レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
「ひるがお」の真骨頂といえば魚介系の「巧み」な旨みですが、今度の限定は「山菜牛塩そば」(850円)、動物系のスープのようで興味津々。月曜昼(20日)、新宿方面の用事をトットと済ませ、「限定20食」がなくならないうちに昼時前に訪店。 さて、そのスープですが……さすが「ひるがお」、これ見よがし的な「焼肉スープ」などではもちろんなく、「牛」独特のコクを敢えてジンワリとにじませ油分も控えめ、さらに塩ダレの使い方も、味の「輪郭線」をワザとぼかすような、ヤンワリとしたタッチ。なにかこう……「春がすみ」のかかる農村風景を眺めているような、穏やかな気分にしてくれるスープです。 麺は細麺ストレート、少し柔らかめのゆで加減で、その「しなやか」さが「流水文」のようなシンボリックなイメージを与えて……「春がすみ」スープと織り成す「様式美」が、「日本画」を鑑賞しているような「落ち着き」を与えます。 具材は、ミニ・ハンバーグのような牛肉団子、メンマ、ワラビなど山菜各種。牛肉団子や山菜は、いずれも丁寧に炭火で炙ってあり、焼き目のついたワラビなどは、変わった趣向でなかなかの珍味。メンマも穂先のいい部分を使っており実に風味豊か、牛肉団子も敢えて脂を抑えてタマネギなどを練り込んだもので、サッパリした味・食感がスープによく合います。ただし、少し焦げて破片状に散らばる山菜には、フキノトウなどが混じるのか、やや苦味が感じられたのが、ちょっと残念。 ―――桜が咲き誇る農村風景を、日本画風の「様式美」で表現したような一品。それを「牛塩」でまとめるイキなやり方が、いかにも「ひるがお」さん的ですが……ガツガツ・ドロドロとした「リアリズム」がウケる昨今、アンチテーゼというには、あまりにもナイーブな一品。卓上のブラック・ペッパーを入れれば、すぐに「あ、『焼肉スープ』だ」と気づいてもらえるんですけどね……それをサジェスチョンすらしない「気位」に、また惚れ直してしまった、オジさんなのでした。
さて、そのスープですが……さすが「ひるがお」、これ見よがし的な「焼肉スープ」などではもちろんなく、「牛」独特のコクを敢えてジンワリとにじませ油分も控えめ、さらに塩ダレの使い方も、味の「輪郭線」をワザとぼかすような、ヤンワリとしたタッチ。なにかこう……「春がすみ」のかかる農村風景を眺めているような、穏やかな気分にしてくれるスープです。
麺は細麺ストレート、少し柔らかめのゆで加減で、その「しなやか」さが「流水文」のようなシンボリックなイメージを与えて……「春がすみ」スープと織り成す「様式美」が、「日本画」を鑑賞しているような「落ち着き」を与えます。
具材は、ミニ・ハンバーグのような牛肉団子、メンマ、ワラビなど山菜各種。牛肉団子や山菜は、いずれも丁寧に炭火で炙ってあり、焼き目のついたワラビなどは、変わった趣向でなかなかの珍味。メンマも穂先のいい部分を使っており実に風味豊か、牛肉団子も敢えて脂を抑えてタマネギなどを練り込んだもので、サッパリした味・食感がスープによく合います。ただし、少し焦げて破片状に散らばる山菜には、フキノトウなどが混じるのか、やや苦味が感じられたのが、ちょっと残念。
―――桜が咲き誇る農村風景を、日本画風の「様式美」で表現したような一品。それを「牛塩」でまとめるイキなやり方が、いかにも「ひるがお」さん的ですが……ガツガツ・ドロドロとした「リアリズム」がウケる昨今、アンチテーゼというには、あまりにもナイーブな一品。卓上のブラック・ペッパーを入れれば、すぐに「あ、『焼肉スープ』だ」と気づいてもらえるんですけどね……それをサジェスチョンすらしない「気位」に、また惚れ直してしまった、オジさんなのでした。