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「塩そば」@三馬路 東京店の写真2022年2月16日(水)

昨夜は会社帰りに寄り道をしてこちらの店を初訪問。

元々「三馬路」は1941年創業の福岡初のラーメン屋であり、そこで修行された「五馬路」の店主の義弟が開業した「馬うま」が屋号を復活させたそうです。

昨年東京駅キッチンストリートの「馬うま」で間借り営業を始めたものの、知らない間に閉業したかと思いきや昨年末に神田駅の側に店舗を構えた様です。

18時23分に到着すると、店内には先客が僅か2名のみの状況です。

先ずは「塩そば」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと待つ事4分ほどでラーメンが到着です。

微かに燻んだスープには油と微塵切りのネギが浮いていて、ストレート中細麺の上には薬味を添えたチャーシュー、刻みネギ、ホウレン草が乗っています。

尚、チャーシューに乗った薬味はデュクセル(椎茸とポルチーニのペースト)と柚子ペーストとの事です。

先ずはスープを飲んでみると、適度でいて輪郭を鮮明に帯びた塩味と共に、素材の旨味が幾多にも織り重なった出汁の味わいが口の中に広がります。

出汁は鶏や魚介節と煮干しに加えて浅利や昆布との事ですが、初めは浅利が際立ちつつも飲み進めるに連れて次第と乾物魚介が強さを増す印象です。

ただ、各々の風味は調和すると言うよりも輪郭を明確に保っていて、蘊蓄を読まなくとも自らの舌で正解を導き出せるほど分かり易く効いています。

尚、乾物魚介は苦味や酸味を伴う事なく風味だけが抽出されていて、鶏の旨味や昆布の甘味が土台を支えつつも味わいに適度なコクを与えています。

次に麺を食べてみると、多加水寄りの中細麺が僅かに硬めに茹でられていて、風味には些か欠けるものの靱やかなコシと滑らかな喉越しを感じます。

そして、中細麺にはスープが過不足なく絡み込み、啜り上げると共にスープが口の中に運び込まれる事で出汁の多様な旨味が舌に存分に伝わります。

次にチャーシューを食べてみると、豚肩ロースの煮豚と鶏胸肉のレアチャーシューが何れも若干厚めにスライスされています。

豚肩ロースは軽めに味付けされていて、噛み締めると歯応えに肉質の弾力を感じると共に、赤身の旨味や脂身の甘味が舌に極めて鮮明に伝わります。

一方、鶏胸肉は極僅かに塩味を帯びていて、肉質は若干パサ付き気味ではあるものの、噛み締めると鶏胸肉の淡白な味わいが舌に素直に伝わります。

次にデュクセルを味見してみると、微塵切りの椎茸やポルチーニがオリーブオイルを始めとする植物油でペースト状に伸ばされている様に感じます。

また、柚子ペーストを味見してみると、微塵切りの柚子皮が主体を占めてはいるものの、食感からは大根下ろしが若干混ぜられている様に感じます。

そして、それらをスープに解いてみると、柚子ペーストにより若干清涼感が増すものの、デュクセルの与える味変効果は至って希薄である印象です。

食べ終えた感想ですが、良く出来たラーメンではあるものの、残念ながら私個人的にはさほど印象に残る味わいではありませんでした。

出汁は存分に効いてはいるものの若干一体感に欠けていて、尚且つデュクセルを使っている事から既視感がどうにも否めない印象です。

どうせであれば、嘗ての「三馬路」が提供していた豚清湯をモチーフに研き上げたメニューの方が屋号を復活させる意味が伝わり易い様に感じます。

改めて訪れる機会があれば、次回は「醤油そば」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

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