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「潮ラーメン」@だしかのの写真2022年5月3日(火・祝日)

本日は関西で今話題のこちらの新店を初訪問。

凡ゆる旨味を存分に詰め込んだ拘りの一杯が人気を博している様です。

13時18分に到着すると、店の前では8名の先客が入店待ちの状況です。

列の先頭に達すると共に食券の購入を促され、先ずは目当てである「潮ラーメン」の食券を購入しました。

そして、待つ事40分ほどで店内に案内され、席に着いて更に待つ事11分ほどで待望のラーメンが到着です。

黄金のスープは旨味で軽く濁っていて、細麺の上にはチャーシュー、刻みネギや紫玉ネギ、粒胡椒、ラスク、ドライトマトが乗っています。

そして、別の小皿にはドライトマトムースが添えられていて、店側の説明では好みのタイミングで加えて味変を楽しんで欲しいとの事です。

尚、蘊蓄によるとスープには「イノシン酸、グルタミン酸、グアニル酸、コハク酸、アミノ酸」等の様々な旨味が含まれているとの事です。

先ずはそのスープを飲んでみると、穏やかでいて輪郭を保った塩味と共に、出汁の様々な旨味が一体となって舌に怒涛の如く押し寄せます。

尚、自ら舌で判別した旨味成分を店の蘊蓄に沿う形で以下にカテゴリー別に整理します(笑)

●イノシン酸
→豚肉
●グルタミン酸
→豚骨、鶏ガラ、昆布
●グアニル酸
→乾貝(恐らく帆立の貝柱)
●コハク酸
→浅利或いは蛤
●アミノ酸
→上記のイノシン酸同様の豚肉

総じてイノシン酸やグルタミン酸とコハク酸が主体であるものの、本来は冷めると出易い筈であるコハク酸が何故か次第と薄れる印象です。

兎に角旨味の宝庫と言っても過言ではない豊潤な味わいで、万人が受け入れ易いと思われる極めて秀逸なバランスに纏め上げられています。

次に麺を食べてみると、多加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、風味と共に靱やかなコシや滑らかな喉越しを見事に兼ねています。

そして、細麺にはスープが存分に絡み込み、噛み締めると小麦の甘味と分厚いスープの旨味が重なる事で味わいに一段と深みが増す印象です。

次にチャーシューを食べてみると、低温調理で仕上げた豚肩ロースのレアチャーシューがスライサーを使用して極薄にスライスされています。

肉質は至ってシンプルに味付けされていて、噛み締めると薄らと帯びた塩味が背景となって赤身の旨味や脂身の甘味が舌に素直に伝わります。

一方、カリッと焼かれたラスクにはガーリックバターが塗られていて、それが少しづつ流れ落ちる事でスープに新たな味わいを与えています。

そして、ドライトマトムースをスープに加えて飲んでみると、トマト感が出過ぎる事なくグルタミン酸の旨味が一段と嵩上げされる印象です。

食べ終えた感想ですが、間違いなく素晴らしい味わいではある反面、ラーメンと捉えると今一つハマり切っていない印象が否めませんでした。

これは私の持論ですが、ラーメンの魅力は決して旨味の密度や多彩さではなく、旨味を重ねる事で生み出されるフックであると考えています。

そう言う意味では、こちらのラーメンは些かガチャガチャとした騒がしい味わいである様に感じると言うのが私の偽りの無い率直な感想です。

とは言え、こんな面倒な感想を持つのは一部のラーメン狂ぐらいで、大部分の方々にとっては間違いなく美味しいと感じる一杯だと思います(実際に私もその様に感じています)。

ご馳走さまでした。

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