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夜が明けてもどんどん冷え込み、お昼すぎには最低気温を記録して、ミゾレ交じりの雨が雪に変わるという、なんとも憂鬱な気候の金曜日(27日)。しかしこんな日は、私のような行列嫌いが人気店に挑戦するチャンスでもあります。仕事帰り、青山の新店「づゅる麺 AOYAMA」へ。 ビル1階の飲食街、その一番端っこにお店はあります。店の外には券売機、とりあえず「味玉つけ麺」(850円)をポチッとな。引き戸を開けると、落ち着いた雰囲気の店内、テーブル席では洒落たビジネス・スーツを着こなした美男・美女のグループが「会食」中で、いかにも「青山一丁目」といった雰囲気。私が普段食べ歩く新橋、門仲あたりとは、「異次元」の世界ですな……丼は、約8分で到着。 では、つけ汁を一口……おぉぉ、これは美味い。丸鶏・鶏がら・モミジや香味野菜を煮込んで乳化させ、これにカツオ・サバ・サンマ節を加え、さらに煮込んでいると聞いておりましたが……「煮込み」のせいか、動物系と魚介系が深く滑らかに「融合」し、お互いの風味を強く「補完」しあって、鶏でもカツオでもない、全く別の味に昇華しています。おかげで、鶏だけを感じようとしても、鶏らしくない「野太い」コクに驚き、カツオを感じようとしても、カツオらしくない「優しさ」にまた驚く……さらに、カエシの風味も独特で、「中性的」なスープの表情に、どこか物憂げな影をおとすようなタッチ。 麺は黄色い太ちぢれ。北海道産小麦3種にデュラムセモリナ粉を加えているとのことですが、まずは一口……いやもう、なんとも「ハキハキ」した明快な甘みで、これも美味い。モッチリとした歯応えで、噛むほどにグングン陽気な味わいが口内に広がって……麺自体に味が付けてあるのではないかと思うほど。この麺とつけ汁を合わせれば何が起こるか、もはや自明ですな。早速、麺をつけ汁につけ、ズバァ~~ッといきますと……「陰」と「陽」のぶつかり合いが生んだのは、意外にも「スマート」な甘さ。噛むほどに、「光」と「影」がおりなす様々な表情が楽しめますが、どの表情も涼しげで、舌の上にスッと広がる「静謐」…… 具材は、短冊状のチャーシューに、メンマ、キャベツ、味玉。チャーシューはスープとのバランスを重視、メンマは思い切って濃い目に味付け、キャベツでサラリと受け流してシャキシャキ感を加えるという……なんともメリハリのきいた「配役」。味玉も一見素直な味付けですが、スープと絡ませるとグッと味わいが豊かになるという、凝った仕掛けです。 さらに特筆はスープ割り。アジ、ウルメ干でとったラーメンのWスープ用の魚介出汁で割ったつけ汁は、それまでの物憂げな影が薄れ、透明感がみなぎって、雲間からキラキラと光がこぼれるような味の美しさで、なんとも見事なクライマックス。 ―――「光と影」そして「陰と陽」、それらを併せ持つ涼しげな微笑みをたたえた、「中性的」で、ある意味「神秘的」な一杯。例えていえば、「モナ・リザ」の前に立ち尽くすような……その微笑みに魅入られて、ウットリとため息をつくしかないオジさんなのでした。
こんにちは こちらの新店にさっそく行かれていたんですね! 美しい喩えの表現・・・なんだかとても食べに行きたくなってしまいました(笑) 最後のスープ割りが見事なお店は印象が良くなりますよね 今月中には一度行ってみようと思います
どうもです!! なかなかの一杯だったようですね~ 青山界隈はあまり足を運ばない地域なのですが、 野球観戦を絡めた訪問を検討中ですww 水道橋界隈と青山界隈、球春到来後、攻略開始したいと思います!!
ビル1階の飲食街、その一番端っこにお店はあります。店の外には券売機、とりあえず「味玉つけ麺」(850円)をポチッとな。引き戸を開けると、落ち着いた雰囲気の店内、テーブル席では洒落たビジネス・スーツを着こなした美男・美女のグループが「会食」中で、いかにも「青山一丁目」といった雰囲気。私が普段食べ歩く新橋、門仲あたりとは、「異次元」の世界ですな……丼は、約8分で到着。
では、つけ汁を一口……おぉぉ、これは美味い。丸鶏・鶏がら・モミジや香味野菜を煮込んで乳化させ、これにカツオ・サバ・サンマ節を加え、さらに煮込んでいると聞いておりましたが……「煮込み」のせいか、動物系と魚介系が深く滑らかに「融合」し、お互いの風味を強く「補完」しあって、鶏でもカツオでもない、全く別の味に昇華しています。おかげで、鶏だけを感じようとしても、鶏らしくない「野太い」コクに驚き、カツオを感じようとしても、カツオらしくない「優しさ」にまた驚く……さらに、カエシの風味も独特で、「中性的」なスープの表情に、どこか物憂げな影をおとすようなタッチ。
麺は黄色い太ちぢれ。北海道産小麦3種にデュラムセモリナ粉を加えているとのことですが、まずは一口……いやもう、なんとも「ハキハキ」した明快な甘みで、これも美味い。モッチリとした歯応えで、噛むほどにグングン陽気な味わいが口内に広がって……麺自体に味が付けてあるのではないかと思うほど。この麺とつけ汁を合わせれば何が起こるか、もはや自明ですな。早速、麺をつけ汁につけ、ズバァ~~ッといきますと……「陰」と「陽」のぶつかり合いが生んだのは、意外にも「スマート」な甘さ。噛むほどに、「光」と「影」がおりなす様々な表情が楽しめますが、どの表情も涼しげで、舌の上にスッと広がる「静謐」……
具材は、短冊状のチャーシューに、メンマ、キャベツ、味玉。チャーシューはスープとのバランスを重視、メンマは思い切って濃い目に味付け、キャベツでサラリと受け流してシャキシャキ感を加えるという……なんともメリハリのきいた「配役」。味玉も一見素直な味付けですが、スープと絡ませるとグッと味わいが豊かになるという、凝った仕掛けです。
さらに特筆はスープ割り。アジ、ウルメ干でとったラーメンのWスープ用の魚介出汁で割ったつけ汁は、それまでの物憂げな影が薄れ、透明感がみなぎって、雲間からキラキラと光がこぼれるような味の美しさで、なんとも見事なクライマックス。
―――「光と影」そして「陰と陽」、それらを併せ持つ涼しげな微笑みをたたえた、「中性的」で、ある意味「神秘的」な一杯。例えていえば、「モナ・リザ」の前に立ち尽くすような……その微笑みに魅入られて、ウットリとため息をつくしかないオジさんなのでした。