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「中華蕎麦 + 味付け玉子」@豚骨醤油 蕾の写真 蒸し暑い南風が吹く土曜日(23日)、今日も今日とて休日出社。仕事は意外に早く片付きましたが、今日は家族がお出かけのため、夕食を食べて帰らねばなりません。ちょいと考えて夕暮れの大井町へ。
 目的地は「蕾」ですが、土曜夜のみ「中華蕎麦 蕾」と改名、松戸某店のインスパイヤを出すのだとか。しかも、某店と違って、あまり並ばずにすむと聞いておりましたが……18時半到着で店内5名待ち。もっとも、客が一斉に入れ替わるタイミングだったようで、ほぼ待ち時間ゼロでカウンターへ。注文は「中華蕎麦」(800円)と「味付け玉子」(100円)。
 カウンターから製造工程を見学しておりましたが、スープの注ぎ方が面白い。カエシをあけた丼にまず一度スープを入れて麺を投入、その後もう一度寸胴のスープの上澄みのあたりを丁寧にすくって、丼へ。「二段仕込み」とでもいいましょうか、なにやら意図があるようです。麺ゆでにはかなり時間がかかるため、丼は約10分で到着。
 では、スープを一口……カエシを敢えて控え、ポッテリと濃厚な豚骨を前面に押し出しながら、その奥深くまでカツオ節やサバ節の風味がしみ透っておりまして……しかし、「二段仕込み」のせいか、スープ上層はサラサラ感がやや強く、濃く深い味わいの割に飲みやすい。見かけによらず、「スマート」な印象ですな。
 麺は、菅野製麺製と聞く太麺のストレート。「小麦密度」の高そうなガッシリした麺で、モチモチ・ギシギシとした噛み応え。食感は十分濃厚スープとバランスしていますが、味わいがちょっと淡白かな。アブラ・ギッシュで濃厚・豊潤な「石原裕次郎」系のスープに対し、この麺は「草薙剛」系とでもいいましょうか……彫りは深いが、やや無表情。
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。基本的にはどれも相当ハイレベルなクォリティですが、問題はスープとの味のバランス。「二段仕込み」のスープ下層は、カエシがかなり強めに効いていて塩味強め。これに対して、チャーシュー・メンマは薄味仕上げで、味玉は塩味強め。食べる順番を間違えて、後半に味玉を食べると結構つらい……
 ―――「二段仕込み」のスープが見せる味の変化、後半グングンとキレを増し、濃厚な割に食べ飽きしないという、よく考えられた一杯。ただし、この味の変化が、具材の味付けを決めづらくしていますな……ま、前半に味玉を食べ、後半にチャーシュー・メンマを食べれば問題ないのですが、そんなこと初めからは分かりません。あとは、「草薙」系の麺が「明るさ」を取り戻せば……まだまだ美味しくなりそうな、可能性を感じさせる一杯でした。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは。
おっ、蕾の某店インスパイアですね!
「二段仕込み」はアブラを浮かせたいため?と思いましたが、もう少し深い意図があるようですね。
milesさんが読み解かれる様子を興味深く拝見しました!
味に変化がつくんですね。
そういえば、「土佐っ子」系はそういうのが多いな、とふと思い出しました。あれは、単にかえしを混ぜてないだけかもしれませんが。
「草薙」麺は、露出好きなだけにつけ麺のほうが合いますかね(失礼しましたw)

Eスト | 2009年6月1日 11:49