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「TOKYO味噌らーめん」@TOKYO味噌らーめん A.O.の写真 帰り道(25日)、ちょいと八重洲の本屋に寄ろうと考え、その前に神田の「麺屋武蔵 神山」をのぞきますが……19時半にしてすでにスープ切れ終了、私には縁のなさそうな店ですな。仕方なく方針変更、大手町「A.O.」へ。
 あの都立家政「麺や 七彩」の阪田氏がプロデュースしたというこのお店、興味津々でしたが……エリート様が集う街ゆえ、「築地・新橋オヤジ」の私としては、なかなか足が向きませんでした。重厚なオフィスビル地下の広大なレストラン街、こういう場所にイカニモありがちな蕎麦屋やパスタ屋が居並ぶ中、外装にガラスを多用したオープンな雰囲気の「A.O.」は、新店らしく「颯爽」とした店構え、カウンターや椅子にも寿司屋のような清潔感が漂います。 券売機は入口右手、とりあえず一番左上の「TOKYO味噌らーめん」(770円)をポチッとな。アジア系のフロア係さんに食券を渡すと、丼は約4分で到着。
 では、スープを一口……うん、イケますなぁ。味噌は「大豆1:米2」の米味噌だという「江戸甘味噌」、赤味噌のような野太さはありませんが、深いコクとやわらかな甘み、さらに米麹がフワリとしたほの甘さを絡めて、なかなか奥行きのある味わいです。丸鶏、煮干し、昆布からとったというキレのあるベース・スープに、牛脂が甘味を帯びた独特の風味を加えて……豊かな広がりを感じさせつつ、江戸前の「キップの良さ」を感じさせる味に仕上がっています。牛脂のせいで油分はかなり多め、江戸甘味噌は塩分少なめとのことですが、スープ全体としては塩分やや高め。
 麺は、中太の丸麺ストレート。粘度低めの上に油分でサラサラのスープに、何でこの麺かとも思いましたが、加水率を抑えて麺にスープを吸わせる作戦のようです。固めのゆで加減でカッチリしたコシ、ホクホクとした上品な甘味が、スープのサラリとした甘味ともよく絡みますが……麺量がやや少ないため、スープがしみ込む前に食べきってしまいます。
 具材はチャーシュー、モヤシにネギのみと、いたってシンプル。このチャーシュー、ミディアムレア程度に火を入れた肩ロースで、「ロースト・ポーク」的な仕上がり。下味のみの味付けで、肉のうま味だけで勝負しようという企画ですが……素材自体の風味が不足気味で、やや企画倒れか。コシと歯切れのよいこの麺に、モヤシをどう絡めようとしたのかも、イマイチ不明です。
 ―――「江戸甘味噌」の風味を最大限に引き出したこのスープ、その完成度は驚くほど。しかし、この麺のチョイスはいかがかな……スープを吸わせるより、絡ませた方がよかったかも。ちなみに、この店の箸はプラスチック製のツルツルした表面のもの。油分をタップリまとった麺とモヤシにこの箸は、なかなか辛いものがあります。やっぱ、俺も「My箸」に移行すべきでしょうか。でもなぁ……箸を洗う姿から、カミさんに食べたラーメン量を把握されそうで、ちょっとオジけるオジさんなのでした。

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