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「生姜中華そば」@㐂九八 ~garage~の写真2023年12月9日(土)

本日は鶴ヶ島に泊まったついでに気になっていたこちらの店を初訪問。

こちらは和食出身の店主が青梅に開業した「㐂九家」の2号店との事です。

尚、元々は高坂の某店に行く予定でしたが、臨休で振られた事から急遽こちらを訪れた次第です。

10時38分に到着すると、店内には先客が誰も見当たらない状況です。

先ずは「生姜中華そば」の食券を購入し、着席して食券を渡すと4分ほどでラーメンが到着です。

透明なスープは濃いめな琥珀色を帯びていて、緩やかに波打った中太平打ち麺の上にはチャーシューに配われる形で針生姜、バラ海苔、ナルト、三ツ葉、刻みネギが添えられています。

先ずはスープを飲んでみると、適度に効きつつも丸みを帯びた塩味と共に、膨よかでいて雑味が希薄な出汁の旨味が口の中に広がります。

出汁は昆布に動物系との事ですが、昆布が味わいを占める背後で鶏やタレ由来と思しき魚介の風味が密かに介在している様な気がします。

また、後味からは貝類を彷彿とさせる微かな余韻を感じるものの、他の旨味に遮断されて存在の有無を判別するのは些か困難な状況です。

一方、タレは白醤油を基軸とした構成であり、極めて円やかな塩味と共に発酵で糖化された小麦の甘味を違和感なく与えている印象です。

次に麺を食べてみると、多加水寄りの中太麺が適度な硬さに茹でられていて、モッチリとした弾力と共に瑞々しい小麦の風味を感じます。

そして、平らな麺にはスープが存分に絡み込み、噛み締めるとスープの塩味が背景となって小麦の甘味が一段と鮮明に浮かび上がります。

次にチャーシューを食べてみると、大振りな豚肩ロースの煮豚が若干厚めにスライスされています。

肉質はパサ付く事なく柔らかな弾力を帯びていて、尚且つ味付けが控えめである事から赤身の旨味や脂身の甘味が舌に存分に伝わります。

次に針生姜とバラ海苔を麺に絡めつつ食べてみると、それらの風味が加わる事で味わいに豊潤な膨らみと共に緩やかなキレが生まれます。

とは言え、生姜の存在感は期待していたよりもライト寄りであり、あくまでも昆布の旨味に寄り添う様にさり気なく効いている程度です。

食べ終えた感想ですが、和食職人としての経歴が垣間見える仕上がりであり、素材の持ち味が素直に引き出された気品溢れる一杯でした。

ただ、些か上品過ぎる一杯であり、魅了される様なフックに若干欠けている印象が否めませんでした。

改めて訪問する機会があれば、次回は一転してパンチが期待出来そうな「しらすと生のりの山葵和えそば」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

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