、薬味は卓上のネギ、辛モヤシを自分で適量入れる方式。チャーシューは薄めのバラロール2枚、メンマともどもフツーの味わい。しかし特筆は味玉で、見事にトロリと仕上がった黄身、繊細な味付けでスープとの相性もよく、かなりハイレベルな仕上がりで、ちょっと驚きました。
 ―――オジさんはもう古いのかも知れませんが……ビジネスマンに「ビジネス・マナー」があるように、ラーメンにも「礼儀」ってものがあるような気がします。十分な量の麺に、アツアツのスープをタップリ注ぐ……味はどうあれ、まずはここからはじまるような気がするのですが……人間の付き合いが「挨拶」ではじまるように。しかし、「挨拶」抜きでいきなり「本題」に切り込み、かなり「無礼」な割にはなぜか「美味い」、そんなラーメンが最近多い。確かに美味いんですが、オジさんは気持ち良くはないんだよな……その点今日の一品は「礼節」をわきまえ、まさにラーメンの「矜持」を示した一品。こういう一品には、「赤坂味一」同様、感謝の意を込め謹んでこの点数を差し上げることにしています。ごちそうさまでした。

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